ともせ
砂木

くり抜かれた 口
墓のない 足 が
まじないを 諭す

延びて来る真っ赤な歌
電車を塞ぐ 
幾すじ もの 人柱

青は赤へ
赤は青へ

そこは どこへ 行く
それは 空虚へ 落下

ぎじりぎしり 抜けた タイヤ

ふかした鉄くず 握りしめ
ない力に 明かり 求めてる


自由詩 ともせ Copyright 砂木 2004-09-13 23:46:37
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