ドライ
はるな


ミニカーみたいな自動車のうごきが気色悪いので、思想をちぎってはなげふるえている。
これは、(こんな)くもり空いちめんのま下に、ビルを行き交うわたしの愚直としてどうぞ。
半とうめいに透き通っているまなざしでは、苦くわらうかゆっくりと目じりをさげるか、それっぽちの快楽にゆだねるべきか、灯るそばからちって流れてゆく悩みをたばねてきょうはさかさに飾っておこう。


自由詩 ドライ Copyright はるな 2013-08-03 11:47:45
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