世界は僕達に答えを与えない

世界は僕達に問いを与える

そして、それを解くのは僕達自身だ

人々は皆、答えを欲しがってばかりいるから

問いに辿り着く事ができないのだ
君のために生きるから君のためには死ねない そうですね、
青に白を混ぜても
水色にならないのが現代詩ですから
かと言って
テニスコートでサッカーをやるのが
現代詩というわけでもない
だからわたしは
現代詩の闇について
そこに吹く ....
引越しが落ちついて
さあどこかに食べに行こうという算段になり
歩いていける距離といえば
とんかつかフランス料理風か喫茶店かお好み焼きだった

「お好み焼きアキちゃん」は
とびきりの笑顔のふ ....
詩について論じたり
批評したりできる人たちが読むならば
詩とは呼んでもらえないような代物を
三年間で百八十くらい書き投稿してきた
それ以前にも書いてはいたが
誰にも読んでもらう機会がなかった ....
TOKYO
小さな文字が
大写しされ
会場が
街が
歓喜で満ちる

2020
TOKYO
私たちは
皆どこかで安堵する

(そうか)
(とりあえず)
(そこまで未来は続くら ....
  秋のはじまりの朝は
  意地悪なひとのようにつめたい
  鈴むしがどこかで鳴いてます



  ぼくはきょうも
  きみのことがすきで
  気持ちはかたちをくるくる変えます ....
湿る土を体育座りの
月はひとつできみはいない
頬をきる高い緑の草が痛くて
ここはどこだろう
握りしめる切符
大きくて体温のある動物の
おなかでねむってしまいたい
今晩くらいは ....
ふれるのは やめにした
おいしそうな かなしみは
丸か刃か ころがって

そのほうが たやすいとしても
何もかも正しく思えないから
ふれるのはやめにした
空が落ちてきてもいい
わた ....
摩天楼が{ルビ朱=あけ}に染まる時
黄昏の時間も止まる
ざわめく雑踏もどこか遠くの
出来事のように消えて行く
ビルの窓から見た街も幻
トワイライトイリュージョン
歪んだ時間の狭間の中で
 ....
空の彼方に
雲がすばやく流れている時は
家のほうが動いているような気がする
そう考えると足元がぐらついて
ああでもないこうでもないと
心臓に暗い汁が溜まってきて
余計なことを考えないように ....
  あなたは
  夏のひざしのように
  あらがえないひとだった



  よごれた窓をやぶり
  ヤニくさいカーテンをそっとくぐって
  卓上のパンを照らした
  空になっ ....
無表情な父に声をかけると
その霧深い意識のずっと奥の
宇宙のかなたから
帰ってくるのかと思うほど
遠いところから
ゆっくり
微笑みが皮膚の上に戻ってくるのが
見える

「おとうさん」 ....
  昭和と平成の間にはさまって
  押しつぶされてしまったような工場を
  眺めながら煙草を一本喫う
  犬の散歩をする{ルビ母子=おやこ}は
  怪訝な顔ひとつ見せず通り過ぎる

 ....
私は語りましょう

年老いた異国の詩人が誘う
かつての黄金時代の
壮大な物語を


私は語りましょう

彼の地で出会った
美しい少女が流した
喜びの涙の色を


私は語りま ....
いよいよふたりは
白木のようにかわいて
最後をはじめようとしていた

日々や色や、音や
そんなようなものたちに別れを告げ
横たうだけで
ぎたぎたに壊れていく
その破片のすべてに
蜜の ....
あなたはあなたの好きでない人と結婚し

あなたはあなたに興味のない仕事につき

そして、あなたは一生涯、あなた自身とは何の関係もない

『他人』を演じ続けて、その生涯を終えるだろう・・ ....
嵐の日 雷が空気をゆらして
瞼をとじても 光がときより私をゆさぶるの
わたしの心にあった 汚いものの 
沈殿させる濁った想いを
荒々しい雨風が 洗い流してくれる気がする

今日みた ....
・・・・・・ ・・・ ・
・・ ・・・・・・・・・
・・・・・・・・ ・
・・・・・・ ・・
・・・・・・ ・・
・・・ ・
・ ・・  ....
 



