僕が思う現代詩と合唱の関係について(6)


さあ、いよいよである。

僕は(1)〜(5)までの間合唱と現代詩の僕がしる限りでの現状を書いてきた。その中では、
二者が抱える「偏見」という人 ....
僕が思う現代詩と合唱の関係について(5)


なぜ現代詩はその偏見を振り払うことが出来ないのか。
その理由を、僕はこう考えている。

一「学校教育の中で「詩」はゾンザイに扱われている」
 ....
僕の目の前に

ゴッホの「カラスのいる麦畑」の絵がある

それはまるで子供の描いた絵のように僕の前に掛かっているが

それは同時に子供には決して描けないものも含んでいる
 ....
あのヤリマンの女の子の人生を、うらやましいとは思わない
あのヤリマンの女の子と やれた男をうらやましいと思うとしても
あのヤリマンの女の子の人生を、とくにうらやましいと思うことはない。

 ....
担任の先生
支援学級の先生
児童心理学の先生
作業療法士の先生
言語療法士の先生
そうそうたる先生達に囲まれて
亀ちゃんについてのミーティング

亀ちゃんのテストの結果
チノウノハッ ....
ボーナス無しで十時十分 羊に睡眠薬飲ませている 春から
いちばん遠い季節に
吐息は
ゆれる

遥か
列車の通過の幻想に
疑いもなく
聞き耳
立てて



苦しまぎれの憧憬が
いつかの砂地で
花開く

もう
誰 ....
蛙の世界の王様は、大きな大きなガマガエルです
沼の淵の一番高い岩の上を玉座にして、毎日世界を見下ろしています。その視線は、つねに安定したさざ波に注がれました。
若々しい雨蛙は王国の奴隷です
王様 ....
茹でてふやけて

むいて食べる

ほっこほこの里芋にっころ

喉がころころ鳴っており

何かおるのかな

うっすら朝もやけのなか

鳥の声と緑の香りがする畑の中から

里芋 ....
柔らかさ強さと一緒にまとめ買い

遠くには港もないけど筏船

胆石を患ってから知る臓器

美輪さんの美に酔いしれて酔いつぶれ

マイ・ギター埃の積もりて音もせず

わすれたころに君 ....
人が人を検閲することはできない
それはいちばん姑息な魂だから

人は人を弾圧することはできない
それは怯懦の表明に過ぎない

それらを振り払った魂のあり方こそ自由の別名だとおもうのだ

 ....
バスはC県からT川を超えI県へと進むローカル路線バスだった。
俺はI県側にあるテレビ工場に勤めていたので、毎朝一時間に一本しかないバスに乗って通っていた。
工場に勤める人をはじめ、多くの人は自家用 ....
西の空は何色か
油断してたら殺される
ハサミで切れるものは全部切る
容赦なく切る
ハサミに西日が反射したのが
午後四時

玉ネギが腐り芽がでて
バケモノに変身
殺すつもりでにじり寄る ....
僕が思う現代詩と合唱の関係について(4)

「現代詩は存続の危機にある」

これは様々な詩投稿サイトや詩誌でここ十数年くらい前から騒がれていることだ。

例えば文学極道のコラムやその理念を ....
  



透明な僕らは一体

どこへと行くのか

透明な彼らは一体

どこへと消えるのか



誰もが両手を出して

銅貨を求めている

だが、その顔は王のようで ....
少年がバス停に走っている間に

母を乗せてバスは行ってしまった

母は後部座席に来て

険しい顔をして少年を見ていた

子供時代の幕切れだった



母は生きているのだ ....
 
 森の入口には、狐が腹這いになって寝そべっていた。
 私が森に入ると同時に、狐は見えなくなったが、行く
先々で、炎のようなものが、私の周辺を漂っていた。
 淡い狐色が、橙に染まっていったり ....
鉄格子越しに見える空は
いつも哀しい程蒼い

罪人には空が無いのだ
空虚な自分と向き合っているだけなんだ

時々差し入れられるちょっと冷めた食事は
少しだけ生きている実感を与えてくれるの ....
わたしがわたしに出会った日
風が吹いていたかなんて
憶えちゃいない
詩人じゃあるまいし
ただ胸の痛みに耐えかねて
指を切った記憶がすこし

わたしがわたしに出会った日
花の中で虫は死に ....
  
 


私は小学校の校庭を思い出す

雨に煙るその校庭を・・・

その光景に、私は写っていない

その光景に初恋のあの子は写っていない

その光景に、一番怖かったあの先生 ....
あふれていくものをせき止めるすべはなく
細い腕がグラスを傾かせるたびに、
毒のカプセルを口の中で遊ばせる作業を
どろどろする部屋の、青い窓から見ている

絆創膏では隠し切れないものが、君の影 ....
川原の小石の上に
きのう置いていった青梅が
今日なくなっていた

こんな寂れた小川に
人が来たなんて
想像つかないし
それなら昨夜
予期しない水が溢れて
流されたのか

 ....
上へ
上へと伸びてゆくもの
下へ
下へと伸びてゆきたがるもの
いのちを生み出すために
細い指たちは
指切りを繰り返し
相反するからくりを育む

そのなかほどの混沌で
わたしは
ひ ....
各駅停車で、春に向かう



このあたりは 四十年前より 毒々しい
昔はこの辺りのことを 武蔵といった
私は相変わらず 色白だ
恋人の八雲が人間の女にネコババされるのでの時間を ....
僕が思う現代詩と合唱の関係について(3)


(1)(2)は僕がこの文章を書こうと思うようになった動機について書いた。

そして、今回からいよいよ「関係」の部分について言及していこうと思う。 ....
たまには自分の信仰について書いてみる

そいつはキャッチボールみたいなもの

この友はいつだって良い球を投げてくるのだ

「愛」とか「希望」とか「信仰」とかね

おれもそれなりに返すの ....
デブのかく
大量の汗に含まれる
電解質を利用して
発電を行うという計画が
マサチューセッツ工科大学
デブ生理学研究所で進められている
世界中から選ばれた
デブの精鋭たち25人
彼らが未 ....
日は疾うに沈んで
間もなく川面に
星が瞬きはじめるだろう
澱みには
ただならぬ魚が潜んでいる
姿は見えなくても
気配が匂う

どうしてそんな思いを
抱いてしまったのか
目には見 ....
母さん
ぼくは思いだしました
まだ若いあなたの
細くも強いその手にひかれて夏
緑に燃える蜜柑葉をくぐりどこまでも道はつづいていました
おばあちゃんのお家までねと
暑くて永い昼下がり
眩暈 ....
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