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近くを見るとき
眼鏡を外すようになった

眼鏡なしで
本を読むと
沁みる
美味しさがちがう

眼鏡に頼らず
裸の自分で生きているという
喜びを背中にしょって
丸くなって本を読む
 ....
ツバメたちは寄り添うまま不順な季節に耐え忍び
ああ、もろもろに春の気配ですね
これは地上からの山嵐か砂嵐かわかりません
わからないけれど、人の温もりが消えたままに
思いのほか歳月は残酷に通 ....
 泉涌寺の
 楊貴妃観音
 のお堂の前に
 春の日が暮れて

 ほのぼのと薄く紅
 開きそめて囁く枝の
 下に 微かな響き伝え
 息づいている空気が在る

 遠い春雷の 音ない震え ....
1
目覚めた時に
あるはずの枕元が
きみの鎖骨の中で
蒸発していた
(そういえば
(春をしまい忘れてたんだっけ

2
全ての
歩行者信号が
赤になっている
雨の季節の始まり
 ....
日が差した日傘した
木に貸した機逃した
目を閉じた夫婦した
絵が推した笑顔した
お稲荷さん
お稲荷さん
じゅわっと 美味しい
お稲荷さんですよ

ひとつ
ふたつ

お稲荷さん
お稲荷さん
子供のころはよく食べたもんですよ

みっつ
よっつ

お稲荷さ ....
空に溶けゆく
この想い、
不可視な繋がり
確かに生動し

不思議な
思考という他者
与えられ

文字、言葉 限り無く異邦のもの

紡がれ織られゆく
この想い、
不可視の湧出
 ....
 雨音でかき消されるほど火の粉は爆ぜ 身は凍えたままだったが、心は解けていくのだと知る。今更に 四方の壁は渇いた声で嘲笑う、自由を得たのだが根が這えたよう躰が重い。
「それでここにきた、」
 汚泥 ....
 或日 遠い湖北の外れ町
 心を病みどこへとも行くあての無い 
 たびの子が街からやって来た

 幼すぎるその子に
 ある禅寺のご住職が暫くの宿を
 貸すことにした

 親元を離れた日 ....
小雨/降り出しそうにみえては降らない
安穏とした曇り空にはテレビをニュース番組に切り替える
何か重大な事件でも起きてるんじゃないかと
僕の煩悩に燻る炎に油脂を注ぐのだ
そんなときには夜の街 ....
二度三度、こぼしながら集める言葉の欠片
十字路で迷いながらも行く文字の茂る荒野
周回遅れでも楽しく作っていく余白の白さ
年がら年中字ばかり追ってて楽しい?うん
おばかだから変な詩ばかり書く ....
 歎くべきだっただろうか

 みずいろの空が
 私の上に落ちかかって来るのを感じた時
 心は
 果のない
 重量感のない
 依リ所のない
 空の中に巻きこまれて
 小さなわたしが
 ....
ぼくの犬が消えた日
空には深爪したような月があって
そこだけがぽっかりと
穴が空いているようだったよ

ぼくの犬が消えた日
学校までの通学路はとても長くて
おまえのだらんと長く伸びた
 ....
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telexxx.dat  ....
「今日の貨物も 重そうだな」
「ああ 空の雲も 重そうだな」

凍り付く森の枝先 すり抜けて 
貨物列車がゆく
港の駅まで たんたたんと

コンテナの奥はガラスの水槽です 
銀の平原を ....
 手を出さないでください!
  (握手だけだよ!なんでダメなの?
手を出さないでください!)

黄色な歓声の中でひらひらひら~舞うピンク色。そんな雑然とした場所を僕は忌避していた。
数時 ....
1.
夜の陽だまりに
昼間見つけておいた
幽霊の足が咲いていました
窓辺で奇妙な咳をする
子どもの背中は丸くなる

(月のドーナツを齧ったのは
(わたしです
(歯型がぴったり ....
   


