緑しげる季節に
ぼくたちが出会うとき
そこへと水がながれ
そこへと水がたまり
そこから水がぬけた
だからだろうか
白昼よりたしかで
暗闇よりくるし ....
鼻からティッシュが離せなくなってしまったのか
哀れだな
もの かなしい
まるで親にはぐれた子像の泣き声
パオー パオー
これと言った朝の挨拶もなく適当に休憩室の椅子に座る面 ....
先の解散総選挙で
ぼくらは民主党の体たらくに失望し
再び自民党と公明党の連立政権を選んだ
その政権を掌握したのは安倍晋三氏だ
彼の推進するアベノミクスと呼ばれる
デフレ脱却戦略は経済界は ....
小さな砂漠で少女Bはドメガザウルスに噛
まれ目の前が灰になりました。痛みより暗
くなるのがこわかった。近くの川で魚たち
は少女Bの心をチラチラ見ている。今日は
どこへも帰らない。背骨よりまっす ....
薄汚れた路地を歩いていた、時間は判らず、空は明方のような薄暗さをもう数時間は保っているように思えた、それはフィルムのように誰かの手が届く中空に張り付けられてるのかもしれない、でもいったい何に? ....
井の頭の夜に
ラブホテルがひかっている
いのちのかなでるはかないワルツ
塵が山になり
山はまた塵になる
井の頭の夜
黄色くかがやくラブホテル
木の ....
編集でなんとでもなる入社式
新社員帰りにハローワーク寄る
ボタンがとれたシャツやズボンがある
もう何年もそのままほったらかし
衣替えの季節になると
そういえばといって結局ほったらかし
ただ今日はなんだかムズムズして
針に糸を通す
ボタンをつけ ....
ショッピングセンターの駐車場でカレーパンと牛乳でお昼を済ました
なかなか家に帰れない
僕の家って本当は彼処じゃ無いんじゃあないのかなんてねときおり思うんだ
誰も待ってないし読まない新 ....
真っ赤な林檎の皮をするり剥きますと
白く瑞々しい果肉が微かに息づいて
頬張れば甘く酸っぱく
口いっぱいに広がっては
心地良く渇きをいやしてくれるのです
そのおんなもまた
高い梢に輝いた ....
スコット・ラファロは25歳で死んだ
死因は交通事故だ
オーティス・レディングは26歳で死んだ
死因は飛行機事故だ
ジャニスは27歳で死んだ
死因は薬物中毒だ
ジム・モリソンも27歳で死んだ ....
体がうごくとき、心もうごくだろうか?
心がうごくとき、体もうごくだろうか?
あなたに、うごくだろうか?
室外機のそばの窓に 白い紙から切り取った星を貼って
自分が手を伸ばせる範囲を決めている
ホームから離れた電車はたぶん季節を引き裂いて走って
夜という夜を願い事だらけにしながら傾いた
....
軽トラが農地の空地に
放置されて顔だけになっている
車輪は地中に埋まって
後ろの荷台は錆びてもげて
かろうじて面影を残すのみ
緑の雑草や蔦が生い茂り
うす紫色の花がたくさん綺麗に咲いている ....
とんがりコーンを指にはめて突く
スプーンに曲げられている
春うらら
くじら雲ながれて
どこでまた会えるの?
そらの青ゆれるころ
その笑顔、忘れそう
水さらら、
宵の月ながして
どこでまた会える ....
ぼくは30代の頃
浴びるように酒を呑んでいたが
二日酔いになったことがない
ぼくは良くお袋の肩を揉んだが
肩こりを経験したことがない
ぼくは殴り合いの喧嘩もしたが
一度として骨折を ....
右足が重いと
おもっていたら
いつのまにか
根が生えていた
しかたがないので
歩きまわる
根をおろさずに
....
辛いこと貯めこんで利子がつく
春を背に首から下だけで散歩
もう海はないから
自分が海になるしかない
君は言葉を持ちすぎて
詩人をやめた
紙の自転車では
見える所までしか行けない
全部で20本もある指
ひとつひと ....
雲がちぎれて流れる
風はある気配をはらんでいる
君の瞳の中にある感情
配置とバランスが変わってゆく
静かなダイナミズムをもってものごとが動いてゆく
遠くで闇が切り裂か ....
モテる薬の研究はじめ出来た頃には百五歳
走る子供
跳ねる水玉
あのね嬉しい
囁く木漏れ日
クレヨンで塗りつぶす町
溢れだすよパレードの音
遊ぼう路地裏
注ぐチョコレート
あしたまたね
触れ合う影帽子
クレヨン ....
おんなが笑う
おんながしゃべる
おんなが怒り
おんなが泣いた
おんなの寝顔に安堵する
....
透明な石になりたかった
あなたのからだを
ただ
通過するだけの
暴かれることのない
巧妙な嘘になりたかった
ひとのこころのくらがりに
....
ひるがえる感覚
春の風に吹かれて
私の感覚はうらおもてひるがえる
凹凸感のある手触りが気持ちがいい
どこか遠くまで飛んで行けばいい
ひるがえりパタパタと
私の感覚は ....
ゆっくりと ひとりで 途を行くひとがいる
夏の立駐で
宙づりのア・ウェア
温度といい
風といい
夜
リネンの海で
かわいく葬って
また、次
こそげおちていく
応じている
わたしたち
かそ
かすか
かすがい ....
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