春の風は遠くから来ます
夏の風は遠くへ行きます
あこがれ、とは違う
何処か知らない所へと
私を誘います

秋の風は通り抜けます
冬の風は通り過ぎます
喪失を知らしめ
懐かしい者どもと ....
後戻りはよく情けないとか
卑怯者のすることだとか
軽蔑の言葉すら浴びせられ
強い口調で諭されることも
卑怯だとまで言われることがあるけれど

そう言うひとたちにぼくは問いたい
高く跳躍す ....
  いい夢と
  わるい夢がならんで
  砂利のなかに混じっている
  風はいつしか乾き、
  口のはじが切れている
  きみのざれ言は聞きたくない
  きみの睫毛がうごくのも
 ....
眉間の裏側に
落ちてきた
朝焼けの一滴

生温かい暗闇に
暖色の地平線が
引かれていく

意識の東から
明かされる
言葉の街路

慌ててスケッチ
しようとするが
間に合 ....
本当のこと。
全員に嫌われてるってのは無くて、みんな
誰かしらを心配してるし、心配されている。
気づかない所で。何気ないところで。

ある子を見て「あの子どうしたんだろう、
何かあったのか ....
明け方
素になった
あしのうらが
のんびり呼吸をしていた

朝、起きて
人が再び活動を始めたときから
あしうらは忙しい
意にそまない誰かであっても
一緒に過ごさねばならない
破れか ....
僕たちがゲーセンで得るものなど何もない
ただ一つあるとすれば
二年ほどだけライブモニターに映るプライドだけだ

失うモノは沢山ある
親に安定した老後を送ってもらうだけの
山のような50円硬 ....
 
うっかりしたり
どうかしていたり
つい他のことで
頭いっぱいになってたり
なんか体調でイラッとしたりして
間違ったことを言ってしまうことなんて
自分いくらでもあるんだから
他人の
 ....
生まれ年のワインが不味い リモコン持たず布団に入ってしまった 千ピースのパズルに変えてやろうか 生きるって何だと聞かれたら
僕ならこう答える
春が来るまで待ち続ける事だと
違う私になりたいなんて
思ったことは一度もない

違う私になってしまえば
たとえば
眼もくらむほどの美貌とか
今より
たぶん7センチ
すらりとのびた背筋とか

だけど
あなたに出 ....
「現実を見ろ」

人の気持ちも分からないのに
見当違いの叱咤激励
希望 絶望 相乗効果
そのわだかまりは深まるばかり
首を絞めるのが強きを生むと
勘違いして窒息殺害
わたしはわたしでい ....
大きな交差点

大きな歩道橋

スロープを自転車でカタカタカタと登り

ごぉおおと息を吐き出していっきにくだっていく

地に足がつかない浮いた感じ

幼い頃の他愛のない浮いた夢が叶 ....
途中からただの悪口 勝利の女神は去年死にました 真っ直ぐに歩けないくらい疲れているから
人間は誰かに支えて貰う

壁を乗り越えれないくらい疲れているから
人間は誰かに担いで貰う

真っ暗で何も見えないくらい疲れているから
人間は誰かに ....
世界にたったひとり
取り残された気分で
自転車を走らせる

コンビニを通り過ぎ
高架下をくぐり
収穫を終えた田んぼの
あぜ道をカタカタ走る

目の前の景色は
時と同じスピードで
 ....
回転寿司屋の板前のブルースとか
山手線の運転手のブルースとか
今でもそんな事ばかり考えているんだ

この前の事なんだけど
風呂場の鏡に捨てられた犬みたいなのが写ってたんだ
誰だって聞いたら ....
0と1のたゆたう波間
無数の気泡が生まれては消え
消えては生まれる

一大プログラムに沿って進む生命のパレード

意識の明滅は不規則に見えて
実は秘密の言葉に従って記述されている

 ....
行司軍配は
西方
キモキモおじさんの
キモキモ行為が有利と見て
キモキモおじさんに上がりましたが
協議の結果
キモキモおばさんとキモキモおじさんの
体がひとつになるところを
想像してし ....
 すがりつく記憶の風

  艶やかな紅い香り

  想像したよりマシな未来

  引き出し 眠る手紙の寝息

 
 はらわたに染みて とれない痛み

 細い躰を隠す

 ....
 きみの死を少しだけ貸してほしい。すると、きみは少しだけ長生きして、ぼくは少しだけ早死にすることになるのだろうか。それはわからない。むしろ、そうすることで、一緒に死ぬことができるのかもしれない。ただ、 .... 男の妖精もいるのか 誰もいない部屋に「いるのはわかってんぞ!」 言葉をこねてなんにしよう
言葉がとがって痛い
言葉をつくって偽る
自分の心さえ偽る

たったひとりの自分を
だれが守ってくれるの
放った文字さえもう届かない
だれかみていてくれればいい ....
大仏のある
奈良東大寺本堂

入り口に
その大仏を
護るように立つ
木彫りの像一体

これが
今から
およそ1500年前に
オスカープロモーションによって
半ば強引に作られたと ....
彼女の歌は歌ではなく
叫びだった
彼の歌は歌ではなく
囁きだった

彼女は27歳で
薬物中毒で逝った
夭折だ

彼は82歳で
心臓発作で逝った
天命だ

でもぼくらは録音で
 ....
バイクで信号待ちをしていると
学習塾の窓がそっと少し開き
にゅうと黒板消しを持った手が現れた
ぱんぱん一生懸命腕を振って
ぱんぱん外壁に叩いているのだが
あまり白い粉は出てこないみたいだ
 ....
まーつんさんのおすすめリスト(3356)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
便り- salco自由詩29*13-5-16
反論- HAL自由詩4*13-5-16
ふたつの夢- 草野春心自由詩513-5-15
なんちゃって- nonya自由詩17*13-5-15
学校での_ほんとうのこと- Wasabi 自由詩213-5-15
あしうら- そらの珊 ...自由詩23*13-5-15
機動戦士ガンダム_EXTREME_VS._FULL_BOOS ...- 一 二自由詩413-5-15
自分お料理は苦手なんだけど今夜はカレーライス- Lucy自由詩26*13-5-14
生まれ年のワインが不味い- 北大路京 ...自由詩12+13-5-14
リモコン持たず布団に入ってしまった- 北大路京 ...自由詩513-5-14
千ピースのパズルに変えてやろうか- 北大路京 ...自由詩2+13-5-14
kisetsu-生節- Neutral自由詩2*13-5-14
東京恥ずかしい宣言- umineko自由詩18*13-5-14
gensou-現走- Neutral自由詩2*13-5-13
歩道橋スロープ- 灰泥軽茶自由詩6*13-5-13
途中からただの悪口- 北大路京 ...自由詩513-5-13
勝利の女神は去年死にました- 北大路京 ...自由詩313-5-13
他力本願- owl自由詩313-5-13
月が追いかけてくる- 佐倉 潮自由詩613-5-12
名前も知らないところから- 虹村 凌自由詩1013-5-12
生命という関数- 2012自由詩3*13-5-12
物言い- 花形新次自由詩213-5-12
はらわたの青空- 山崎 風 ...自由詩2*13-5-12
借り物のからだ- 中川達矢自由詩413-5-12
男の妖精もいるのか- 北大路京 ...自由詩1513-5-11
誰もいない部屋に「いるのはわかってんぞ!」- 北大路京 ...自由詩713-5-11
言葉の船- 朧月自由詩313-5-11
日曜美術館__剛力彩芽像- 花形新次自由詩413-5-11
叫びと囁き- HAL自由詩2*13-5-11
黒板消し- 灰泥軽茶自由詩10*13-5-10

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112