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むくろと暮らしたことがある
たった数日

むくろは
案外しずかで
ちょうど
子供がいたずらに
掛け布団の下 座布団を仕込み
あたかも眠ったふりをした
そんなふうな

かつて肉体だ ....

あなたは樹木
草原に立ち
両手を広げ


あなたはグラス
降り注ぐ声を
すべて 
受け止め


あなたは交差点
別々の人生が
いつしか
ひとつに


ひら ....
スカイブルー・スカイ
去年の私は
もういない

テロメア
擦り減って
私は少し身軽になった

あなたのメール
まばらになって
私は
一歩踏み出す準備

愛してるって
転写し ....
ありがとうも
ごめんなさいも
また今度も
いらない

生きている
私たちに
また夜が
祝福する

エレベータ
昇って 
降りて

繰り返す
夜の波だ

打ち寄せる
 ....
傷つけてる?
って
聞きたいけど

聞いたところで
変わらないから

愛は
かたちのない夕暮れだから

終わりも始まりも
ただ

沈みゆく夕暮れだから
 
 
 
  ....
生きてるだけでもうけもん
さんまちゃんは言う
そうだね

ときどき
2ちゃんねるをみる
実にうつくしくないことばの羅列
そうだ
ボクらは紙一重で
生きてる
生きてない

ここは ....
生きているのかどうか
よくわからない

会話して
笑って
そこそこのニュース
それから
それから

罪を犯せば
誰かが泣けば

生きてるって
思えるのかな

愛しても
 ....
全部全部ネットの上にあるなんて思うのは大間違いだ
本当に伝えたいことはこんな画面の中にはないのだ
夕暮れの空の色がグラディエーションで変わっていく美しさを
言葉で表現することはどだい無理なのだ
 ....
1年ぶりに
網戸を掃除する
お気に入りのミュージック
iPhoneから流して

きれいにも見える
その編み目から
次から次へと
汚れは流れる

堆積する
気づかぬうちに
経験
 ....
疲れはててソファーで泥のように眠っていました
さむい
友人からメールが来ていた
携帯持ったまま寝てた
返信して NHKは 心の旅
ピアノを真剣に弾いている女の人のテレビエッセイ
 ....
恋の終わりは
キリバナ
キリバナ
死んでいるのか
いないのか

ガラスコップの
一輪挿しが
あっけらかんと
咲くように

私は
あなたを失って
冷たい夏を咲いている

も ....
あなたの声が聞きたい、と
私は願う
空は
雨をしのいで抜ける青

会話している
あいだ
私はからっぽ
あなたに
あなたにとどくかどうか
私は次のことばを選ぶ
あなたが
退屈しな ....
秒針の一周で
思い出すこと

君の瞳
君の笑顔
君のくちびる
君の言葉
君の仕草
君の指先
君の髪の色
君の肌の色
困ったとき見せる君のさみしい目
ふくれっつらしてほんとにふく ....
君のあとで
僕は手を洗う

君の湿りを
指に
残さないように

ミューズ

薬用
ということは
消毒するのか
君の
君の何を

ことさら
勢いをつけて
これでもか、と ....
私をこの場所に向かわせるもの。ということを考えてみました。表現。表すこと。現れること。

一青窈さんの、コンサートに行きました。「ハナミヅキ」や「もらい泣き」など、バラードの得意なアーティストさん ....
ことばは、とても正直だから。 ほんとうのことを伝えてしまう。おかまいなしに。

たとえば、メール。絵文字があったりなかったり、そんなことは問題じゃない。何かが違う。それがどこなのか、うまく言えない ....
もう
あなたにかけることばを
私は持たない

あなたは
私を傷つけない

薄墨を
重ねるみたいに
記憶
コアになるはずの
つないだ手

それさえ


もう一度咲くころ ....
診断はうさぎ熱
それも重症

止まらない
君に
大切な友だちに
手をかけるやまい

君は目を閉じて
やり過ごそうとするけれど
ボクのやまいは
それを越える

君を食む
最初 ....
あなたは私を見抜いてるでしょ?でも私は気にしない。

自転車で並んで走るっていうのはいい。歩道を並んで走るととっても迷惑でごめんなさいって思う。

自転車で並んで走ると手をつなぎたいって思って ....
私たち社会が直面する最大の脆さは、分業化による広義の匿名性ではないかと、最近思う。

農耕民族であった私たちは、生産とは種まきから収穫であって、その益も責任もすべて個人、あるいは非常に小さな共同体 ....
大切だから
追いかけない

また
逢えればいいねって
メールした2回とも
返事がなかった
だから

その話はもうしない

どうか
私の存在が
あなたの負担に
なりませんよう ....
八月。

私たちの街は。少し空気が、変わる。
街宣車が増える。黒塗りの車。スピーカーから、流れるテープ。
ツーリストが増える。大型バイクが空気を、揺らして。
外国人が、増える。たいていは年輩 ....
1)恋をしている ○
  愛をしている ×

