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あかぎれで
指の関節ん所が
裂けちゃいました

あっちもこっちも
裂果したプチトマトさんみたいで
パックリと痛々しいのです

いや

プチトマトさんは
果肉の中に育った種たちを
 ....
 歩いていた。
 行く当てなどなかったけれども
 ただ太陽に向かって。
 太陽が自分の中に息づく神か仏のように思えた。

 ここはどこだろう?
 広い大地に一人きりだ。
 現実にしては朦 ....
落ち葉を並べて
雪だるまを作って
もう春だねって
アスファルトの熱で
欠けていった
これ以上なにを求める

ここよりソーマッチな場所は多分ソーバッドだ

ここが現実的にいちばん神秘で

善なる感情にあふれた場所に違いないのだから


宇宙とつながる、だなんて今さらな ....
しようとして したのではない
しようとしないからできること

いたるところに仕掛けた笑いの影で

逃げたのではなく逃がしたのだ
あなたはあなたを 作品の中へ

なに不自由なく澱んでいた ....
温もりでとろける
絡まりあった指と指
暗い部屋に響くのは
ノクターンの寝息

人はこれを幸福と呼ぶのでしょう

欲しているのはここにはない指で
せめて夢の中ではと
瞼を閉じる
見え ....
いいね!と褒められて
全世界に私をお披露目

四角で切り取られた私
うさぎのおみみにねこのひげ
光のない目でこちらを見据え
SNSの濁流に飲み込まれた

意味のない賛美に慌てても
加 ....
年をとったら
なんでも
そのうち
そのうち
私のキャシュカード知らない?
知らない!
私の携帯知らない?
知らない!
あの人なんという人だっけ?
知らない!
年をとったら
なんで ....
心臓に焼きついたあんたの残像に
生かされるのも殺されるのも
もういい加減うんざりさ
二度と会えないのが定めだってんなら
せめて一緒に死んでおくれよ
夢にぐらい顔出しておくれよ
I'm st ....
電灯の下にいる

善でも
悪でもなく

ただ
音楽を聞いている

愛しも
愛されもしないで

電灯のはるか上方に
木星がある
死ななくてもよかったたましいに向けて
打ち鳴らされる打ち鳴らされる鉱と金属
棄てられては増す つばさ けだもの


重なる紙のはざまの光
紙の上に浮かぶ珠
ひとつ持ち ....
けちんぼホタル

灯せや光

けちんぼホタル

灯せや命

なんの因果かじぶんばっか

なんの因果かしゃれこうべ

なんの因果かあたしゃ切実

けちんぼホタル

灯せや ....
夢の中だったのかもしれない
いつでもおかえり、と
声だけ聴こえた
或いは現実だったのかもしれない
耳の底の小部屋にそれは
棲みついた
文字にすれば水彩
いつでもおかえり

いつ帰って ....
風の使者が運ぶ言霊
万能の極彩色
骨を啄む嘴は箸
白磁の欠片が罅割れた
その隙間から覗く髪

(骨は灰の中から産まれたのだ)

小声で囁く参列者の中で
鬼は女の顔で骨壷を見下ろした
 ....
トマトは
ただ
種を蒔きたくて
裂果する

ワタシは
カチカチに乾いた皮膚で
頑なにワタシで有り続けようとして
裂果する

どうやら
トマトより
慈しみに欠けるワタシ

ほ ....
卒寿となって 卒寿を越すと
どうして 翳が浮き揚がるのだろう
喋ることにも 聞き入ることにも
 
何もみるな 何も想うな
弱気の愚痴も 吐きだすな
強気の言い訳も すべきぢゃない

冷 ....
目のなかを
突っ切っていくものは
刃に似た針の先
それは誰も何も寄せつけない
冷たさを持つ三日月

それは私の角膜を突き破り
網膜を切り裂いた
何も見えなくなった私は
かつて見えてい ....
夜のはしっこを
つかまえて
はしりぬける
光の点滅を
鼓動につないで
たかいところから
ゆさぶられる
ように
きらきらとらっかする
まばたきのあいまに
ひらひらとはため ....
きらきらするみずを割って
あさがきてもかえらない靴
うらがえった卵をかかえて
さめた夢の中跳ねたうさぎ
そのしっぽのいびつな丸さ
目覚める春の ....
山間の村から火の手が上がる
戦いの火蓋が静かに切られた
略奪・暴行・虐殺・制圧・混沌
力の無い者に生きる価値はない

