ミュージカル調で怒られている 真っ白な空に飛び込むと
記憶がだんだん失われていき
気がつくと白い部屋にいる

外を眺めるとレモン色の月が輝いている
手を伸ばすとすっぽりと明かりが降りてきて包まれる

目をうっすら開け ....
私は梅雨空の
とある山の稜線に花となって咲いてみる
霧が、風にのって、私の鼻先について
それがおびただしく集まって、やがて
ポトリ、と土の上に落ちるのを見ていた
私はみずからの、芳香に目を綴 ....
      つるりとした
      おんなでいたい
      煮干しのように出汁がでても
      干からびるにはまだちとはやい
      やっこのように
      醤 ....
努力は人を裏切る
努力は人を麻痺させる
努力とは
麻薬だ
努力したことに
陶酔して
努力のための
努力を求め

気づけば
残っていたものは何一つない


憎しみは人を強くする ....
王様は絵画の中に

閉じ込められた

もうその存在も感情も

何もない




そしてピエロは解放された

ああもう貴方の為に

わたしは

 ....
きみが ハイハイしていたころ
ぼくは ダイナソーだった

ぼくが 家族を守っていたころ
きみは オーロラだった

人の気配が
なーんにもない ここは
ふたりが 初めて であったところ、 ....
一.

雨あがりの きみの靴は
つま先が いつも
虹のうまれる方角を ながめている



二.

黄のバイエルを
途中でなげだしてしまった
きみの
メゾピアノで吐く息が
ス ....
だれも結べない
だれでも結べる

信頼できること
不信が台頭してそれでも

無理やりロープで結んでしまうんだ

核になるものが欲しい
いつも綱引きばかりじゃ
地面が見えんし

 ....
雨に濡れた路面が
世界を映し出す
あいまいな
黒い世界
行き交う人々の
足音に表情はない
遠くに延びる
路面の先に
視線をくべる
前途が
黒く輝く
燃え上がる
感情を取り除かれ ....
ひとりの時間が
ぼくを許していく
ぼくを溶かし
ぼくを連れ出す

孤独は嫌いだし
結局好きだ
どっちみち
ひとりなんだし

愛がたとえば
かりそめでも
望むときだけ
あればい ....
  傘の似合う日
  けれど雨はふっていない
  ベッドで女がねむっている
  醜く大きな口を開いて
  その腕に巻かれた腕時計の針が
  淀みなく回っているのはひどく滑稽だ
   ....
はずれた予言の書で突く 漠然とした砂の続く大地
平らな線が限りなく遠くに
つなぎ合わせればおそらく丸い

砂の山の起伏もさらなる飛翔の末
なめらかな肌になるのかもしれない
女の柔い背中の上を飛んでいる

細胞 ....
ちいさくても
いい?
おかあさんと
いっしょにいても
いい?
手をつないでいても
いい?
ねえ、
なにをいえば
いい?
人生という背景に流れる雑多な出来事が奏でる
輝いてやや重苦しいときには燃え上がり
それは言わば副旋律の舞踏

略奪者は戦利品の花嫁を娶る
血みどろの殺戮の季節のあとに
戦士はしなや ....
僕達の薄ら甘い関係は
砂糖というよりぶどう糖だった

君の囀りにも似た言葉は
体液のように僕の身体を巡り

君の微笑みの陽だまりは
L-アルギニンのように
僕の生活に治癒力と免疫力 ....
  春がきて
  やぶれた椅子に
  ラムネ瓶が座っている



  恋をして
  想うのは
  詮無いことだけ
  詮無いことだけ
  詮無いことだけ



   ....
  僕のなまえがとけてゆく
  きみの
  鎖骨にたまる、
  やさしげな影の湖で



  カタツムリの殻のような
  気だるい模様を描いて
  きみのなまえもとけてゆく
 ....
ふれる

ふわり

まとう

ふわり

なぞる

ふわり

なでる

ふわり

かじる

ふわり

つまむ

ふわり



ふたりがひとつに ....
osarusandes編集
cold milk

間違いのない歌を
歌うには
冷たい朝
牛乳を飲まなければ
屈伸をしなければならない

牧草
茅葺き屋根の家の前で
わたしは上半身 ....
        そら泳ぐあめんぼに
        なりたいと
        みあげるあおぞら
        すいすいと
        雲のなみまをぬってみる
         ....
損か得かもわからない

