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あたりいちめん
黒曜石の闇
静寂

ひんやりとした闇を
全身で感受しながら
踊りはじめる
身体ひとつ

黒曜石の闇の中
踊っている自分の
手先足先さえ見えず

けれどその身体 ....
初冬の寒々とした
だだっ広い体育館にシートをしいて

その上に無造作に置かれた
約1.5トンもの遺留品たち

靴が256足衣類が258着
バッグが124点電子製品が156点

その他 ....
眠りについた赤子の
涙一筋

大人の期待と
赤子の不安

(先立つ不孝をお許しください)

一筋の涙が辿った
走馬灯よりも短い
私の生涯でした

大人の欺瞞と
赤子の正直
 ....
死者の霊が
家族を訪ねてくるという

秋の終わりの
ハロウィン祭り

死者の魂に
気づかれないようにと

子供たちは
悪魔や魔女やお化けに仮装する

そんな仮装で
ごまかした ....
二〇二二年四月一日 「ホークスビル収容所」


 SF傑作選『ホークスビル収容所』を、ヤフオクで、送料込みで760円で落札。これで、しばらく本を買うのをやめるつもりだ。けれど、1冊、別のシリーズ ....
きみの教室はいつも水浸し
ぼくの上靴にフィンが生えてきた
きみを追いかける足は上手く回らない
きみは息継ぎが苦手でいつも口ぱくぱくで
そんな間抜け面もとても可愛くて
ぼくの教室も常に水浸しで ....
必要という2文字がつくと
悪は善に化けるのか

最近
やたらと目につく
お粗末字幕

悪は悪以外の
何ものでもない事を
忘れてしまうと

こんな風になるよと
言わんばかりの
 ....
(───パトカーのドアを開ける。振り向きざまに笑みを浮かべた少年が、後部座席へと乗り込む。

(少年は振り向き、笑みを浮かべ、パトカーに乗り込んでいく。

 ───厄介な事を起こしたの ....
ささやかな雨は降り
こまやかな雨が降り

時は溶け
時は進む

あなたは在った
あなたは消える

あなたはいない

軽々しく生きて
重々しく生きて

あるもの在る、 ....
「死んではなりません、エランドル様!」オーマルが叫ぶ。
「あなたは、我らドラグネイアスの救いでもあらせられます!」
「ふふ。我は託す、そこなる道化師へと。……虹の魔法石を、
 よく使え!」そう、 ....
人は誓いを自ら破って

幾ばくかの情を亡くしていく

その繰り返しを見つめている

夕焼けを縁取る雲になりたい


古い映画に出てくるような

鈍い痛みに耐えかねて吸った

 ....
 今日もこの世界の中で生きている

 目覚まし時計の金属音で目蓋を開き

 時間の風が流れてゆくこの世界

 空間の踊り場でもがきながらも

 生きていることの素晴らしさ

  ....
おててはクマさん
つめたいお水でお米研ぎ研ぎ
あ、あまり研いじゃうと
えいよう、が損なわれちゃうよ

「お父さん、ちょっと黙ってて」

はい
すみません

だって、お前の初めての、 ....
虚空を見つめる
あなたの眼差しが
まるで異星人のよう

わたしには余り時間が残されていない

在るものを凝視しながら
進む時を生き
在るものの輪郭を確かめながら
肉体に滞在し

 ....
柔らかさから 数えられる
甘くて暗い音色が好き

欠けてゆく 微かに
シンバルに似た月が好きで
砂丘の向こう
足ふみならす鬨の声
青空にぽっちり
あらわれる 黒点が
道にあふれる
 ....
要は物理の世界ならともかく
普通に生きている毎日では
鍋はいきなり煮えたぎらない

誰でもわかる摂理の
紐づけができないと
陰謀論がやって来る

私は詩人になれぬ理由があり
悲し ....
僕が 生まれる 一瞬を

僕の 意識が 生まれる 一瞬を

いつも 夢で 見ていて




起きれば 僕が 生まれる 一瞬だと

思いながら 楽しく 夢を 見る


 ....
周りは林檎園ばかり
空気はほんのり林檎の香り

種類が多く
食べ飽きることは少ない
赤い林檎は美味しい

貰ったり
あげたり

土日祝日は人でいっぱい
林檎狩の人でいっぱい
静 ....
名探偵コナンが
1000話をこえて継続中だ

アニメでしか実現しない
魔訶不思議な世界なのに

誰も異議を唱えないのは
なぜだろう

SFだとワリキレバ
許せるかというと

S ....
人間
人生の大半は
寝ているか
働いているか
らしい

つまり
呼吸は
寝る他は
働くための呼吸
だからして
「ビジネスとしての呼吸」
と言うのは
どうだろうと
ちと
 ....
窓の外のそらはどんよりしていた。
インドのモンスーン由来の雲が流れ着いたらしい。
「光のない練習曲」を聴いている。
だいこんの葉が溶けていた
週末が終わって残数五
こころがふたつ同時に
形を持つということが
同じ風を感じ
同じ雪を見ている

