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暗鬱としたコード進行が
延々ループしながら続く
僕らは没頭しながら従う
次々開ける光景は白昼夢
明るんだり暗んだり
いずれもそこは極北の地
いずれもそこは極楽浄土
君は泳ぎだし
僕を導 ....
海の鉱石は
どこにあるのだろう
潮水
浜辺の砂の中
海底の岩窟
松毬魚の眼球?
独りぼっちのエメラルドグリーン
ずっと見惚れていたいけど
視線は波にさらわれて
浮島の両脚のように ....
今を認めるしかない
私の鬼は
今を認める
永遠の傷だ
銀河の岸で鬼は歌う




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
待っていたのは太陽光線を浴び始めた雪の結晶だった
億千の結晶の乱反射が
きら きら、きらと
生き物のように動きながら
わたしひとりの岳人のために
おびただしくひかりは踊っていた

駆り立 ....
わたしがまだ幸せの形をしていた頃、恋人と暮らしていた
春の夕暮れの匂いのする水槽の底で、わちゃわちゃと低砂をつつくコリドラスの口許にある二対のヒゲのように仲良く暮らしていた
彼は時おり水面から顔を ....
仮寓の蝸牛には
やり残したことがいっぱいあるのだが

奇遇という気球に乗って
無音の空の旅をしてみたかった

修羅場という修羅場がなくて
絵になる風景も知らずに

雑踏に紛れて遺伝子 ....
光の午後は渦巻いて
わたしの心は虚脱して
青い青い大空を
のっそりのそり渡っていく

残りの時間の切迫に
わたしはやがて覚悟決め
断崖を滑落する自分を見る

(人生の椅子は失われ
 ....
二〇一九年三月一日 「考察」


同じ密度で拡散していく。


二〇一九年三月二日 「箴言」


仏に会えば仏になるし、鬼に会えば鬼になる。
ひとはひとと出会って、ひとになる。
 ....
若く美しいモデルもまた画家をみつめている



背景は色彩を分割する役割しか与えられず


一つの静物も足されない



窓からの景色はいつまでもあらわれることなく

 ....
たかがなんて言ってくれるな
そんな精悍な横顔で
辛辣な眼差しを向けてくれる方が
まだこの心は救われる
いがみ合うことで
扉は少しでも開かれるだろうか
この居心地の悪い空間は
なににつなが ....
猛烈な冬の寒波に見舞われた
はるか上空の雪雲のなかで
ひっそりと生まれたのは

ちいさなちいさな
六角柱の結晶たち

雪雲の中を風に吹かれて
上昇したり落下したりと

いろんな雪雲 ....
いつつけたかわからない傷口が急に、
息をするように濁濁とさせた
特に痛みは感じないのに

意識が揺らいでいくのを、当然のように身を任せて

宵闇に細君は竹林と透かして、
永遠の処女に咥え ....
言葉を尽くしていたい、死力を尽くしていたい、とても簡単なラップ調の聞きざわりのいいフレーズだ、ばかみたいだね、産湯にひたるような薄い感傷、何かにいつもいら立っている、どうやったって黎明、並べただけ .... 過ぎ去らない過去に消し去られそうな朝になら



ゆびさきは美にとどくだろうか




コバルトやミーヌ  オランジェ、クロームの2番


なけなしのチューブ数本の匂いが

 ....
       端子:tansi




 名まえ創るとき考える、
 魔法な閃き運び徠る、
 歌よりも美しいコトバを綴りたひがため、登攀、愛珂さもありな ....
息を吐く
冷たい空気を吸う
飛来する虚ろの目と目を合わせる
最適化した言葉でニンゲンらしくする
完成の美しさを
手に入れることはなく
爪をはじく
ニンゲンらしくなる

冬と話したなら ....
小学生の頃
体育館の裏に生えていた
椚の落ち葉を使って
船を作って遊んだ
椚の落ち葉は
いい具合に折れ曲がっていて
大きめの葉の舟艇に
小さめの葉を刺して帆として
昔の帆掛け船のような ....
テレビはグルメ番組だらけ

それも
長寿番組が多いという
おまけつき

いったい
この現象は何なのか

いやなこと
つらいことだらけの
この世を忘れ

ただひたすらに
食べ ....
日曜日のショッピングモール
お洒落をした女の子が二人
ソファチェアでお喋りしている

向かいのソファチェアでは
野球帽に髭モジャモジャのおっさんが
のけ反り姿勢で大イビキをかいている

 ....
まったくお前みたいな可愛い夕焼けにつま先で挨拶すると深海みたいな鱗が踝に貼り付いてプラタナス並木が裸で震えてら
俺は嘘つきでインチキな星座だプラネタリウムの秘密を暴かなきゃならないし何処までもプラス ....
ときの流れが
千代(ちよ)のおおぞらを
やさしく流れていっただろ?