ひとつ物音が消えてなくなれば、
かき消されていた音が聞こえてきます。

テレビを消してみましょうか。ちょうど今頃
は庭先から、みなさんがよく知ってるものや
そうではない虫 ....
{引用=Concorde }

 旧区、   計画どおりに飛翔する

   、

 あさっての方を向いている、
   {引用=、(直るよ} 夜、

、予定どおりに .
    ....
 その日の空は画用紙に、水彩絵の具の青を薄めに溶いてから
 ほんの少し白を混ぜて丁寧に塗った様な色だった。
 山裾を走る県道の側に建つ総合病院で、予約の外来診療を終えた僕は
 急な傾斜が緩やかに ....
朝に目覚めて
濡れ光るアスファルト、
無数の影、映し

傘、さしたり ささなかったり

遠く近い山並み、蒼く連なり

冷たい風吹くなか
人、忙しい営みに生き
人、愛し愛され裏切り裏 ....
高原で野営する
鋭い冷気に
脚を震わせる

焚き火台で
爆ぜた火の粉が
ひとつ ふたつと
空へと昇り
風に流れて消えていく
魂のようだった
僕は思い出す
毀たれた幼獣の宝物や
 ....
これは詩というか散文というのか、(書き)つつも迷ってしまうのだが、
、というのも僕は何人かの詩を読んで気持ちわるい、あるいは~わり~いよ、とか過去にコメントしたことがあるのね。ごめんなさいね。そ ....
うちの兄は逆子でうまれたらしい。

あたまがついていたので、
たぶん7年後、じぶんも生まれることができた。

タブレットで「お経」を聴いている。

「オオタニ・オオタニ」と世間では騒 ....
あの夏が来るね
とつぶやきながら
それはもう
来ないことを知ってる
同じ空じゃないこと
同じ雷雲じゃないこと
同じ夕立じゃないこと
同じ僕たちじゃないこと
あれが初恋ならば
はじけて ....
僕の部屋は世界の一部を切り取ってできた図書館
明るい修道院でフィヨルドの冷たさを内包している

戦争でたくさんの僕が死んでゆく
たくさんの君が失われてゆく

誰も混沌からの道筋を知らない
 ....
 六棟の高層マンションが近距離で建つ
 そこに住民の憩いの場として
 児童公園とグラウンドが設けてある

 広場の桜並木には二人掛けのベンチ
 一脚に休憩中の清掃員が一人座っている午後
  ....
それが トゥルーカラー といわれても

雲画像って ぶきみです

そこが レアール なわけですが

自分の 抹消では

ナチュラルに 鳥肌が 立ちます

飛べる はずもありませ ....
春はゆううつにね
 外はうつくしいんだけどね

 空は
 空の外をしらないね

僕はいつか
 僕の外を知ることになるね

たぶんそうなれば
 春も空もなくなって

僕も僕の ....
ああまたくだらないゲームに興じている。
「お降りの方はボタンを押して下さい」
スマホが青白く顔を照らすひとびと
赤く灯る「とまります」

温かいマスクの中
冷たい風は窓の外

ぼやけた ....
空丸さんの自由詩おすすめリスト(4633)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
本を読む- 日朗歩野自由詩8*23-5-5
山咲カエルの子- アラガイ ...自由詩8*23-5-4
楊貴妃桜- リリー自由詩7*23-5-4
窓枠のとれかかった朝/帰結する額縁- ちぇりこ ...自由詩823-4-30
下が上舌が飢え従うへ詩違う餌- 水宮うみ自由詩7*23-4-29
お稲荷さん- 日朗歩野自由詩3*23-4-24
思考という他者- ひだかた ...自由詩8*23-4-24
いしのなかにいる- あらい自由詩123-4-24
十二時- リリー自由詩3*23-4-23
溜息橋- アラガイ ...自由詩11*23-4-21
ここで書く- ふるる自由詩8*23-4-16
春雨- リリー自由詩9*23-4-16
オムライス- ちぇりこ ...自由詩923-4-14
utuo9m.dat- ナンモナ ...自由詩3*23-4-13
水_槽_列_車- 松岡宮自由詩14*23-4-12
桃色批評_(1)- アラガイ ...自由詩4*23-4-11
Ghost/Leg- ちぇりこ ...自由詩1123-4-11
夜半、消えゆく音に- AB(な ...自由詩323-4-10
Concorde- ryinx自由詩5*23-4-5
白椿- リリー自由詩9*23-4-2
記憶の奥- ひだかた ...自由詩623-4-2
Adieu- Giovanni自由詩7*23-4-2
不気味さの正体- アラガイ ...自由詩9+*23-3-29
純粋不持続- ナンモナ ...自由詩2*23-3-27
みっつの渡り- AB(な ...自由詩623-3-23
フィヨルドと地球と弟と- マークア ...自由詩1223-3-23
春うらら- リリー自由詩4*23-3-23
雲画像- ナンモナ ...自由詩3*23-3-10
うわごと- ナンモナ ...自由詩4*23-3-7
2023年の日常- 七味とう ...自由詩123-3-5

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