すべてのおすすめ
ブレーキがまだついてなかったに違いなかった
人間を制御するブレーキが

人前を憚らず
女のこの幼児が自分の下着の中に手を入れて触っていた
恍惚の表情を浮かべながら

若い母親は立ち話をし ....
海蛇は
叶わない愛なんて知らないって言ってた

幻の夜、
ボタンの落ちた砂浜に
砂の城がまだ崩れ切ってはいなかった

知ってる

紫の夜空に浮かぶ
白い雲が
地上に降り立 ....
しにたい

しにたくない

しぬしかない

花占いのように繰り返される
私を内側から溶かす呪文
唱えるたびに増えていく
細くて長くて赤いライン

決して消えない心の傷が
刻印と ....
5月だというのにもう
30℃だってね

そんな熱い日には
ソフトクリームが食べたいのです

幼子のように

ホッペをクリームで
グチャグチャにして

それを
画板がわりにし ....
哲学は何も持っていません

青々と晴れている空は好きです

毎朝
仕事前に立ち寄るコンビニのレジの
可愛い女のこの
営業用スマイル
嫌いじゃないです

男だから
単純に異性には顔 ....
栗の花のにおいがすきです
栗の花はみたことありません
これは栗の花のにおいだよって
たっくんがおしえてくれたので
栗の花のにおいしってます
ばらの香りなんかよりすきです
ばらと ....
澄ました正装のように
白い波は悠々とした

砂浜は遥か彼方まで
カーキに揺れた

私は独り
この海辺に座り
あわれ と ああ

間にある
汚れた虹のような
渋味のある断崖を
 ....
あおぞら
シーツが風に舞っている


ひとり
取り残された午後
しろい夢は
触れても何も感じえない


ただ繰り返す呼吸


紋白蝶がふわりと
青に透けて
ひらりひらり舞 ....
静かに空から落ちてきた
透明で純粋なものは、
いつのまにか消えて
世界へ還っていく。

僕たちはこの純粋なものを
飲みそして体に保つ。
消えてしまうと、
僕たちも粉々になり
世界へ還 ....
「合掌」

時が合掌すると
測りがたき遠方の地平は白む。

赫きは天から天へ、
高く響きあふ鐘の音色。

この果てのない寺院に
しかし動くものはなにひとつない。



「透明 ....
よくある星占いと





よくある血液型占いの







掛け算でしか無いけれど









 ....
ホームセンターで一式揃えて
わざわざどっかで工作したのか?
ピンク色に塗ってさ
発想が小学二年生の
夏休みの宿題以下だぜ
しかも「もうすこしがんばりましょう」のレベルだ

ところで
名 ....
長い階段をゆっくりと
転がり落ちていく乳母車には
誰も乗っていません
あなたたちが見たくないと
目をそむけたから
あの子は最初から
いなかったことにされました

だから
母の悲しみも ....
静寂のなか温められた器から
咲いたジャスミンの香りが

夜の輪をまわしていく

ぼくらは天球儀のなかにいて
ジャスミンが咲き誇り、てまねく
月よ、おいで、星よ、おいで
憂いに喉を腫らし ....
聞き取りにくい小さな呟きだったが、それは明らかに残り少ないわたしの寿命を確信させるには充分な囁きだった。
娘の笑い声に眼を覚ました。今日という日が何年の何日なのか、わたしの記憶のなかでは平成の ....
 
 誰かいる様な気がして ふすまを開けた

 隣の部屋は誰もいない

 更に隣の部屋のふすまを開けた

 そして また隣の部屋へ 隣の部屋へ

 どの部屋も 同じ様な部屋だ

 ....
普段から優柔不断の私は一見優しく思われるかもしれない
だけど私と言う人間を支えているこころの仕組みは
いたって冷淡である

たとえ熱を加えられてもその構造は伝わりにくいので
温度が上がらない ....
神さまは
叶わない愛なんて知らないって言ってた

幻の夜、
カフスボタンの別れて落ちた砂浜に
砂の城がまだ崩れ切ってはいなかった

知ってる

紫の夜空に浮かぶ
白い雲が
地上に ....
九十歳になった
築五十年の家にしがみついて
まだ生きている
妻はもういない 
子もいないからもちろん独居老人だ 
介護施設には入らない 煙草が吸えないから
死ぬまでこの家にいる
死に方は ....
遠い故郷の潮騒の音は望郷のかなた。
神無月の夜の寝苦しさと汗のにおいは、真夏のあこがれの産みの苦しみ。
カモメは港に群れていたが、今では残像さえない。
疲労困憊
満身創痍