糖化するこの壁より深く
肉体へ蘇るだいこんの葉は
わたし ....
私は今日産まれた
上空をヘリが旋回する
タタ美はブラウン管のテレビを金属バットで破壊しながら
いつどう死ぬのか知りたがり
死ね死ねを連呼した
もしかしたらもう死んでんちゃうやろかとか
2時 ....
いくら
難しい事を書いても
いくら
容易な事を書いても

真の私になれない
その事実が
私をもたつかせるし
悲しくもさせる

まるで
水槽の中で泳ぐ
熱帯魚になって
誰か ....
地平線を
コンガリと

おいしそうに焼きながら

燃える太陽が
今朝も元気に昇ってくる

太陽の正体を
最も感じさせてくれる

朝夕の
ほんのわずかな時間

太陽の正体を
 ....
夜よ、夜よ、夜よ、夜よ。

夜のとばりの中へとわたしを、
連れて行っては、くれやしないか?

夜、風切って、走った、むかし、

走りながら、どこまでゆけば
夜のとばりへ ....
「ドラゴンが自然な姿? どういうことだ?」アイソニアの騎士が尋ねる。
「お前は考えてみたことがないか? 人はなぜ争い、殺し合いをするのかと。
 人は愛する者のために生き、時には家族のために犠牲を強 ....
「一体何が起こったのだ?」アイソニアの騎士とヨランは、驚き、叫んだ。
「案ずるのではない。奴らが暴れ始めたのだ」
「奴らとは? ドラゴンたちのことですか?」
「そうだ。今奴らは、怒りの最中にある ....
このあおくうつくしい一日に

イメージ、
内部から現れ

捉え結ばれる言葉、

移り変わる呑気な時に
垂直の打刻を喰らわす

瞬間、

命は苦痛と共に
震え温まり

揺れ ....
友よ、と言った君の声をこの耳は聞いた
この耳を大切にしたい
けれども声はすぐに去っていった
彼方へ、とあの人も言った
あの声をそっと眺めていたい
けれどももうここにはなく

日々打ち上げ ....
空丸さんの自由詩おすすめリスト(4633)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
踊るひとの/ための連祷- 塔野夏子自由詩4*22-11-3
1.5トンの遺留品- st自由詩222-11-3
- TwoRivers自由詩9*22-11-1
ハロウィンの惨劇- st自由詩322-11-1
詩の日めくり_二〇二二年四月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩12*22-10-31
water__classrooms- ちぇりこ ...自由詩722-10-30
お粗末字幕- st自由詩322-10-30
理由- 上川自由詩4*22-10-29
詩想4- ひだかた ...自由詩7*22-10-29
アースレジェへの帰還(四)- おぼろん自由詩2*22-10-29
雲になれたら- 自由詩222-10-29
生きていることの素晴らしさ- 佐白光自由詩1*22-10-29
ひとめぼれ- ちぇりこ ...自由詩422-10-28
肉と私- ひだかた ...自由詩6*22-10-28
花屋への道- soft_machine自由詩222-10-28
詩人の時代を夢みて- 足立らど ...自由詩322-10-28
僕の生まれる一瞬- ダンテ  ...自由詩122-10-28
林檎は赤い- 夏川ゆう自由詩722-10-28
勝手時間が流れる世界- st自由詩322-10-28
ビジネスとしての呼吸- ルルカ自由詩2+22-10-28
曇天の一日- ナンモナ ...自由詩4*22-10-27
だいこん_蜃気楼- soft_machine自由詩122-10-27
「生きてるものはいないのか」1分40秒- モマリサ ...自由詩222-10-27
- ルルカ自由詩122-10-27
太陽の正体- st自由詩422-10-27
夜よ- 秋葉竹自由詩222-10-27
アイソニアの騎士とエランドル(十四)- おぼろん自由詩2*22-10-26
アイソニアの騎士とエランドル(十三)- おぼろん自由詩2*22-10-26
詩想2- ひだかた ...自由詩322-10-26
- ふるる自由詩9*22-10-26

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