  結論:恋は動作である


2)恋に落ちた ○
  愛に落ちた ×

  結論:恋は深い深い井戸


3)恋を育む ×
  愛 ....
となりに君をのせて
海沿いの夜をゆく
波は
そこにあるのに気づかない

君はたぶん
空気で出来ていて
誰の目からも見えないけれど

見失いそうになるとき
君をのせて夜をゆく
ボク ....
「1.せつなさとゆう魔物」

せつないとゆうことばをたどれば、刹那に通じるのだろうか?それとも漢字そのままで、切ない、つまり断ち切れないってことかしらん?とゆうことをチョコレート頬張りながら考えて ....
ぴちゃぴちゃと
水の跳ねる音がして
君が
夜に頷いて

時間
我慢した方が
いいけど
月が
助手席で
背中を折って

ぴちゃぴちゃと
水の跳ねる音がして ....
ひろければひろいほど
わたしはひとりで
つまり

ひろければひろいほど
あなたも
ひとり


あの日
真っ白なゲレンデで
わたしは
ひとつになりたいと強く願った
ゆるやかにカ ....
愛はクジラと同じで
水をやらないと枯れてしまう
そもそも
愛は大きいほどもろいのだ
クジラと同じで
そのくせ
小さなプランクトンを
一心に集めている
それが
思い出だったりことばだっ ....
忘れないことだけが
私にできること

なぜ
詩を書くのかって
みんな話しているけれど

なぜ
ヨーグルトが好きなのか、とか
なぜ
背伸びをするのだろう、とか

私には
あまり ....
通勤の途中にね。大きな川があるのだ。

もぅ海にも近くて、潮の満ち干きにあわせて、
川の水位がずいぶん変わるの。今日なんかは、なんての
もうほとんど水がなくて、はるか向こう岸まで歩いていけるの ....
チアーヌさんのuminekoさんおすすめリスト(128)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
むくろ、と- umineko自由詩25*14-3-1
- umineko自由詩23*12-4-11
スカイブルー・スカイ- umineko自由詩20*12-3-20
いらない- umineko自由詩12*12-1-15
かたちのない夕暮れ- umineko自由詩10*12-1-4
フライング・ソーサー- umineko自由詩18*11-10-21
光る闇- umineko自由詩5*11-10-3
時間旅行- umineko自由詩13*11-9-24
空いっぱいの永遠- umineko自由詩5*11-2-20
アイス・エイジ- umineko自由詩3*10-11-9
キリバナ- umineko自由詩13*10-8-22
淡い葦- umineko自由詩5*10-5-25
秒針の一周で- umineko自由詩17*08-12-4
ミューズ- umineko自由詩9*08-10-2
伝えたいという気持ち- umineko散文(批評 ...9*08-6-16
完全な虹は球体- umineko自由詩10*08-5-6
桜ターン- umineko自由詩3*08-2-3
うさぎ熱- umineko自由詩10*08-1-6
ソーダ水- umineko自由詩12*07-7-22
狂気の蜜- umineko散文(批評 ...3*07-3-4
春の祈り- umineko自由詩20*07-3-3
八月のそらの夢- umineko自由詩14*06-7-29
恋についてのいくつかの考察- umineko自由詩9*06-7-6
となりに- umineko未詩・独白10*06-3-18
「1.せつなさとゆう魔物」- umineko散文(批評 ...9*06-2-28
ミルク・ムーン- umineko自由詩7*06-2-16
本日モ晴天なり- umineko自由詩13*06-1-29
海の寓話- umineko自由詩10*06-1-24
忘れないことだけが- umineko未詩・独白5*06-1-23
今日もおはようといって- umineko自由詩6*06-1-20

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