風呂上りの
君のお尻をムニムニした
ほの温かくて
無防備だった
心が休まる
柔らかさだった

パンツ穿く前に
もういちどムニムニさして・・・
けっして色っぽくはないけど
夫婦の幸せ ....
{引用=

夢 やぶれ
    て 帰途

どこからか
いしころ一個の
うなり声}

       んんん ん
 
           ああああああ

        ええ ....
デリーさんご指名です

かんかんかんの スッカラカラ
カラッカラッの すっかんかん
男日照りが長いので
名前をデリーにした


彼はあの子とアパート泊
私は客とホテル泊

「愛は ....
縁側
手相を診てあげる
と広げさせた手のひらの大きな皺は
私とそっくりで
  ああ、こんなところにも
  血が隠れとった
と同じ眉をして笑った

  今年も本家から柿が届いたから
  ....
その少女の玉手箱は
最上階の右から三番目

上りきるとすでに
玄関のドアは少し開けられて
少女は風に挨拶をしながら
俺を見ている

「きょうはなにしてあそぶ?」

部屋に入るとすぐ ....
  


とうさん


せんせいのおはなしには

ぼくらでてこなかったね


ぼくやまねこさんのように

どんぐりのさいばんしたかったな


くらむぼんみたいな友達ほし ....
  


帯解寺の帰り道

奈良の盆地の五月晴れ

水田 若穂に 渡る風

あぜ道 道草 帰り道

生まれくるもの帰り道


生まれゆくもの帰り道
   


 ....
デートですか
どこに行きますか

映画の後にお茶でしょうか
順当ですね


ところで春ですから

サルスベリの下でりんごでも齧りましょうか


芯はくださいね


紅茶に ....
彼が台所で欲情した

ごめん

もう




私は誰ともできないの
だって子供ができるんだよ
できたらいなくなるんだよ

彼は
左手でポケットのコンドームを揉みしだき
右 ....
   
三日月1号線は
全ての痛みを解いてくれる
ここではないどこかへ行ける
らしい
東に向かって走る
それだけで

僕は毎日のように
日常57号線を
行ったり来たりしているの ....
また打ち萎れて

寄せては引きゆく

涙の日々が尽きません

失う度に

一枚の半紙の表に

愛しい名前を書くのです

それをそのまま

月夜の窓辺にさらし

裏に返し ....
訂正の先頭が混雑がる  チョコレート
飛び出しの通り右腕の  上げ具合
ギリギリチョウチョや  微妙な色

優しいする 優しいする

ゲイ世代の洗面器まみれ  肩からとる
すきま ....
 
並木道に
誰かの日傘が忘れられているのを見つけ
持ち主の名前がなかったので
失敬することにした
けれど自転車のかごに引っ掛けて
ペダルをこぎだしたそばから
日傘は陽を浴びて匂いたち
 ....
わたしは 此処に いるけれど
わたしは 此処に いる人か


本当は 此処に いるのだけれど
猫は 此処に いないのだ




雪で 
日のない夕景は
アルミ箔の
 ....
その女はいつの間にか現れて、いつも私の前を足早に歩いてゆく。私はその速度に魅せられる。彼女を追わずにはいられないのだ。

しかし追跡は十五分も続けばましなほうだ。信号機や人混みが邪魔をする。女の汗 ....
俺は本屋が好きなんだ
久しく今日も行ってきたよ

麻雀が最強になる本を
ピラピラ見ながら
となりに立ってた押し花好きの
内気なスカートさんをチラ見して
何歩か歩いてパソコン本の棚に行き
 ....
○ところで皆さん!

ところで皆さん!
口を開けてください!

