すべてのおすすめ
ときはふらりとたちよって
触れるだけ触れて 去っていく

かなしみに火傷

体ごと持っていかれそうになる そのときに
飲まれては 足掻いて

手をさしのべるのはだれ

ふくふく小さ ....
小さな町の小さな家に
のっぽの君は生きていて
きゅうくつそうなテーブルで
ゆっくりポトフを食べている
小さな皿で二三杯
食べ終えると
君は背中を丸めて天井を見上げる

朝日の町の朝日の ....
ほやほやの猫が見られなくなって安心したので
今日はこのまま温泉に行こう

断酒しようとしたのは一昨日で
今日はウイスキーを瓶から飲んだ
体がほやほやしてきたので
良い気分のまま
猫を思い ....
欲しいものがあって
それがただ単純に人間の女性の体だったりすると
人間の男性は品位や人格を疑われてしまう
から
人間らしくあるために
好きですとか愛してるとか
錯覚をしてそれを
オブラー ....
  滅入る
  ひ影
  破裂音の
  木像
  (言葉なしで祈る)
  団地という
  語の 重量と
  つりあっているものらが
  そこらへんにある
  昼間を 歩いて
  菜を刻み
  嗅いで
  寝た
「ああ、おい、コーヒー淹れてくれ。」

「あ、はーい。」「なにか?」

「ああ、コーヒー淹れてくれんか?」

「あなタ。最近、コーヒー飲み過ぎちがいますか?」

「え、さっきの ....
目覚めの薬

始めたくない一日
ベッドの脇のギター

黙らせた目覚まし時計から
バトンタッチされたテレキャスター
僕にやる気を出させようと
甘い声で囁きかける

僕は布団の中から手 ....
幸福な夢   涛瀬チカ改め神坏弥生  
オレンジ色の陽光と闇がまぎれあう大曲時 
私たちは公園で、立って話していた
私たちの子供だったかもしれないし
私たちの子供の知り合いの子供だったかもしれ ....
腫れぼったい世界の空は
柑橘系の匂いと色で
眠り続けるアタシの中を
眩しい地下鉄が通過していく

ねぇねぇ、まだ起きないの?
ひからびた胎児が話しかける
だめよ、まだ、
まだ早すぎる! ....
彼らはあたまが悪かった

可哀想なくらい

朝礼が終わるときまって煙草をすった

ほめられると当然だと思い

叱られると気にくわなくて狙われていると

脳みそに発生する弱い電気で本 ....
渇いた唇を
潤す術を知らず
恥ずかしさに溢れ
喋ることもできず
噛み締めて
俯いて
しばらくそのまま
もう少し
このままでいたい
リリカルな私 涛瀬チカ改め神坏弥生

例えば、白と黒の鍵盤に向かって
白から黒へ黒から白へと半音ずつ上げてゆきながら
サティを弾いてみる
午後に明るい日差しがさしてカーテンが
膨らんで揺れ ....
希望よ どこへ往く
おまえが描いた絵空事
道端に落書きされた
こどものチョーク絵さながらの
夢と理想の地図を
おまえの弟 失望が
炎の姿で追いかける
めらめら尻を炙られて
煙も目に染み ....
あなたはあなたを傷つけた人間を許せますか?

反省もしてない後悔もしてない人間をあなたは
許せるというのですか?

あなたが許せるならそれはそれでいいでしょう
しかし誰もがそんな人間とは限 ....
氷の絶壁をのぼる

手を汚さなければ

手を洗うことはないのだ

汚れるから洗うのだ

氷の絶壁をのぼる

進んで手を汚そう

そして、だから手を洗うのだ

汚れるから洗う ....
世界は
向上心であふれている
より強く
より速く
より高く
より美しく
僕は
世界の片隅で
ほそぼそと生きる

世界は
向上心であふれている
より強く
より速く
より高 ....
スマホで何でもできるから
リアルにときめくことがない

赤い糸もこの時代
無線でつながるのかなぁ

思い通りにいかなくて
心がザワつくあの人と
旅先は何処にするか
直感で決めようと思う

雑誌もネットも見ず
ただ直感に任せて
それに従うだけ

何もかも決めていくより
心に残る旅になる
不安は一つも湧いてこない

直感を信 ....
ちいさなものならボルトいっぽん

デブリは秒速8キロで地球のまわりを回っている

なのに映画や漫画いがい

デブリによる宇宙空間での大事故はない

ふしぎなことだ

隠ぺいされてい ....
なにかあるような気がして
遠くへ遠くへ
人の話もきかず
自分自身も、見ずに
なにかあるような気がして
遠くへ遠くへ
遠回りなんかごめんである
まっぴらである
なにかがあるような気がして ....
ゆっくり育つ息子が
五歳にして
歩き始めたので
日曜日の公園へ連れてゆく

