すべてのおすすめ
単純で簡単で短いものばかり食して、
分かり易いものばかり食して、
馬鹿の一つ覚えの様に「シンプルイズザベスト」とか言って
面倒臭がって忍耐強さがなくて表面ばっかりで、
自分ばっかりで
目の前 ....
  白い
  四辺形が
  かなしくさせる

  街と
  食糧と熱と
  あなたが……
  ぼくを かなしくさせる

  光は 言葉ではなく
  雲になって
  あなた ....
  {ルビ金=かな}ざるを日にかざし
  台所の女は ほほえんでいる
  苔色の直方体のなかで
  いつでもない時間が
  積まれていく
  赤い車の
  座席で 
  わたしたちは
  部分的に
  毀れた

  雪がふり
  たばこを吸い
  腿にふれ
  窓をぬぐい
  寒かった
彼女がその上半身に密着していたセーターを脱ぎ始めたら
火花のように星星が流れ出てしまった
彼女がその束ねていた黒髪の水門を解いたら
波のように夜が溢れ出してしまった
冷たい風が窓を叩く
ため息は白く浮かぶ
毛布に包まったまま
凍える身体を温める

外はスノードームの世界
直にこの家を覆い尽くす
少しだけ眠くなってきた
あとは只身を委ねるのみ

 ....
そのころ
あなたは在って
あなたは無く
茫漠と
靄につつまれて
あなたは


生への渇望と死への誘いが拮抗する最中
やわらかな被膜すらまだなく
渦巻く闇の限りない張力と
己が中心 ....
風が吹く

カーテンが膨らむ

紅茶を飲む

ミトコンドリアが寄生する

夢を見る

白くて普通な生活が

遠いエネルギーでうごきだす


車に乗るまえ木々がざわめく
 ....
虎がくすくす笑って居るので
児童に英語をうまく教えられない
私の心は二兎を追って
天空へと翔けて行く
鳩が中々飛び立たないので
やはり英語をうまく教えられない
私は仕事の面接を二本予約して ....
契約を結んでいく人々の群れに
時計の針は刻々と告げる
その日一日歩いていく泥濘の深さを
法は空を舞う繊細な鳥のよう
大地に降り立つことなく空想を奏でている
この日本という原始的な帝国 ....
簡単に呟けるくらいがいい
指先一つで誰でも気軽に

考え過ぎないくらいがいい
直接話すのと同じ感覚で

盛ってしまうくらいがいい
大袈裟な方が盛り上がれる

責任を取るのは自分なんだ ....
今年68歳だ
もうベテラン無職と言っていい

小学2年生のときに
初めて自称詩を書いて
ママンに誉められた
「ジュク夫ちゃん、あなたの自称詩は
何というか、こう・・・とても
勢いがある ....
旦那の居ない夜 酒を酌み交わす
相手は自分の頭脳と心と身体と精神

五人に誤認 両手に華を携えて走る
へべれけの道

その先に 千鳥足でしか渡れぬ橋がある
踏み出してみるかい?
渡 ....
成功したいではなく
失敗したくない世の中だと
学者が語っている

勝つためではなく
失敗しないために努力したと
勝者が語っている

練習したくないが
失敗したくないと
ヤンキーが語 ....
君に誘われて
始めることにした交換日記

続ける自信はないけれど

何を書けばいいのかな
悩んでしまいすらすら書けない

君は好きみたいで
楽しんで書いている
その勢いに飲み込まれ ....
浜崎あゆみのコンサートは三千円くらいだそうだ

小室哲哉の曲はいま聴いたら歌詞いがいなんか陳腐だ

織田裕二は菅田将暉みたいな感じだった

中島美嘉はもっとつるっとしていたっけ


 ....
パプアニューギニア人になりたい

パプアニューギニア人になりたい

節分も忘れてた

いとしいからね

また渡すからね

パプアニューギニア人になりたい

パプアニューギニア人 ....
歩き煙草に咳き込んだ
不機嫌そうな顔こちらを見る
目を逸らした自分が間違っているのか

転んだ痛みに呟いた
それはただの独り言
差し伸べてくれる手を伸ばす
期待はいつも裏切られる

 ....
お読みいただき
誠にありがとうございます。
以下についてお願い申し上げます。



(1)賞味期限のない詩
    消費期限のないポエム
    となっておりますので
     ....
陽に照らされた幽霊は
決して嘘をつかなかった
見透かしたように
見定めたように
椅子に坐ったままだった

