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万雷の拍手浴びて

荒野を行く俺なのさ

足もとが定まらねえ

だれと戦うのだろうか

風が吹いている

だれと繋がれるのだろうか


白黒の月の道化師

主役じゃないの ....
僕は人間的でありたいなんて思わない。
人類の一員という言葉が、あまり好きではないから。
僕は僕らしくありたいなんて思わない。
僕らしさが、僕を窮屈にしてしまう気がするから。
僕は風でありたい。 ....
欲望を満たすために
食い荒された残骸が
台所に残る。あなた
はまたひとつの私の
身体を食べたのだ。
血でべとついた肉の
塊が嗤っている。あ
なたの背中には、産
まれるはずだった妹
の ....
和を表す飾りもの
和の心で作られたもの

正月の雰囲気を生み出す空気

ただ寒いだけではなく
凜とした寒さがあり
正月という特別な空間になる

白黒のような正月を
明るく染めていく ....
死のうねって約束した十三歳の女の子と
その時は一緒に夢を見ていられて

私今じゃひとりでブランコたまに漕ぐ
悲しさが
二十四時間後にやってきて
にゃーんて叫んでた

あの子は立派に調理 ....
満月を花で飾ろうと
その術を問うてみる
太陽は月を照らす
あらわになる絶大さ
幾重にも花に囲まれ
蛍光灯に照らし出される
死びとの丸い艶のない顔
目を閉じ雲に脅かされず
抗うことのない ....
深く眠って目覚めた朝のゆびさきは
少しまだ透明がかって
夜が
見えかくれしている

動いている心臓は赤い磁石
覚醒してゆく時間に
わたしのかけらを
元在った場所に吸い寄せて

願っ ....
時計のないまちを歩くと
歩数計が時間にすりかわる

きみの面影ばかりがやきついた瞳は
きょうも空疎で狭窄しているみたいだし

きのう人参畑だった農地には
いつのまにかウイークリーマンショ ....
海月の
ほねを喰み
みずになる
こえを束ねて
輪郭を増す
つきの舟
波のくだける音が
燃えうつり
粟立つ
膚はひえる

仰向けに
こおりつく花の
かおりを
弔ってみ ....
年末に新宿でSと待ち合わせた
どうしようもない 男が二人
しかし進むべき道を誤ってきたからなのか
そうせざるを 得なかったからなのか


そんな事を考えながら入った
閉店ギリギリのサ ....
唾を唾で
瞳を瞳で抑えながら
においの無い人ごみは
鉄路に影を残してゆく


ひと粒の胡椒が
紙の上を転がり
拾おうとするたびに終わり
つまんでは落とし またはじまる ....
艶やかなバラも散る
やさしげな言葉と眼差しを添えて
去って往く喜びの日々

誇らしげなバラも散る
たのしげなギターとメロウな歌声
血のなみだ流す心の代わりに

うめつくす雪の空
一羽 ....
○今年は四十路になる娘が
帰省した
「結婚はしないの?」
と尋ねると
「うちの職場にはもうチビとデブとハゲしか
残ってないから」
という

○離婚した従兄弟が
帰省した
「再婚はし ....
戦いが終わり
今まさに戦火が消えようとしていた
惹き寄せられた私たちは
いつしか愛の戦いをはじめ
それは各々の自身との戦いでもあったが
動員された兵士たちは三々五々
ただこの戦火が ....
妖怪を詰め

妖精を詰め

見たこともない色彩のスペクトルよ

野性と滲み

偶然と繊細

子供が死んでも世界は音さえしない


米中の大量破壊兵器

目ぢからだけで戦う ....
初詣の帰り道
自販機の灯りの前で
ホットココアを
ポケットに入れて
きみは言う
「全部捨てて逃げちゃおうか?」

「無理だよ」
「わかってるって」


初詣の帰り道
自販機の灯 ....
元日は一つの甘い形而上学
人々の想念に整った証明を与え
社会を理論的に区切っていく
幸せは村から市街地まであふれ
不幸せは星から地上まで届く
元日は人々の生活を区切らない
具体的で些細 ....
片目を射抜かれたので
精肉部門に逃げ込んで
働かせてもらうことにした
精肉部門では隠れてカイコを
飼って居た様で
絹糸を秘かに作って居ると言う噂だった
私はシルクロードに居る様な気分で
 ....


お紅茶がお好きでしたわよね、どうぞ。

お砂糖おいくつかしら?