疲れ終わったからだには

世間の香りが辛かった


諦めきれない思いより

あなたと繋がっていたかった

さびしい変態行為でも

あなたに見ていて欲し ....
身体中にほくろが或る男
無数のほくろ一つ一つがコンプレックスの塊であった
写真では意外に目立たないようであるが
映像になるとほくろが
身体中を蠢いているんじゃないかと
恐怖に陥るので極力見な ....
光を見つめる
自分のなかの
誰にも放てないもの

あなたからもらったものが
沢山たまっているんだもの

ゆっくりわらって欲しいんだいつもみたいに
そんなの問題じゃないから

あなた ....
 まず必要なことは残量を確認することだ。君はどこへ行くにも制限がかけられている。右(あるいは左)を向けば追い越していくものがある。後ろを向けば続くものもあるだろう。もしかしたら、周りには何もなく、君し .... オレが彼氏なら止めてる クリスマスツリーで刺されている なにも考えないようにするには一体どうすればいい
浮かんでくるのは昨日のこと

隣の席のやつらがなにか話している
浮かんでくるのは昨日のこと

はぁ、なんか、こう、あれだ
ほら、だから、そ ....
雨編む朝は天邪鬼
いま忌む意味を遺書にして
嘘に倦んでは海に埋め
えにし選べず益を得ず
恩は怨へと惜しみなく

春は華やか白知の波乱
昼の日中に日照りの蛭か
古き深井戸腐の吹き溜ま ....
まーつんさんのおすすめリスト(3397)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ミュージカル調で怒られている- 北大路京 ...自由詩1013-4-23
空白の空- 灰泥軽茶自由詩8*13-4-22
ときには花となって- 山人自由詩5*13-4-22
つるりとせ- 石田とわ自由詩11*13-4-22
釣りからの帰還- 北村 守 ...自由詩413-4-22
王様とピエロ- 多紀自由詩20+*13-4-21
風を釣る- 草野大悟自由詩4*13-4-21
初恋- 佐東自由詩11*13-4-21
命や- 梅昆布茶自由詩513-4-21
黒い男- 三田九郎自由詩313-4-21
猫飼いたい- 三田九郎自由詩2*13-4-21
傘の似合う日- 草野春心自由詩313-4-21
はずれた予言の書で突く- 北大路京 ...自由詩213-4-20
- 木屋 亞 ...自由詩5*13-4-20
海のまえ- 美砂自由詩313-4-20
主旋律- 梅昆布茶自由詩813-4-20
僕が飲んでいるもの- nonya自由詩18*13-4-20
アコーディオン- 草野春心自由詩213-4-20
きみと出会った日- 草野春心自由詩613-4-20
ふわり- 鵜飼千代 ...自由詩15*13-4-20
冷たい牛乳- まきしむ自由詩413-4-20
あめんぼ- 石田とわ自由詩14*13-4-20
世間の香り- 吉岡ペペ ...自由詩713-4-19
ほくろの或る男- 灰泥軽茶自由詩4*13-4-19
恐れを生きないで- 梅昆布茶自由詩1113-4-19
ガス欠- pur/cran散文(批評 ...213-4-19
オレが彼氏なら止めてる- 北大路京 ...自由詩313-4-18
クリスマスツリーで刺されている- 北大路京 ...自由詩313-4-18
クリームソーダ- 1486 106自由詩113-4-18
戯言/口元のゆがみ- ただのみ ...自由詩21*13-4-17

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