世界にたったひとり
取り残された気分で
自転車を走らせる

コンビニを通り過ぎ
高架下をくぐり
収穫を終えた田んぼの
あぜ道をカタカタ走る

目の前の景色は
時と同じスピードで
 ....
回転寿司屋の板前のブルースとか
山手線の運転手のブルースとか
今でもそんな事ばかり考えているんだ

この前の事なんだけど
風呂場の鏡に捨てられた犬みたいなのが写ってたんだ
誰だって聞いたら ....
0と1のたゆたう波間
無数の気泡が生まれては消え
消えては生まれる

一大プログラムに沿って進む生命のパレード

意識の明滅は不規則に見えて
実は秘密の言葉に従って記述されている

 ....
行司軍配は
西方
キモキモおじさんの
キモキモ行為が有利と見て
キモキモおじさんに上がりましたが
協議の結果
キモキモおばさんとキモキモおじさんの
体がひとつになるところを
想像してし ....
 すがりつく記憶の風

  艶やかな紅い香り

  想像したよりマシな未来

  引き出し 眠る手紙の寝息

 
 はらわたに染みて とれない痛み

 細い躰を隠す

 ....
 きみの死を少しだけ貸してほしい。すると、きみは少しだけ長生きして、ぼくは少しだけ早死にすることになるのだろうか。それはわからない。むしろ、そうすることで、一緒に死ぬことができるのかもしれない。ただ、 .... 男の妖精もいるのか 誰もいない部屋に「いるのはわかってんぞ!」 言葉をこねてなんにしよう
言葉がとがって痛い
言葉をつくって偽る
自分の心さえ偽る

たったひとりの自分を
だれが守ってくれるの
放った文字さえもう届かない
だれかみていてくれればいい ....
大仏のある
奈良東大寺本堂

入り口に
その大仏を
護るように立つ
木彫りの像一体

これが
今から
およそ1500年前に
オスカープロモーションによって
半ば強引に作られたと ....
彼女の歌は歌ではなく
叫びだった
彼の歌は歌ではなく
囁きだった

彼女は27歳で
薬物中毒で逝った
夭折だ

彼は82歳で
心臓発作で逝った
天命だ

でもぼくらは録音で
 ....
バイクで信号待ちをしていると
学習塾の窓がそっと少し開き
にゅうと黒板消しを持った手が現れた
ぱんぱん一生懸命腕を振って
ぱんぱん外壁に叩いているのだが
あまり白い粉は出てこないみたいだ
 ....
散りゆく花びらの数は
無尽蔵
その美しさを見ていた僕は
ふと
憎くてたまらないという想いにとらわれてしまった

こんなにもキレイだと
枯れるまでずっと眺めていたくなる

なにが桜前線 ....
1.障害のある屋根のしたで


虹といた

ほら、また打ちまつがったと言って舌をかむ
仕打ちのむこうの
わたしよりもずっとあどけない家族写真の風景

ギテイが舐めるように ....
「正常であるのをやめろ」と、昔

トーキング・ヘッズというバンドが歌った

正常な奴らの正常な倫理

1足す1は3の理屈・・・・・何故なら、その方が自分達にとって都合がいいから

そん ....
鳥よ、あなたは自由なのか

風を大気をコントロールする羽よ、

自分が自分でいられなくなるくらい

鳥よ、あなたは自由なのか


こころとからだを

あたまでかんがえる

こ ....
勝負では強い男を演じきり弱い想いを陰に押し込む まず桜の木を折るとこから 三秒前に、
物干し竿にハンガーをかけたわたしにもどりたくって
もう一度 かけてみた
そしたら六秒前ハンガーをかけたわたしが恋しくって、恋しくって
もう一度かけようとして やっぱりやめた

 ....
死に逝く間際
人は自らの人生を 遠く
心象風景として眺めると言う

ある者は石くれの丘に広がるぶどう畑を見た
長年の労苦のまだ見ぬ結実を眺望し
その芳香と甘さを味わうかのように
微笑みな ....
幼い日 砂の上で感じた
うろおぼえの 愛の記憶が
繰り返される