バナナを一本くれないか

無我夢中
我を忘れて夢のなか

疲れた
アンパンをくれないか

疲労困憊
創意工夫
元気溌剌
オロナミンC

今夜は自惚 ....
愛の夢

パルマコスに差し上げた

予言の調弦の

灰の

ぬくもり
あなたの蛇の皮もどきの諦めを
満月の海に見た

あたしの心は
そのとき蒼く静かに燃え盛り
そして今は静かに冷え切っている

透明な風が 冷やしていくのだ

死の匂いのするス ....
あの子に慰めてもらえて

好きになりました

そんな感じ


久しぶり


肉体は疲労して

生きることに懸命ですが

好きになって良かったです


なによりも

 ....
忘れられない事を
確かめるためだけに
息継ぎを繰り返すのだろう

(葉桜は永遠に葉桜やったわ)

灰に塗れ肺は汚れて骨肉はさらされ血の流れは遠く故郷のくすんだ川面のような在り方しか出来ない ....
新たな白人至上主義団体かと思ったら
反フェミニスト運動のグループらしい
なんでも、そのグループのリーダーが
町中で女の横っ面を張り飛ばして
問題になっているとのこと
まあ、過激っていやあ過激 ....
花びらの重なる形
赤ちゃんを包む
毛布のようだ

大事に守るよ
光の道で
泣いたり笑ったり
元気な姿

今は眠りなさいと
魔法を掛ける
甘い香りが
瞼を落とすよ
お金を使いはたして 黄金がわたしより大切に扱われていくあたりまえさにみとれていた
マーケットの片隅で

多すぎるか少なすぎるかしかない
という

取り分を
数えきるまでに使いはたして ....
この春日に躍り出て
僕らは軽快な会話を交わす

〉快晴ですね
青い光が降って来る!

〉そうですね
実に素敵な日ですね!

僕らはそうして手を繋ぎ
光のなかを進んで行く

もう ....
一年に一度ありえない
やさしい命を咲かす桜たち
懐かしい空に向かう永遠のピンク色が
胸に溶けて新たに命を広げていく

ぼくたちはまた生きていく
今は散り花びらのない樹になっても
胸の中で ....
空丸さんの自由詩おすすめリスト(4633)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
自慰- こたきひ ...自由詩519-5-12
新しい明日(蛇女の影)- 秋葉竹自由詩619-5-11
廃園の子どもたち- もとこ自由詩1019-5-11
初夏の顔- ナンモナ ...自由詩2*19-5-11
哲学は何もありません- こたきひ ...自由詩319-5-11
栗の花- 羽衣なつ ...自由詩6*19-5-10
海を見た- Giovanni自由詩10*19-5-9
青空- あおいみ ...自由詩12+*19-5-8
- フリーダ ...自由詩4*19-5-6
合掌/透明- 新染因循自由詩6*19-5-1
七色の旗- TAT自由詩119-5-1
自称- 花形新次自由詩119-5-1
歴史- もとこ自由詩12+*19-4-30
天球儀- 帆場蔵人自由詩519-4-30
環天頂アークの下で- アラガイ ...自由詩12*19-4-30
或る家で- 墨晶自由詩8*19-4-28
真実はやさしさの欠片もなくて- こたきひ ...自由詩319-4-26
叶わない愛なんて知らない(カフスボタンが落ちた砂浜で)- 秋葉竹自由詩919-4-25
朝の日記_2042夏- たま自由詩16*19-4-24
かもめ- あおいみ ...自由詩719-4-24
この頃- あおいみ ...自由詩319-4-24
ショパンの雨- ナンモナ ...自由詩2*19-4-23
赤く冷え切った、蛇の心を- 秋葉竹自由詩1019-4-23
慰め- 立見春香自由詩619-4-23
葉桜の季節に- 帆場蔵人自由詩14*19-4-22
AAA- 花形新次自由詩119-4-22
チューリップ- ミナト ...自由詩119-4-22
つぎの朝の紙くず- DFW 自由詩4*19-4-20
walk・on_16- ひだかた ...自由詩619-4-20
桜のピンク色- フリーダ ...自由詩319-4-20

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