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訪れる
時はじんわり
湧き出づる
そうして私は橙の
脳裡の懐かしい光に包まれ
生きている、生きている
くっきり浮き立つ輪郭と
物という物が発散する
確かな響きに包まれて
活きている、 ....
あの天災後にサザンがtsunamiを封印したのとは違って、
東京オリンピックがあるのか無いのか分からない今こそ、
当時に戻り、彼のオリジンを探しにいけるのでしょうね。

もちろん、当時 ....
「愛してる」

初めて
2回目
5回目
10回目
100回目

薄く
薄く
虚しく
空しく
その日は休日
市内の公園でフリーマーケット開かれてたから妻と二人で出掛けた
だけど売ってたのはガラクタばかり
購買意欲はわかなかった

元々何かを買いに来たわけじゃなくてただの暇つぶし
早 ....
ひたすら壁にむかって投げ続けた
ひとりだった
みんな学校へ行っていた
じぶんのふるさとをこうして
時々
思い出す事がある

電車が通ると夏草がゆれた

およそ色んなものが
おもえば ....
昼も夜もない屋敷に独りの老人が住んでいる。
彼は日めくりカレンダーと唯一の会話をする。
愛くるしい動物や癒しの風景が語りかけてくる。
そんな彼が穏やかに息絶えていた。
今日見つかった時はもう腐 ....
僕の空腹はぼくのものだ
ときどきカップ麺を要求するけど

必要は最良の教官ではあるが
不必要はより甘美な憩いなのかもしれない

罵り言葉でもないが
地獄に行こうぜ

僕みたいな人間の ....
実際、地球は本当によく回っていると思う。
朝日が差し込む部屋で歯を磨きながら
酔っ払って泣き続けた昨夜を思い出し、ふとそう思った。
床に転がった酒瓶に目を向ける。
中国出張帰りの同僚にいつか土 ....
人をきずつけ
傷つけたくせに傷付いて
そんなことをかんがえて
夜はまだ更けもしない

とりかえしのつかない
いったいどれだけ多くの
星が空にまたたけば
星座の{ルビ焉=おわ}りは来るの ....
星の砂巻き上げて海沿いの駅走り過ぎる
2つに折ったトレイルバー、大きい方を黙って差し出す
肩先にまだ残る燐光、振り払いもしないで
先頭車両はまだ寝てるみたい
窓を開け風を誘い込む
飛ばされな ....
また夜が来て
まだ私は生きていて

堆積した記憶の回収不能
後頭部辺りから凹んでいき
何一つ思い出せない
何一つ思い出さない

)モノクロームの響き充満し

また夜が深まり
まだ ....
私って
良い人ですか?それともきわめてワルイ人
そんな質問
誰かにしてみたくなった

その日
たまたま入ったファミレスは空席が目立っていた
ランチタイムと夜の混雑する時間帯ではなかったと ....
自分は次の世、どこで存在しているのだろうか?
また、同じ人格を保ったままなのであろうか?
でも幸運であったのは、ウルトラマンと出会えたことだった。
ソクラテスを知るまえに、「正義」を知り ....
綿の毛が風に飛ばされ
            小麦の穂は枯れていく

見よ、紙幣と言われた紙屑が宙を舞う つまり

誰かがシュレッダーにかけてビルの屋上から撒いたのだ

これは、ま ....
いい年して口喧嘩
ああ
馬鹿馬鹿しい、朝…

昼、青空なのに
ああ
寒々しい…


もういい加減にせえや
ああ
三日目カレー…
不意についた嘘に
自分の底が知れた

(悪意などなかった)

そうやって
友人代表不在の人生に
了解を得る

今日は立春
反省は掃除の後でも遅くない
町並みに森の匂いがした。
公園を三つ。階段を二つ。知っているパン屋の匂い。スーパー。雑貨屋。ともだちの家。
学校を見下ろす長い坂道を下った。
社を通り過ぎて、実家を通り過ぎて、足は、足を、通り過 ....
一般的にワクワクするような
チンチンを
ワクチンと呼びますが
美人若奥様に
あなたにとってワクチンとは?
と街頭インタビューを実施したところ
1位が長いチンチン
2位が太いチンチン
3 ....
1.春霞

まだ見ぬ窓は
美しいだけで意味を含まない
詩集のようでした
干からびた紅茶のつじつまが合うころ
存在はただ
うすぼんやりとした夕暮れをむかえ
ときに遠ざけたいほど臭かっ ....
「何が一番楽しかった?」