小さな影は、{ルビ日向=ひなた}にのびて
ひょこひょこ歩き
地べたに尻餅をついては
砂を、払ってやる

 ....
月面なんとかレースがお金がなくて中止になった

宇宙開発にはお金がかかる

想像するのはただだけれど

実際問題お金の話は避けて通れない

小型核開発で軍産複合体は大喜びしている

 ....
ここは敗戦の昼下がり

夜はここは船室

昔なら観たければ借りたり買ったり

いまは繋ぐだけでいい

人影は自由

温かいビルや気にならないほどの緑

時間が経つのってなんて遅 ....
1
歩いている橋の下を流れる川は澱んでいる
ぬかるんだ川の底では水の香りは土の茶色に掻き消され色彩を失う
透明な景色を一体どこで見ただろう
眼に見えた草の形は項垂れていて 写真には真っ直ぐに伸 ....
睡魔に全身を覆われているようだ

身体の芯が揺らぎ続け
目を閉じることも見開くこともできない

指先に力が入らず
涎が流れ続けているような
そんな気さえする

羞恥心などとうに捨てた ....
いつかゼロになるとしても、一歩ずつ進んでいこう。
いつかゼロになるとしても、1を足せば、すぐにゼロじゃなくなる。
それに、いつかゼロになるとしても、決して無になるわけじゃない。
ゼロという数が、 ....
風呂で溺れた
ダウン症児の周ちゃんが
救急車で運ばれ
一命を取り留めた
子供病院

入院後の回復は順調で
3日後に人工呼吸器は外れ
ゆっくりと目を覚ました

日が暮れて、パパは
 ....
遠くに数羽の鳩が舞う
あの泉を目指し
時の川をのぼりゆく

(空ノ青サガ 私ヲ 呼ンデイル)

夢の鞄をずしりと背負い
快い逆風を裂きながら
いつしか爪先は方位磁針になる

この足 ....
宇宙を食べ過ぎてお腹が脹れてしまった
赤ちゃん
大人たちのなかに入って
目玉に浸り
脳みそをくり抜いて
食べてしまえ
赤ちゃん
パンダのように
ころりと転がる
ユリウス暦 ....
空丸さんの自由詩おすすめリスト(4633)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
金の鳥の羽に月の小指- 田中修子自由詩10*18-2-12
のっぽのこ- 黒田康之自由詩818-2-11
ほやほやの温泉に行こう- 日々野い ...自由詩218-2-11
生きる理由は- こたきひ ...自由詩118-2-11
- 草野春心自由詩218-2-11
重量のある- 草野春心自由詩418-2-11
コント。_正義とタエコさん。_①言うこときかないタエコさん。- よーかん自由詩1*18-2-11
目覚めの薬- まーつん自由詩3*18-2-11
幸福な夢- 神坏弥生 ...自由詩118-2-11
Tangerine_Dream- もとこ自由詩9*18-2-11
人生で大切なこと- 吉岡ペペ ...自由詩518-2-11
恥ずかしがり- 坂本瞳子自由詩2*18-2-10
リリカルな私- 神坏弥生 ...自由詩318-2-10
スフィンクス- ただのみ ...自由詩5*18-2-10
変えられない現実- 千幸自由詩318-2-10
氷の絶壁- 吉岡ペペ ...自由詩318-2-10
世界の片隅で- ホカチャ ...自由詩118-2-10
赤いスマホで結ばれて- イオン自由詩3*18-2-10
直感- 夏川ゆう自由詩118-2-10
デブリ考- 吉岡ペペ ...自由詩318-2-10
遠回り- 次代作吾自由詩518-2-10
日曜日の公園- 服部 剛自由詩12+*18-2-9
お金と未来- 吉岡ペペ ...自由詩118-2-9
敗戦の昼下がり- 吉岡ペペ ...自由詩318-2-8
断片- 鷲田自由詩318-2-8
小さな願い- 坂本瞳子自由詩3*18-2-8
いつかゼロになるとしても- 水宮うみ自由詩3*18-2-8
子守唄- 服部 剛自由詩618-2-8
空ノ声- 服部 剛自由詩618-2-8
赤ちゃん世紀- ツノル自由詩2*18-2-8

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