すべてのおすすめ
差し出された命より軽い全世界の質量を感じながら、
眠っている猛獣と眠れない赤ん坊がいる。

不釣り合いなそれは、論理の苦手とするところで、
寛容な精神という無理によってのみ許容される。

 ....
今この時にも
かの地では

誰かが誰かに殺されている

道端にちらばる
死体たちの多さが
ただならぬものを感じさせている

戦争だから仕方がない


いえばそれまでだが

 ....
ぬらぬらぬらぬらと
ㅤㅤ黒光りする夜がまたやって来る
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ節操のない総天然色を肉の奥に密閉して
ㅤㅤㅤ夜の重力はすべての脈菅に流れ込み
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤ全身の毛穴に銀色のさぶいぼーを沸 ....
池袋地下のフリースペースの管球ラジオ
誰もあおばさんを再生できないけれども

土屋怜ちゃんのおまけでついていった僕だけれど
あおばさんはとても優しくて言葉少ない説得力で

求心力のない僕を ....
二〇一九年十三月一日 「断章」


おまえの幸福はここにあるのだろうか、
(リルケ『レース』Ⅰ、高安国世訳)

単純な答えなどない。
(アルフレッド・ベスター『虎よ、虎よ!』第二部・14 ....
朝8時の虎ノ門ニュースで解説していたが、忽然と消えた卵の行方を捜している母親が、自分は世界と捩れた関係にあるということが理解できないのは、母親には卵の抱いている密かな悪意が認知できないからだ。母親とい .... SNS上の詩人たちを
熊手でがーっとさらう
角度をかえて
熊手でがーっとさらう
大阪に集める

すてきなイベント?
ん?私は用意してないよ
ただ寂しいから呼んだだけ
詩の話をするの? ....
ゴミ収集車が走り去るにおいを青空に運び去る春風 ボウ 遠のく作業員たちの掛け声
電線の雀たちが放つビーム
桜が咲いたね
ハロー ユース

/
遊びたりない わけない
風に育てられた髪 ....
「え~~本日はぁ、天気日頃もよろしゅう、氏神様のご祭礼によりぃ、
これより大節分豆まき大会を開催させていただきます。皆さま万障お繰
り合わせのうえ、ご家族お揃いでご参加下さいませ。なお~、お子供 ....
北はあじ変わらずミサイルそば。

東はロシアで冷酷プーチンそば。

西はキンペイちゃんの中華そば。

南はタイワン有事で戦場そば。
なぜかマルチチュードが、開示している。

スラヴの内戦の渦中で。

弱者よ、犬死するな。

これは革命かもしれぬ。

ひるむな。

権力を無化せよ。

知を超越するのだ ....
ぼくは宇宙の一過性のノイズに過ぎないが
きみも深海生物の末裔に過ぎないではないか

とりあえず会話は成立するが
ちっぽけな男が地球を見降ろしている
この世界の現状に最後まで抵抗する民衆であり ....
 行き先に怯える黒

 すべてを塗りつぶし

 なかったことにしてしまい

 白の誘惑に抗い続ける

 変化を好む白は

 黒を追いかけ続ける

 このレースに勝者は存在し ....
胸の内に留めておく 未だ青い林檎 
竿を置いて当りを待つ 檸檬の横顔 
腹を割るように刺し違える
ただ、はなひらを みおくるだけの
プラットホームからふたり お下がりください
幸せの数だけ、 ....
クリミア併合を記念するイベントが
サッカーのワールドカップ決勝を行った

モスクワのスタジアムで行われ
20万人以上もの人たちが集結した


その様子を見ていたら
いまわしい過去の映像 ....
二〇一九年十一月一日 「断片」


彼の顔に答えをさがしていたが、いっこうに見つからなかった。


二〇一九年十一月二日 「断片」


彼は自分の考えのなかで方向を失い、迷子になって ....
六月の水で世界が浸される頃
どろどろに泥濘んだ地面から
ごんごちーが現れて
悪い子どもを地の底へ引くんだって