青い青い
水平線の上

どこまで行ったら 追いつくの
あの日見た まぶしい
光の海の果てに
神社の脇に湧き出ている水を

手をかざして一口飲むと

喉をコロコロ撫でる

境内に生える大木から

風が気持ち良く流れており緑が眩しい

少しずつ身体中の細胞に広がる湧き水は
 ....
うまくいかない
うまくいかなくて普通だ

だけど
おもしろくない
自分だけにおもえる

そうだね といわれなくて
頭をうたれて
また少し背がちぢんで

背伸びしていたのに
ぽき ....
幸せ太りの設定でいる 蛍光ペン暗闇で光らなくて泣いている 雨の目覚まし湿度 程よい温
右に傾かず左に傾かず 軸を感じる

雨季を待っている 四季は美しいから
日差しを和らげる優しい曇り空 大丈夫 心の底は晴天だから

自分にしか伝えられない感覚を ....
 「明日」

ATMから引き出そうとしたら
お客様の明日は残高不足です とアナウンス
借金ばかりの恋で底を着いたのか
利子もあの子ももう赤字になって去っていく
振り返るのは嫌いだが
この ....
だいぶ前に終わってしまって
今はない
あの頃はあったのに今はない
だから、
代わりのもので補填する
それで日々はまわる
ひたすらにまわる

何もない
何も変わりはしない

ただ、 ....
生きる意味をもうこれ以上考えずに 生きていたい

荒野に佇む私でいたい 大自然の一部を身に染み込ませたい

文明の方向を確かめたのか 進化を時間任せにしていないか
電波たちが各々の魂を操ろう ....
死んだような人よ
始発の電車で何処へ帰る

死んだような人よ
心は故郷か家に置き去りだ

死んだような人よ
あなたを愛する人を裏切った朝
あなたはその体を抱え何処へ帰る

あなたの ....
まーつんさんのおすすめリスト(3593)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
月が追いかけてくる- 佐倉 潮自由詩613-5-12
名前も知らないところから- 虹村 凌自由詩1013-5-12
生命という関数- 2012自由詩3*13-5-12
物言い- 花形新次自由詩213-5-12
はらわたの青空- 山崎 風 ...自由詩2*13-5-12
借り物のからだ- 中川達矢自由詩413-5-12
男の妖精もいるのか- 北大路京 ...自由詩1513-5-11
誰もいない部屋に「いるのはわかってんぞ!」- 北大路京 ...自由詩713-5-11
言葉の船- 朧月自由詩313-5-11
日曜美術館__剛力彩芽像- 花形新次自由詩413-5-11
叫びと囁き- HAL自由詩2*13-5-11
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桜を憎む- Neutral自由詩3+*13-5-10
ア・ピア- 平井容子自由詩713-5-10
炎上する君- yamadahifumi自由詩313-5-10
鳥よ、あなたは- 吉岡ペペ ...自由詩413-5-9
勝負では強い男を演じきり弱い想いを陰に押し込む- 北大路京 ...短歌413-5-9
まず桜の木を折るとこから- 北大路京 ...自由詩213-5-9
ハンガーをかけたわたしにもどりたくって- 御飯でき ...自由詩413-5-8
叢の日- ただのみ ...自由詩22+*13-5-8
- 莉音自由詩2*13-5-8
美味しい水- 灰泥軽茶自由詩9*13-5-7
普通- 朧月自由詩213-5-7
幸せ太りの設定でいる- 北大路京 ...自由詩213-5-7
蛍光ペン暗闇で光らなくて泣いている- 北大路京 ...自由詩313-5-7
雨季を待っている- 朝焼彩茜 ...自由詩613-5-7
「明日」ほか二篇- 乱太郎自由詩19*13-5-7
フる- opus自由詩113-5-7
患う電波- 朝焼彩茜 ...自由詩613-5-7
死んだような人よ- うみこ自由詩5*13-5-7

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