ひと殺しみたいな詩を読みたい


















ひとさら ....
  白は黒に変わり
  黒は白く塗られ
  なまぬるいポケットの中に
  きみの望む明日はこない



  夕暮れどき、猿が笑い
  ビルの灯りがまたひとつ消える
  ぼくの ....
言論の自由の中で
わたしたちは饒舌な唖になる
会葬者の囁きにも指先を踊らせるが
本心は棺の中
乾き切った筆のように横たわっている

表現の自由の中で
わたしたちは着飾ったマネキンだ
禁 ....
ホラーなのにホラー映画を観るひとの気が知れない 服を捨てた
どんどん捨てた
着ていた頃の自分を捨てた

服に心をひっぱられたけど
ええいと切って
ばっさり捨てた

タンスはからっぽ
骨になったハンガーが
風にゆらりと揺れている
 ....
吊り橋の真ん中で二人は懐中電灯を消した
月も山の木立に光を隠した

手を延ばせばそこには異性がいた
何時も顔を合わせている相手だったが

不意に訪れた二人だけの世界に戸惑って
互いに黙っ ....
生まれ変わったら
サラサーティになりたい
サラサーティになったら
貴女にピッタリ密着して
一滴も漏らさずに
すべて吸収したい
そして
貴女を
多い日でも
安心させたい
ぐっすり
 ....
よく電車の止まる季節
ひとも立ち止まる季節

嫌いになるひとも電車も季節も
ぼく死にたくない
みんなに干渉されるから
ぼくが死んだら
もうぼくに関わるのやめて
或る深夜観たいものがある訣でもないのにTVを点けた
想わず眼を見張ったそこには見慣れた歩行器を必死に
掴もうとするいつかのぼくがいた

もちろんそれはぼくではなかった
ぼくと同じ脳梗塞で倒れ ....
 ちがうよ
 べつにデートってわけじゃ
 ぜんぜんそんなのじゃないし
 楽譜を買いにいくだけだし
 二人で

 キュラキュラキュラ キュラキュラキュラ
 (洋子)

 合 ....
アナログ時計の夕日が沈む頃
わたしにSOSが届く
しなやかな息継ぎが人人を魅了する
そんなクロールに憧れるだけの

泳げない魚は歎いて、ついに
陸に出て腹をみせて
跳ねて転がってそして
 ....
ひとはね
かんたんにじさつできないこころとからだをもって
うまれてきているもんなんだよ

いませんろにとびこもうとするきみ
いまだんがいのしたのうみにおちようとするきみ
いまこうそうびるか ....
春の風は遠くから来ます
夏の風は遠くへ行きます
あこがれ、とは違う
何処か知らない所へと
私を誘います

秋の風は通り抜けます
冬の風は通り過ぎます
喪失を知らしめ
懐かしい者どもと ....
後戻りはよく情けないとか
卑怯者のすることだとか
軽蔑の言葉すら浴びせられ
強い口調で諭されることも
卑怯だとまで言われることがあるけれど

そう言うひとたちにぼくは問いたい
高く跳躍す ....
  いい夢と
  わるい夢がならんで
  砂利のなかに混じっている
  風はいつしか乾き、
  口のはじが切れている
  きみのざれ言は聞きたくない
  きみの睫毛がうごくのも
 ....
眉間の裏側に
落ちてきた
朝焼けの一滴

生温かい暗闇に
暖色の地平線が
引かれていく

意識の東から
明かされる
言葉の街路

慌ててスケッチ
しようとするが
間に合 ....
本当のこと。
全員に嫌われてるってのは無くて、みんな
誰かしらを心配してるし、心配されている。
気づかない所で。何気ないところで。

ある子を見て「あの子どうしたんだろう、
何かあったのか ....
明け方
素になった
あしのうらが
のんびり呼吸をしていた

朝、起きて
人が再び活動を始めたときから
あしうらは忙しい
意にそまない誰かであっても
一緒に過ごさねばならない
破れか ....
僕たちがゲーセンで得るものなど何もない
ただ一つあるとすれば
二年ほどだけライブモニターに映るプライドだけだ

失うモノは沢山ある
親に安定した老後を送ってもらうだけの
山のような50円硬 ....
 
うっかりしたり
どうかしていたり
つい他のことで
頭いっぱいになってたり
なんか体調でイラッとしたりして
間違ったことを言ってしまうことなんて
自分いくらでもあるんだから
他人の
 ....
生まれ年のワインが不味い リモコン持たず布団に入ってしまった 千ピースのパズルに変えてやろうか 生きるって何だと聞かれたら
僕ならこう答える
春が来るまで待ち続ける事だと
違う私になりたいなんて
思ったことは一度もない

違う私になってしまえば
たとえば
眼もくらむほどの美貌とか
今より
たぶん7センチ
すらりとのびた背筋とか

だけど
あなたに出 ....
「現実を見ろ」

人の気持ちも分からないのに
見当違いの叱咤激励
希望 絶望 相乗効果
そのわだかまりは深まるばかり
首を絞めるのが強きを生むと
勘違いして窒息殺害
わたしはわたしでい ....
大きな交差点

大きな歩道橋

スロープを自転車でカタカタカタと登り

ごぉおおと息を吐き出していっきにくだっていく

地に足がつかない浮いた感じ

幼い頃の他愛のない浮いた夢が叶 ....
途中からただの悪口 勝利の女神は去年死にました 真っ直ぐに歩けないくらい疲れているから
人間は誰かに支えて貰う

壁を乗り越えれないくらい疲れているから
人間は誰かに担いで貰う

真っ暗で何も見えないくらい疲れているから
人間は誰かに ....
まーつんさんのおすすめリスト(3593)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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