蹄の音が荒れ果てた野に響く
積み上げられていく死体の山
空腹・飢饉・ ....
ギターを弾きながら

ぼくをあなたは外に誘った

可能性なんてなかったのに

あなたはギターを弾きながら

ぼくを見上げて微笑んでいた


たぶんディープロンググッバイ

ふ ....
絆は悲鳴を上げる
壊れたオルガンから吹いてくる
冷たい無言の侵食に
皮膚は乾いて剥がれ落ち
ざらついた土壁が顕わになった
隠れたところから見ている
目が
衝突して{ルビ擦=こす}り付けら ....
わたしのなかから
遠い声がする

ふるさとよりも
遠いところから

その声にさそわれて
わたしはどこかへ
帰りたくなる

子供の姿に戻って
犬の姿に戻って
蝶の姿に戻って
そ ....
紺ではない 青でもない
空には 空のいろがある

幹ではない 枝ぶりでもない
木々には 木々の姿がある

顔ではない 所作ではない
人には人の さだめがある
まわりに合わせなくても
いいことまで
気を使って合わせている人が
多いのではなかろうか
お年玉をいくらやるかということも
そうである
「貧者の一灯」の教えもある
金額よりも気持ちである
 ....
光の中で 輪になって 踊る人達
喧騒を離れた アスファルトジャングル
照り返しの陽射しも 落ち着きを取り戻す カクテルナイト

ライトアップされた 幻想的な雰囲気に 包まれて
ほんのりと ....
自称詩人のジジイの特徴は
他者の引用が多い
しかもそんなん誰でも
知ってるよ!っつうのを
勿体ぶって載せて
その後に
くっそつまらない
一言を付け足して
一丁出来上がり的な
本当に、 ....
軽やかな指先で美しい旋律を奏でている
貴方のピアノの音色がとても好きだった
薄地のカーテン越しに差し込む陽射しに
光のベールを纏っているかのように見えた

思い出を頼りに貴方の仕草を真似して ....
週末に逢う約束

部署は同じ
私たちが付き合っていること
たぶん誰も知らない

仕事中ついあなたを見てしまう
週末に逢う約束が色づいていく

仕事が楽しくなる
あなたが近くにいるだ ....
誕生日はなんでおめでとうなんだろう

これよりもっと素敵なことってある

んじゃないかなんて

誕生日はなんでおめでとうなんだろう

おめでとうっていつのことなんだろう

だれのこ ....
空丸さんの自由詩おすすめリスト(4633)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あ痛たたたたたたっ- まいこプ ...自由詩418-1-18
歩いている- ヒヤシン ...自由詩8*18-1-18
phase- mizunomadoka自由詩218-1-17
遥か光- 吉岡ペペ ...自由詩218-1-17
「――№3」に寄せて- ただのみ ...自由詩9*18-1-17
充足感と破壊衝動- 木村きむ自由詩418-1-17
ナルシシズム- 木村きむ自由詩218-1-17
そのうち- ホカチャ ...自由詩118-1-17
Stuck_on_you- faik自由詩318-1-17
小市民- やまうち ...自由詩218-1-17
ひとつ_みちびき- 木立 悟自由詩718-1-17
けちんぼホタル- 吉岡ペペ ...自由詩118-1-16
いつでもおかえり- そらの珊 ...自由詩1418-1-16
床の間にストレリチア- 黒崎 水 ...自由詩218-1-16
裂果するワタシ- まいこプ ...自由詩318-1-15
失題_四- 信天翁自由詩618-1-15
三日月- あおい満 ...自由詩618-1-14
sparkle_prayer- むぎのよ ...自由詩818-1-14
whiteout.- むぎのよ ...自由詩318-1-14
戦記- 1486 106自由詩218-1-14
ふかい河- 吉岡ペペ ...自由詩1218-1-13
ことの終わりの理- ただのみ ...自由詩7*18-1-13
遠い声- やまうち ...自由詩9*18-1-13
失題(三)- 信天翁自由詩218-1-13
お年玉- ホカチャ ...自由詩118-1-13
思い出のカクテル- 藤鈴呼自由詩3*18-1-13
クソ未満- 花形新次自由詩218-1-13
青い薔薇- 1486 106自由詩418-1-13
週末- 夏川ゆう自由詩318-1-13
手のひらのケーキ- 吉岡ペペ ...自由詩218-1-12

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