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陽の光を遮る木々
無数の蝉の声は一つとなる

清涼かつ陰鬱な渓谷
私は一本道で迷子となる

ギンヤンマは乾くことを知らぬ土で戯れ
鴨は湧水足らぬ川で泳ぐことを諦める

涼しい風の中
 ....
どこから入ってくるのだろうか?
この優しさは
見つめる葉っぱと僕の違いなど
なかったんだ

生命は世界にひとつで
しかも数ではあらわせない

生と死が混ざる暖かい渦から
それは流れだ ....
日曜日、忘れないように。

天使の羽より軽いエアコンの風を
貰って来たのです。

さんまんきゅうせんはっぴゃくえん。

でした。

それでも、心は、冷えません。

憎しみばか ....
闇の重みがぐんにゃりと
魂に激しく切迫し
私の意識は朦朧として
呻きながら覚醒する

真夜中の病棟にただ独り
呻きながら覚醒する

ハッと息を呑むこの瞬間、
孤独が生きて立ち上がり
 ....
わたしはわたしを
いちばんに思う人だから
いちばんにしか
思えない人だから

わたしはわたしが大切にするものを
失いたくないものを
全力でまもりたい

わたしは
時に正義を口にする ....
とうもろこしをもぎると、
骨が折れるような音がして
透明な血がじゅわっと溢れて手首を伝った

舐めとるのに夢中になっていると
入道雲が発達してきた

わたしにはまだ涙が残されている
流 ....
蒸し暑い日本の夏
暑さも厳しい日本の夏

団扇を使って
涼しさを引き寄せて
少しでも過ごし易くする

打ち水をして
涼しさを引き寄せて
通りが幾分は涼しくなる

何年か前よりも暑 ....
今日も空は青かった
にこりともせずただ青く
無限の沈黙のうちに
それは在った

今日も私は無力だった
宇宙の虚無に耐えかねて
あなたにあることないこと
喋っていた

今日も黄昏は優 ....
めんどくさいです

朝、起きるのが
起きてカオ洗うのが

きょうも夏が
がっつりやっちゃってる
セミがジャカスカ
やらかしてる

だからいいよ もう

仕事とか、勉強とか、宿題 ....
街灯の下で
佇んで
気づけば乾いた眩しさ
スマホを
みても
ボンヤリと
息をしてる
あっちへ行けって
開放感
が髪の毛の頑なな過去を
ほどいている
髪、乱している修羅場 ....
てんじょうから染め物を垂らし ろうそくと鏡が揺れる小屋の もうとっくに知っている怪談に 肩をよせて聞き入った作法が
いとおしい


夜店のカラーひよこに触れた鮮やかな記憶 金魚を入れた袋の向こ ....
なつのいちばん平なところへ
わかい鳶がよりそって
切り裂くようにとびたったなら

さんざんひかりに照らされて
得体をなくしたさびしい熱が
誰か誰かと呼んでいる

正直なものが高くと ....
仕事を終わらせて帰宅しても
疲れていない体が欲しい
ビタミン剤や黒酢ニンニク
そんな手だてはもうイヤだ

恋の炎 燃やしてみる?
古い日記に潜んでた私の恋は
熱かったね

ここ ....
いい臭いがする。
もぎたての臭いだ。
もいだ手も臭ってみる。
いい臭いがする。
もぎたての間、いい臭いがしている。
している間、もいだ手も臭っている。
もいだ唇をもぎりとってみる。
 ....
空があり風があり
時は世界樹をかけのぼって
あしたへとながれてゆく

だれかが小ちゃなブルースを
奏でているような気がしてでもそれは

ぼくの知らない紫の小花の群れだった

月への梯 ....
隠れ家のような住み処から生まれるものたちの
軽やかなでんぐりがえし
ひんやりとした土間をころがり 野原に消えていくものたち

わたしの貧しさが豊かさにてらされたものではなく 煤けた壁やゴザ ....
思い出の欠片も落ちてはいない
生まれて初めての南の島
君はそこで何を探したのだろう

たなびく細長い雲に薄くスライスされながら
溶岩のような輝きを溢れさせ沈んでいく
座間味の濃い夕陽
崖 ....
夏には何かと、ソウゾウしい何かを、
そんな何かを、心待ちにしたりして、
自分の時間を、費やしたりしたりして。

       昼寝でもすればいいものを、
       遠くで鳴っている雷 ....
いつまでもこねこみたいにすばしこく
好奇心旺盛で
無鉄砲で無心で愛くるしくは
いられない


おとなの猫ならそれなりに
用心深く疑り深くまた思慮深くもなるのだ

物事には裏があり
 ....
外気温が37度としゃくにさわるほど暑い
8月となったなら下手な言いわけもできない
昼メシは、冷やし中華かチャーハンか
すると横から
アロハの男、ああ