《桜ふる夜、艶めかしい声で、》

おぐしの白いものもおふえになりましたねぇ。

私の瞳は、水を失いませんが。 ....
怒っていいことなんてたぶんない

つまらない顔をしていいなんてこともたぶんない

原色のなみだを

灰色の片目から空にながそう

音楽は消えていく

消えていくから生まれていく
 ....
皮膚の毛穴から
声にならない呟きが聴こえてくる
ひとつ、ふたつ、
呟きはふえていき
大きくなりやがて叫びに変わる
叫びが全身を駆けめぐるとき
私は目覚めて
意識のなかの
ひとつの物語の ....
どんな黒よりも黒い黒の髪
黒い髪をさらに黒で染め上げたように
さらに黒で染め上げたように
夜よりも黒い 漆の中の黒
煌めく星々の鱗粉の 黒揚羽の 黒
年の瀬に腹いせに弟を殴る
年越した擁護した弟を殴る
朝っぱらからさっぱりと
正月明けからからっけつ
けつバット弟
まめデッポ弟

さあ警察行こうか
授業中

牛乳のみたくなったら

ぴゅっぴゅって

つくえのうえで踊り出すの

よこに映った横顔

くちびるをうえにめくって歌い出すの

ひらめきは月の光

桜並木をひとり ....
やがて過行く駅を見て
電車の音はごとごと揺れる
何時もより大きく響きながら
今日はやけに疲れるなぁ

通り過ぎる人の呼吸が
白く見えるのも
冬のせいでは無くて
やけに見開く眼光の奥にあ ....
月を見ましょう。
中天の月。
お正月の月が、こんなに綺麗な年は、
きっと、いいことがありますよ。


その月をみて、
そう、おもって、
そう、伝えようと、 ....
忘れっぽいので損をしている気がする。
すごく良い言葉を思いついたのに忘れてしまった。
その忘れてしまった言葉で良い詩が書けたはずなのにと悲しくなる。

だけど、忘れてしまうからこそ思い出すこと ....
君と僕
孤独に震えるクローゼット
明けはなして見ている朝日の階段のむこうは

夜で
夜って言ったら目を閉じるゲーム
サイコロ転がして3マスすすんだ先で転ぶゲーム
うつぶせで動かない君を
 ....
何でもわかればいい
というものではない
昔から
「知らぬが仏」
という言葉もある
自分がいつ死ぬかなんて
知らぬが仏だ
大地震がいつ来るかも
知らぬが仏だ
古女房が愛してくれているか ....
今年も「今年の目標」を
大きく書いて机の前にはる
目標が決まると
生きる意欲がわいてくる
せっかく生きているのだから
今年もチャレンジの年にしたい
空丸さんの自由詩おすすめリスト(4633)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
神の才- 吉岡ペペ ...自由詩318-1-6
- 水宮うみ自由詩3*18-1-6
死の匂い- あおい満 ...自由詩318-1-6
正月の雰囲気- 夏川ゆう自由詩218-1-6
ねーこねこねこ- 日々野い ...自由詩318-1-6
死びと- 小川麻由 ...自由詩2*18-1-5
新しい年- そらの珊 ...自由詩21*18-1-4
じゃあね!- 梅昆布茶自由詩14*18-1-4
雪平線- むぎのよ ...自由詩618-1-3
他人同士の二人組- 番田 自由詩318-1-3
筆と響き_Ⅱ- 木立 悟自由詩718-1-3
CARTOLAの歌に寄せて- ただのみ ...自由詩8*18-1-3
一人暮らし事情- ホカチャ ...自由詩218-1-3
訣別- 葉leaf自由詩218-1-3
反戦のスペクトル- 吉岡ペペ ...自由詩418-1-3
cocoa- mizunomadoka自由詩318-1-3
元日- 葉leaf自由詩218-1-2
1998年- 間村長自由詩12*18-1-2
あらかじめ、言の葉を置く(とある予言詩)- 秋葉竹自由詩218-1-2
原色のなみだ- 吉岡ペペ ...自由詩418-1-2
みなもと- あおい満 ...自由詩518-1-2
- 本田憲嵩自由詩318-1-2
20180101_work0000@poetry- Naúl自由詩218-1-1
あたしってだれ- 吉岡ペペ ...自由詩418-1-1
2つの色- 鷲田自由詩418-1-1
お正月のお月さま- 秋葉竹自由詩318-1-1
すごく良い言葉を思いついたのに忘れてしまった- 水宮うみ自由詩4*18-1-1
クローゼット- ふるる自由詩9*18-1-1
知らぬが仏- ホカチャ ...自由詩318-1-1
目標- ホカチャ ...自由詩3*18-1-1

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