夕暮れの帰り道で
君が尋ねてくる

「そうだな……
公園からの海がきれいだったし
カフェの中が涼しかった」

「カラオケはどうだったの?」
「あっ! も ....
誰も僕のことなんて考えていない
誰も僕のことなんて気にも掛けない
20には20なりの
青白い燐光立つ
必死に衰弱した世界があって
胸一杯に影を溜め
東京から国道6号線を
北へと向かった
 ....
バスは満員
電車も満員
ひとびとは水底に四角くならんで
青くひかる
ぶつかり合わない程度に
ゆれあい
いつか
自由になれるんだろうか

乗り物を降りると

豆腐屋が通りを ....
「誇り」のために人を殺せない。
それができるのは「無知」なためにすぎない。
英語は嫌いである。
その言葉には倫理が内蔵されていないからである。
 ・・・・・なむ・・・きょう・・

 静かに落ち着いて聞いていると

 ところどころにしか聞き取れる言葉はないけれど

 手お合わせかみしめていると

 水のように心に体に

 ....
今日は葬儀告別式に参列する
兄が今週亡くなった
姉から電話があった

丁度妻とスーパーマーケットで
買い物してる最中の訃報だった

驚きはなかった
事前に
すでに余命はほぼなくなって ....
たとえば
詩人は
行間に暮らすマルクス・アウレリウスだ
鷲の目で彼は
位置補正に躍起となるが
彼の魂は複雑過ぎて
民衆には手におえない
罵言と祝詞の人
それが彼
理性は上辺に過ぎない ....
夜は虚ろなくらげ模様
太古の姿に後退し
触手で宇宙と交歓する
共感したり反感したり
寄り添ったり離れたり
形象渦巻く意識の中を
ふわふわふわふわ渡ってゆく

(表象意識は鈍くなり
わ ....
1920年代も不安だった。
ハイデガーの哲学に希求した者たちも多くいた。
2020年代、世界は危機である。
でも日本はあいかわらずである。
イスラエルはいち早くワクチン接種している。
日 ....
最寄り駅から電車に乗って
その朝妻と二人で東京ヘでかけた
各駅止まりの普通電車さ

いそいでいた訳じゃない
たいした用事でもなかった

遊びがてらに銀座まで宝籤を買いに行ったんだよ
も ....
空丸さんの自由詩おすすめリスト(4633)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
イキテイル- ひだかた ...自由詩821-2-11
ゴリン(ゴル投票ネンさんへのコメント詩?のような返事として)- 足立らど ...自由詩221-2-11
- ヨロシク自由詩121-2-11
風の匂い- こたきひ ...自由詩621-2-11
ボール投げ- 道草次郎自由詩10*21-2-11
死めくり- 宣井龍人自由詩9*21-2-9
二胡- 梅昆布茶自由詩1321-2-9
地球が回り続ける原動力- ごまたれ ...自由詩8*21-2-8
更けゆく夜の魚へ- 道草次郎自由詩3*21-2-7
ジョバンニの朝- 妻咲邦香自由詩521-2-7
記憶喪失- ひだかた ...自由詩521-2-7
曖昧な正解と確かな不正解- こたきひ ...自由詩521-2-7
生まれてよかったこと- ナンモナ ...自由詩2*21-2-6
シリーズ「詩人たちの末裔」- アラガイ ...自由詩13+*21-2-5
ああ…- ナンモナ ...自由詩3*21-2-4
立春- TwoRivers自由詩221-2-3
Interlude- かとり自由詩10*21-2-3
ワクチン- 花形新次自由詩221-2-2
春、立つ- 平井容子自由詩721-2-2
一番の思い出- YEWJI 自由詩3*21-2-2
6号線を下って-磯原の海- Giovanni自由詩4*21-2-1
豆腐のうた- 自由詩17*21-1-31
苦言- ナンモナ ...自由詩3*21-1-30
英語嫌い- ナンモナ ...自由詩2*21-1-30
お経の響き- 佐白光自由詩3*21-1-30
悲しみに- こたきひ ...自由詩321-1-30
詩人はどこにいるか- 道草次郎自由詩5+*21-1-30
幻視くらげ2_夢我- ひだかた ...自由詩521-1-29
哲学などいらない- ナンモナ ...自由詩4*21-1-28
最寄り駅から電車に乗って- こたきひ ...自由詩721-1-27

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