「なあ、お前は知ってるか?
 人間は自らの当たり前を正義と仮定し、それを侵すものを悪と定めていることを。
 俺は知らなかったんだ。だっておかしいじゃないか。
 当たり前を真っ向 ....
私とは閉じられた一冊の書物である

誰にも隅の隅まで読まれてしまい

そうして、飽きられて部屋の隅に放り出された

そんな書物である

私は・・・私の中の物語が人々にとって

一体 ....
 こんなところで


ベビーカーを押すお母さんが
コーヒーショップに入ってきた
乗っている赤ん坊は周囲への目配りが鋭い
スマホで大声で話している人がいたが
赤ん坊はまるでカメレオンみたい ....
今となっては
そこに何があったのかわからない焼け野

その映

見つめながら投
稿

小さく裂けた文学を
右二本左二本
わたし四本の指でひろげ進

想像上の戦場を早
退 ....
前に進めば
景色は後ろに流れていくように見える
だがそんなある日僕は
動いているのは景色の方だと閃いた
まさしく 世界の景色は
僕の足元のキャタピラで動いていた

僕はどこまでも歩いて行 ....
 
 


 わたしはあたらしいブラジャーを買ったので、今日からつけることにしました。
 今までは布切れがわたしの小さなおっぱいをあっぱくしていましたが、今日はなんだかよりそうように居てくれ ....
一昨日の夜
世界中で槍が降ったので
わたしはネズミイロの箱の中にうずくまり
ひとり寂しく鳴いていました

昨日の朝は
庭に星のかけらが降ったので
わたしは爪に塗ったマゼンタをそのまま ....
蝶は夏の光を泳ぐ

ふわり ふわり

目には楽しげで 

花を愛し

仲間と戯れて

ときに人にも寄り

いのちの季節を謳歌する



さて黒い揚羽がまるで
 ....
赤い目の少女は
わたしの手をとって
銀河の階段をのぼっていく
はじめましてもしないまま
あなたらしくないのよ
出会ったばかりの少女は笑う

長く遠い星を登って
雨の降らない空を ....
ひもじいといって、啼く蝉はいない

白亜紀の時代から
ひとはひもじい生きものだったという
そのひもじさに耐えて、恐竜から逃れて
生き延びることのできる生きものだったという

生きて
生 ....
ぼくは もちろん きみじゃない
ぼくは もちろん あなたじゃない

きみも もちろん ぼくじゃないし
あなたも もちろん ぼくじゃない

けれどたったひとつ
ぼくにもきみにもあなたにも
 ....
まーつんさんのおすすめリスト(3356)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
問いと答え- yamadahifumi自由詩213-9-11
君のために生きるから君のためには死ねない- 北大路京 ...自由詩1813-9-10
強い風の歌を聴け- 左屋百色自由詩14*13-9-9
アキちゃん- そらの珊 ...自由詩20*13-9-9
空白地帯- ただのみ ...自由詩20*13-9-8
東京2020- umineko自由詩16*13-9-8
まる・さんかく・しかく- 草野春心自由詩413-9-7
ruler- しもつき ...自由詩18+*13-9-4
- はるな自由詩213-9-3
トワイライトイリュージョン- 未有花自由詩13*13-9-3
人形劇- 春日線香自由詩413-9-2
ひざし- 草野春心自由詩3*13-9-1
父を見舞う- Lucy自由詩20+*13-9-1
工場- 草野春心自由詩10*13-9-1
夢物語- キダタカ ...自由詩1013-9-1
いよいよのふたり- はるな自由詩1013-9-1
あなた自身- yamadahifumi自由詩213-9-1
どこまでも続いていきそうな予感- るるりら自由詩21*13-8-31
中之島- 左屋百色自由詩7*13-8-30
どんてんのすゝめ- 自転車に ...散文(批評 ...213-8-30
書物の告白- yamadahifumi自由詩613-8-29
こんなところで/大相撲珈琲場所- 壮佑自由詩13+*13-8-28
文/学- 左屋百色自由詩6*13-8-28
would_walk- Neutral自由詩713-8-28
おぱんつのすゝめ- 自転車に ...散文(批評 ...113-8-27
そしていつの間にか100年が経っていた- 自転車に ...自由詩413-8-27
仕舞蝶- ただのみ ...自由詩21*13-8-25
「雲の上に雨は降らないのにね」- 自転車に ...自由詩113-8-25
朝の日記_2013夏- たま自由詩34*13-8-25
ぼくらは誰にも似ていない- HAL自由詩6*13-8-24

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