お楽しみは
これからだ、と

やさしく髪を梳いてくれる
そのわけを聴かせてよ?

やわらかい印 ....
異郷の地に立って
根こそぎにされ 
もう何も残っていない
荒涼としたノスタルジア
魂の奥底から滲み出て
北の国より吹く風になびき
遥かコバルトの海底に沈む

日を追うごとに
紋様はこ ....
石油になっていく鳩の群れをみていた


盗み見られることで失われるものなどなに一つなく

ウォールストリートジャーナルと朝日の波間で
水鉄砲を撃ちあう月曜の子供たちが

迎えの車を ....
冬の曇天が続き部屋の中は寒い
セラミックヒーターから出る温風だけが温かい
背中で詫びながら
16本390円のフォルテをまた買ってきた
1本149円のコカ・コーラも止められない
赤字覚悟の確信 ....
やや広いこころで歳をみた。
相も変わらず不条理な幻燈ばかりじゃないか?
地殻に映る現象なんて!
二〇一九年二月一日 「現代詩集」


 集英社から出た『世界の文学』のシリーズ、第37巻の『現代詩集』は、まず学校の図書館で借りて読みました。のちのち、ネットの古書店で買いました。ウィドブロの『 ....
「幽冥界には知られてはいけないことがある」アゴンザカルは呟いた。
それは盗賊ヨランに向けたものでも、そうではないようにも思えた。
「世界を支配するのは、幽冥界こそが適しているのだ。
 天国でも地 ....
鼓膜の炎症と診断され
メスで切開する簡単な手術を受けた

痛いですよとの説明どうり
痛かった
確かに痛かったが
症状は嘘のように楽になった

あの先生は名医だ
その思いを強くしながら ....
何回
風や雨に身も心も
晒され削られただろう

何回
壁や木に火花散らし
気絶し殴られただろう

何回
靴や石にギリギリ
踏み潰され続けただろう

無限ではない
数えられない ....
青空にぽっかりと
雲が浮かんでいる
どこを見るともなしに
宙をぼんやり 見つめていると
空っぽの自分のこころに気付く時がある
空っぽだ

けれど こころに
何も無い時というのは
かえ ....
空丸さんの自由詩おすすめリスト(4633)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
サウンド&ヴィジョン- ひだかた ...自由詩922-1-27
海の鉱石- 壮佑自由詩11*22-1-27
※五行歌- こしごえ自由詩4*22-1-27
稜線- 山人自由詩10*22-1-26
コリドラス- ちぇりこ ...自由詩4*22-1-25
蝸牛のうた- マークア ...自由詩18*22-1-25
光の午後は渦巻いて- ひだかた ...自由詩1022-1-24
詩の日めくり_二〇一九年三月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩13*22-1-24
裸婦- 末下りょ ...自由詩8*22-1-24
かげろうだったろうか- 坂本瞳子自由詩2*22-1-24
雪のさだめ- st自由詩822-1-24
座礁- あらい自由詩222-1-24
僕らは何にもなることができない- ねことら自由詩422-1-23
朝の絵具- 末下りょ ...自由詩2*22-1-23
3⃣- 大゜揮∞ ...自由詩2*22-1-23
呼吸- 日々野い ...自由詩222-1-22
椚の葉の船- ジム・プ ...自由詩3*22-1-22
満腹天国- st自由詩422-1-22
ビビットピンク- 壮佑自由詩2*22-1-20
プラネタリウム- ちぇりこ ...自由詩7*22-1-20
愛の歌- 秋葉竹自由詩222-1-18
ノスタルジア- ひだかた ...自由詩822-1-18
投票の朝- 末下りょ ...自由詩3*22-1-18
みんな疲れているんだよ- ジム・プ ...自由詩7*22-1-18
狭い目- ナンモナ ...自由詩2*22-1-18
詩の日めくり_二〇一九年二月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩13*22-1-17
幽冥界のヨラン(四)- おぼろん自由詩2*22-1-17
耳鼻科の名医- 壮佑自由詩4*22-1-16
何のために- 宣井龍人自由詩4*22-1-15
空っぽ- こしごえ自由詩8*22-1-15

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