と、日記に書いた

書いたのは私一人
読むのも私一人
そこから先が続かずに
皆さんが口を開けて待っている

 ....
熱海といわれても
有名な温泉地という以外
実はなにも知らないのだった
このお題、絶対残るよなと思いつつ   (※)
毎週書きつぶしていったけれどやはり残りつつあって
途方にくれながら飛行機で ....
 全裸のこびと女を抱えてマンションの階段を昇った。
 最上階には住居があって、父親が住んでいる。
 僕は父親の注文したこびと女を届けに来たのだ。
 マンションのつくりは西洋ホテル風で、各階は商店 ....
シゲ君は飲み会の席でみんなにナイショで言いました
「ちゅー」
シゲ君は会社から一緒に帰る時に手をつなぎながら言いました
「ちょっと恥かしいよ」
シゲ君はデートの時に言いました
「すご ....
窓枠の向こう側に海溝が寝転がっている
紺碧が逆立ちした午後
ぼくは物語と煙草を携えて
ゆらり生える象鼻の先に
時をぶらさげた





路地裏の化石にチャイを注ぎ
 ....
わたし
たいよう
ひとりぼっち
よびかけても
へんじはない
なにもみえない
みんなどこへ
いったんだろう
わたし

わたし
つき
ひとりぼっち
さむい
こごえそうだ
 ....
足のないネクタイは
人の首にぶらさがって移動する
それも不便だろう
足をつけてあげると
嬉しそうに部屋をかけまわり始めた
帰ってきたら
スキップの仕方を教えてやらねば
今日も足のつい ....
0. forget me not


  ない

ということは

  きえない

ということ  ね




1.

首筋には天使が住んでいて
風向きなど気にならな ....
すばらしい朝だよ

朝にすばらしいも
すばらしくないもないけれど

とてもすばらしい朝だ

さざんかの花びらが
土の道に散らばった

朝日のふりそそぐすばらしい

朝だ
これは自分の部屋でとある女の子から聞いた話
そのとき口説こうと思っていた女の子の話

彼女にはずっと片思いだった人がいて
ずっとっていうのは半年くらいだけれど
半年は彼女の感覚で ....
君のフェラチオは駄目だ
駄目ではないが、駄目だ
思ったとおり
君がしそうな顔で
そのままで
君ではない、感じがしない

バスのことを考えている
とりあえずは、だ
その中で僕は傘の ....
暑中お見舞い申し上げます
 今年は母さんの新盆だから
 せめて墓参りにくらいは帰ってきなさい
                  父より

   追伸
   そういえばクロがおとと ....
かなしみがぼくを襲う日は
なぜだか
地下鉄にのりたくなります
そんなときのために買っておいたオレンジカード

そんなときにしかひきだしから出しません
つめたい改札口は
地下への扉
あ ....
自由になりたい
自由になりたい

っていうのが
口癖だったわけ

そしたら朝起きたら
翼がついてたわけ

そりゃもう嬉しくてね
飛びましたよ

ぐるぐる
ぐーるぐる

で ....
チアーヌさんのおすすめリスト(1993)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
馬鹿かもしれない- さち未詩・独白6*04-2-16
民謡- AB(な ...自由詩404-2-13
仕事- 山内緋呂 ...自由詩13*04-2-12
民謡- 石畑由紀 ...自由詩704-2-12
シュガーブラウン色の髪の少女- 純太自由詩604-2-11
豚の唄- AB(な ...自由詩22*04-2-10
水田- AB(な ...自由詩504-2-10
春にデートするなら- 山内緋呂 ...未詩・独白4*04-2-9
- 山内緋呂 ...自由詩7*04-2-7
三日月1号線- AB(な ...自由詩704-2-7
しつれん- 純太自由詩704-2-4
電源冷却志向- 喫煙変拍 ...自由詩5*04-2-4
緑の日々- 石畑由紀 ...自由詩2404-2-3
此処にいない猫- A道化自由詩704-2-2
速度- ならぢゅ ...自由詩404-1-30
マイノリティー- 純太自由詩504-1-26
小詩集「なんでだろう」- たもつ自由詩1704-1-24
熱海- 石畑由紀 ...自由詩16*04-1-23
太っていて、驚くほど重い。- 麻草郁自由詩204-1-22
tears_38- いとう未詩・独白104-1-18
バラナシ- ワタナb ...自由詩804-1-9
ほし- アンテ自由詩2*04-1-4
ネクタイ- たもつ自由詩904-1-2
chika- れつら自由詩18*03-12-31
すばらしい朝- サダアイ ...未詩・独白203-12-31
どこにでもある話_2- いとう自由詩103-12-29
【批評ギルド】駄作- Monk自由詩803-12-24
猫の出家- 山田せば ...自由詩2803-12-20
かなしみサブウェイ- かなりや自由詩403-12-19
煙草- ミサイル ...自由詩2403-12-11

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