「ばあちゃんがゆってたもん!」

赤い顔をしながら稲村さんは言う
今日は ....
星空に煌めく
数の論理で死んだ人々

前奏のないヒット曲に
心を毛羽立たせては
うなだれる毎日

萎んだ熱気球は余熱だけを残して
二度とは戻らない

そういえば春
故郷は湿った雪 ....
一粒の砂から身動きが取れなくなるまえに 一粒の雨から花ひらく海にダイブするわたしは


美しい


荒波にのまれながら燃えさかる流星をキャッチするわたしは海の守護神となり わたしの大地 ....
・Geometrical arachnida・│▏/「/│/┌─―|
幾何学的なくせにネバネバした、巨大な蜘蛛の巣に過
ぎなかった都市は、街のそこら中で汚れた糸が筋を引
いて、互いにくっ付き絡ま ....
便りを紐解いて 過去に接続する。静かなる鎮守の杜を呼び起こし、また 揺り動かすのか
プラグは錆びて映写機は廻らないのに、駆け下りるは揺り籠の唄。土壁の建物に光の旅人と識る
座り込んだ私は 満開の桜 ....
どよめく夜に
意識持つ
春風ちりちり 
肌を刺す 
ざわめく、さざめく
わたしのこころ
今夜はこんなに孤独に耽り
己の在ることを感じている

(遠い遥かな思い出は
廻る銀河の旋回音 ....
失う
ということは
失うということを
得るということだ
だから生きられる私




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
プーチンが
ウクライナに侵攻し
核兵器の使用までほのめかす事態に

ある人は
彼は人が変わった
とか

ある人は
彼は精神状態がおかしくなった
とか

いろいろ
言い始めてい ....
プランクトンになって
魚さ食べられで
魚になって
釣り上げられで
久しぶりに見だ街は
すこし違って
キラキラしていた

あっつー間さ
食べられで
うんちになって
下水さ流れで
 ....
キヨスクに並べられたペーパーの24面で指を切った朝 あなたのささやかな預言を祝福するように 雪が舞う


いくつもの花束を包んだ
ニューヨークタイムズ
ニューヨークヘラルド
マンチェス ....
庭を弄るのが好きで、mother
母は遅延する、腰骨を伸ばす
土塊が後をつけてくるよ、キッチンの出窓
土塊が笑ってるよ
サボテンに水をやるのは、もう少し待って
ほら、針先の和音、三月の音階で ....
上皿天秤は
待てど暮らせど
いつまでも動いてる

(左右対称に振れ続けてるなら釣り合ってるとみなします)

小学五年生なりに
意地を張っていたつもりはないけど
根負けという成長もありま ....
私は森の中を迷いながら彷徨っていた
山ふくろうの鳴き声と、おぼろ月夜がおびただしい夜をつくっていた
なぜここにいるのか
記憶を辿るが、なぜだか脳が反応を示さない
記憶の構造が気体のようにふわふ ....
 執拗にのたくる
蛇のような走査線の裏側から
  黒色に泡立つ粒子の
 ホログラフィックな性夢として
   二台の戦車の幽霊が姿を現わす

 海へ突き出た岬の草地を、蹂躙する鋼鉄のキャ ....
空丸さんの自由詩おすすめリスト(4633)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
モノクローム- TwoRivers自由詩5*22-4-8
戦争犯罪と叫ぶむなしさ- st自由詩322-4-8
ストラングルホールド- 壮佑自由詩3*22-4-7
あおばさんへ- マークア ...自由詩422-4-4
詩の日めくり_二〇一九年十三月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩12*22-4-4
母はフェニックス- 壮佑自由詩6*22-3-31
熊手で- 木葉 揺自由詩2*22-3-31
ユース- 末下りょ ...自由詩4*22-3-30
イグアナのご遺徳を偲ぶ- 壮佑自由詩2*22-3-24
四面そば- ナンモナ ...自由詩4*22-3-24
無知革命- ナンモナ ...自由詩2*22-3-23
信仰- マークア ...自由詩922-3-22
白の叫びと黒の戸惑い- 佐白光自由詩1*22-3-22
花筏- あらい自由詩222-3-21
ハーケンクロイツ卐よみがえる日- st自由詩422-3-21
詩の日めくり_二〇一九年十一月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩11*22-3-21
ごんごちー- ちぇりこ ...自由詩422-3-20
寝たきり- TwoRivers自由詩6*22-3-17
わたしは美しい- 末下りょ ...自由詩7*22-3-17
都市- 壮佑自由詩6*22-3-16
褪色- あらい自由詩222-3-13
どよめく夜に- ひだかた ...自由詩822-3-13
※五行歌「失う」- こしごえ自由詩2*22-3-13
独裁者の恐怖- st自由詩322-3-13
海で- プル式自由詩622-3-11
ペーパービュー- 末下りょ ...自由詩3*22-3-11
mother-garden- ちぇりこ ...自由詩1022-3-11
天秤- TwoRivers自由詩2*22-3-10
- 山人自由詩8*22-3-10
薄いアポカリプス- 壮佑自由詩6*22-3-10

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