ふらりと無責任にあらわれて
どこへ ....
夏の汗ばむ憂鬱が
青い大空に溶けていき
肉感的なこの季節を
今日もまた掻き回す
物憂げにゆっくりと掻き回す

私の双極性障害は
このもったりとした視界のなか
ふるふる震え記憶を辿る
 ....
置き去りにされた筆は
黴びて、いいにおいを放ち

窓の隙間から吹き込んでくる青空は
甘く舌に転がりこんでくる
永遠を誓うように

誓われた永遠はキャンパスの上で
苦しみにのたうち回り
 ....
あの人は嫌い
あの人は好き
あの人はどっちでもない

そしてその他には
興味も関心もわかない
おおぜいの人
その他おおぜいの人

あの人は私に好意抱いてくれそうだ
顔を会わせる度に ....
寂れた町の
寂れた市街地には
寂れた商店が軒を並べていた

その一角
寂れた食堂には
すっかり歳をとってしまった看板娘と
厨房に立ってるその亭主が
うまくもないまずくもない
料理を売 ....
でもほんとうにホンキなのか

レイワ新撰組
NHKをぶっ壊せ

テープまわしてんのんチャウカ

のあくまでもお笑い会社社長の冗談を
をホンマやと思い込んだ二人のお笑い芸人 ....
新鮮をたもつことはむずかしい
いつもそれはてもとから去ってゆく

この瞬間の永遠を画布に塗り込めて
とっても地球が重い日にぼくは

だれかの友達 になることを決めたんだ
彼もしくは彼女は ....
崖地から火葬場を見おろす2階建てアパートに生息した 夕焼けのもらい火が6月の風を駆り立てて死んだ
そんな風の噂

あくまでそんな 何処にも届かない声を追い立てた喉を 震わせて
6月から身を ....
ドーナツを食べて
函館へ
とあるドーナツ屋さんは
くだらない公約を
守ってくれた

なんてラッキーな星の下の二人なんだ
そんな幸せもの二人は
そんな安易な旅で
糸くずみたいな些細ない ....
相変わらず、音楽ソフトを立ち上げ
ランダム・ソートを繰り返す。

早朝
雷鳥のから揚げを、夢中で食っていた。
突然のカミナリで、もう一個食い損ねた。

腹いせに、カミナリに怪獣まがい ....
無言のまま
田舎へ
無言のまま
夜の新幹線
無言のまま
神は
地へと失神する

もう
言葉はないのです
日々の中にも
秋津島の昔語りにも
それなのに
 ....
空丸さんの自由詩おすすめリスト(4633)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夏、渓谷にて- TwoRivers自由詩1*19-8-14
世界はシンプル- フリーダ ...自由詩219-8-14
お買いもの- 立見春香自由詩1119-8-14
闇と孤独(改訂)- ひだかた ...自由詩1219-8-12
わたしは- こたきひ ...自由詩819-8-11
とうもろこし- 印あかり自由詩819-8-10
日本の夏- 夏川ゆう自由詩319-8-10
今日もまた、明日もまた- ひだかた ...自由詩1419-8-9
あつはなつい- うめバア自由詩319-8-9
神さまの背中- 秋葉竹自由詩1119-8-9
多く産まれる- DFW 自由詩11*19-8-8
なつのいちばん平なところ- はるな自由詩819-8-8
トキメキ剤- 千 円 自由詩219-8-6
もぎたて- ナンモナ ...自由詩6*19-8-4
8月のうた- 梅昆布茶自由詩1719-8-4
古民家見学- DFW 自由詩7*19-8-3
南の島で君は- Lucy自由詩12*19-8-3
夏乞い- ナンモナ ...自由詩3*19-8-3
うつくしい猫- Lucy自由詩3*19-8-1
アロハの男- うめバア自由詩219-8-1
夏の憂鬱- ひだかた ...自由詩419-7-31
置き去りにされた筆の言葉- 印あかり自由詩1119-7-28
刹那的に- こたきひ ...自由詩519-7-28
寂れた町には- こたきひ ...自由詩219-7-27
ホンマかいな- ナンモナ ...自由詩3*19-7-23
いい加減な- 梅昆布茶自由詩1119-7-22
さよなら、ジューン_アニマルズ- DFW 自由詩11*19-7-20
登り来る機関車の力- 立見春香自由詩419-7-20
7月のソート- ナンモナ ...自由詩2*19-7-18
言葉なき夜- Giovanni自由詩5*19-7-15

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