堪らず
睨み返したら
解りましたと嗤ってから
本当のことしか
云わなかった ....
森が丘高校廃校のお知らせだった
でもいったい誰がその場所を覚えているだろう
同級生の半分はもとから知らないし
さらに半分は名前だけしか知らない
ロミオロミオ!と叫んだまま固まったクラスの美少 ....
第七章

 ガテン系という言葉は都合がいい。なんとなく、その言葉一つで全てが眼に浮かんだきになれる。

 ガテンには接客業も掲載されているのだから、ファミレスで働いている連中もガテン系ではある ....
凍えるような夜の空気に包まれていたかった
満月はそれでも道を照らそうとするから

僕はまた歩き出そうとしてしまうだろう
本当の気持ちと向き合うこともなく

ただ何も決まらないまま考えていた ....
みんな出来損ないだ

王貞治も

落合も清原も

雪も春も

なぜそれが許せない


謝ることなら腐るほどある

腐って分からなくなってる

なのになぜそれが許せない
 ....
小さな掌に触れた
あどけない貴方がくれた笑顔が
あまりにも可愛らしすぎたから
温かい気持ちで満たされてた

貴方が生まれてきたそれだけで世界が
かけがえのないものに変わったんだ
夏の風が ....
焦点を合わせることが。
ことがぁ。
がぁ。
ぁ。

大事・大事・大事

イッチャン大事
一大事

がぁ。大事。

ちょっと前のニンゲン達にね
焦点を合わせるって言ってもね
 ....
私の胸にあいている穴に
風が吹き抜けて鳴る
すると私の奥の嵐が
またあなたをさらおうと口をあけ狂った舌を出す

今会いに来てくれないなら
すべての息の根を止めてやる
狂言
とはよく言っ ....
あの日のことは忘れはしない
打ち上げられたサーフィンボード
砂浜に残された足跡達も
波が全部浚ってしまった

あぁ悲しみもいつか波が全部浚ってくれるよ

さぁ恐れずに立ち上がろう
向か ....
( 通過します 流れます )

月の音
しずかに
越えて
角から変わってゆく
白が舞って
瞳が生まれる 
  また生まれかわって
チャームがふりかえったり

いまの形
どんな温 ....
空飛ぶ家の 群れのなかに棲み
扉から一歩を踏み出せずに
眼下にひろがる風と原
飛び交う家々を見つめていた


街 クレーター 街
人と原は円く分けられ
薄い緑に吹かれて ....
空丸さんの自由詩おすすめリスト(4633)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
お前- 狩心自由詩118-2-4
四辺形- 草野春心自由詩118-2-4
ざる- 草野春心自由詩218-2-4
赤い車- 草野春心自由詩418-2-4
セーター- 本田憲嵩自由詩418-2-3
メーデー- 1486 106自由詩318-2-3
うつろな姫- ただのみ ...自由詩5*18-2-3
ミトコンドリアが夢を見る- 吉岡ペペ ...自由詩218-2-3
山に逃避- 間村長自由詩8*18-2-3
労働の闇- 葉leaf自由詩418-2-3
いいね!- 1486 106自由詩418-2-3
水虫ジュク夫「キンタマ王子清輔」- 花形新次自由詩2*18-2-3
エーデルワイス- 藤鈴呼自由詩3*18-2-3
燃えない失敗- イオン自由詩5*18-2-3
交換日記- 夏川ゆう自由詩418-2-3
平成のころ- 吉岡ペペ ...自由詩218-2-3
パプアニューギニア人になりたい- 吉岡ペペ ...自由詩318-2-3
夕闇- 1486 106自由詩1218-2-3
詩の_ポエムの_読者様へ- komasen333自由詩2*18-2-3
トランキライザー- じおんぐ自由詩318-2-2
森ヶ丘高校- ふるる自由詩818-2-2
草稿⑦- よーかん自由詩218-2-2
明けない夜- 1486 106自由詩418-2-2
出来損ないぶるうす- 吉岡ペペ ...自由詩318-2-2
- 1486 106自由詩318-2-2
ピンボケ論考- よーかん自由詩118-2-2
- ふるる自由詩7*18-2-1
波乗り- 1486 106自由詩218-2-1
夜へはこぶ- 唐草フウ自由詩3*18-2-1
白と白- 木立 悟自由詩818-2-1

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