三十五歳になったから これからは太い声の男になろう

ドラム缶から 人食い人種がリンボーダンスを踊りながら出てくるみたいな

太い声で



だったら仕事もはかどるだろうな


 ....
多数決でなんでも決めるのは素晴らしい。


かなしいときは、

アップルパイをぼろぼろこぼしながら食べることにするのはどうだろう。


賛成、そうしよう!



反対の人はしつ ....
フフフンノフン〜
ジャバジャバダバダ〜
ムチャ〜チャシソレ〜

ポケットの中から何やらハミングが聴こえてくる

携帯電話が通話中になっており

お爺さんらしき人がそれはたぶんお風呂に違 ....
アボカドが空を飛んでいるのを見たことがある

ひゅーほーって鳴いて飛んでいる


アボカドの鳴き真似をしてみるがなかなかむずかしい

ひゅーほー 言葉にすれば簡単だが

厳密にはひゅ ....
まだ
誰一人として
踏みしめてはいない
ふわりとした新雪のままの
土手に重なって 遥か遠く
超然とした白雲が広がり
それを 微かに淡い
冬の空がつつんでいる

こがね色の午後の日差し ....
昼間、あんたの嫁さん、保険屋呼んで話してたぞ。
あ〜あ、TV見て笑ってるよ。間抜けだねえ、このオヤジ。
ドラキュラから身を護る術を知ってるかい
大蒜と十字架で防げるんだって
もうドラキュラは好き嫌いを克服してるよ
きみは余りにドラキュラを知らなさ過ぎるね

簡単な方法だよ
ドラキュラを家に招 ....
世の中に
いくら偽物が溢れているからと言って
悲嘆に暮れる必要はない
イミテーションや贋作があるってことは
ちゃんと本物が存在しているってことだ

 「 わたしは必死に探し続け
   祈 ....
こころは凍えていたね

ねえ

言葉が通じない以上に

冷たいたたずまいの時刻


柱時計は

風の中でぼんと鳴ったね


田圃の上にはオリオン座

ペテルギウスの紅が ....
ぼくにとって
東京は
寝心地の悪いベッドだ

田舎へ帰れば
とてもやわらかく
あたたかく
まるで寝心地の良いベッドのよう

だけど
寝心地の良いベッドでは
ぼくはもう
うまく眠 ....
胸が狭くなるような感覚と共に君はやってきた
その声と笑顔で僕は壊れそうで
何を話したらいいのかわからないまま
時間だけがただただ過ぎていった

会話もないままぐるぐると歩き回って…
 ....
男が嘘をついた

嘘だと分かっていて
わたしは騙されたふりをする
嘘だと言ったら
瞬間に
嘘が本当の嘘になってしまうから
すべてを失いそうで
怖くて
わたしはそれを言えない

男 ....
無音の世界で
頭の中を行き交う コトバたち

白いシーツの波間から
しのび笑いの ベクトル

空気を刻む ガボット
微かな振動に 覚醒の兆し

小さなアクビ噛み殺す

ああ もう ....
テレビのニュースで古いビルが
爆破で解体されるシーンを観た

ビルはぼくが生まれた年に
建設されたものだと知った

解体の理由は老朽化ですと
アナウンサーが喋っていた

ビルも古くな ....
僕が勝手にホームだと思ってる店がある

マスターはブルースバンドのギタリスト

髭がかわいい熊ちゃん


カウンターで日本酒呑みながらブルースやロックのDVD観ながら

ぼんやりとい ....
言葉はきっといつも虐げられてきた
そんな思いがした この僕には
人は だけど バカだと思っていないから
読んで欲しいのだけれど 本を 


この街は不景気の風が吹いている
僕は 思い ....
それはかつて多くの人々を魅了していたに違いない

それがいまやすっかりおんぼろのおんぼろり

はじっこは剥がれ落ち

赤茶けた錆びが一面に飛び火して

壊れかけた壁の残骸の一部のようで ....
ひろこはそのあさ
ひろこだった

そのあさ
わたしにも
よびながあった

わたしはよく
ひろこに
おとうさんとよばれた

わたしもよく
じぶんのむすめを
ひろこと ....
そうして僕は
君の肢体に
必要以上の嘘を吐く

生きている
死んでいる
育っていく
腐っていく

うねうねと
まっすぐに
はじらいもなく
慈悲もなく

まるで天女の装いで
 ....
きみは一昨日 何を見た
きみは昨日 何を見た
きみは今日 何を見る
きみは明日 何を見たい
きみは明後日 何を見たい

でも何も見ないし
何も見えないよ
きみの瞼はもう閉じたままだから ....
こんにちは、恥丘よ
たびたび俺は
宇宙性感
ヤマトナデシコって店に
行くよ

宇宙の彼方
エクスタシーをもとめ
ATMから
お金引き出す

「必ずこの店を
 気に入りますよ」
 ....
こちらへ住むようになって8ヵ月が経った、といえば、もう慣れて当たりまえだという頃だけれど、しかし昨年の9月頃まではまだここと、実家とを行き来していたから、じっさいに腰を落ち着けてからはやっと、3, .... 左うでをかばって働くから右うでのほうが汚れていたいつも

「どっちみちかなしいよ」
どっちみちかなしいのだ

泣くほうも泣かされるほうも

でもどこかでだれかが
重さをはかって得を ....
部屋で寝転がり
凹凸のある真白い壁紙をじぃっと眺めていたら
いてもたってもいられなくなり
クレヨン屋さんに走る

奥行きの広い店内には何百色ものクレヨンが
一色ずつ一本ずつ
天井まで透明 ....
焚き火を消さないのは
君がまだ眠らぬが故

先に眠るのは
君を信用しているが故

山で眠るのは
己の無力さを
知る為が故

彼方に飛び去って行く鳥を見送るは
見知らぬ土地の匂いだ ....
今しがた
ひとつの詩を投稿したのですが
後から湧き出てきた
良心の呵責に
削除してしまいました
ロシアの宇宙船が落ちてくるという
ニュースに思わず笑ってしまい
皮肉った詩らしきものを書い ....
寒々しい人間描写満載の戦記物に夢中になる高校生の
自意識の欠如を指摘しても始まらない
指摘しなくても始まらないが
始まると思うのが間違い
終局に向かい続ける毎日

人間を弱くする ....
ビーチ・ボーイズの時代は終った
それは別に秋が訪れ
夏が去ったと云うことじゃない
僕の中で彼らがすでに
終ってしまっていると云うこと

ただ単に僕に取っての問題に過ぎない
昔 処女であっ ....
冬の桟橋
わたしは車の中で
あなたの後姿を見ていた
象のような冷たいハンドルに
両手を置いて
わたしはあなたを見ていた

ワイパーが
幾度となくわたしに
顔を近づけて
こすれるゴム ....
あおぞらにむかって
ほんはひらかれた
せかいのだれもが
てにとれるように

時間の波に押し流されることなく
権利の射程圏内から逃れて
生き残った言葉の集落は
門を開いて客人を待つ

 ....
まーつんさんのおすすめリスト(3347)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
抱負- 八男(は ...自由詩212-1-20
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写真を見てひとことvol.23- 花形新次携帯写真+ ...112-1-18
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寝心地の悪いベッド- はだいろ自由詩212-1-17
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看板娘- 灰泥軽茶自由詩7*12-1-17
呼び名- 小川 葉自由詩212-1-16
吐く- faik自由詩10*12-1-16
祝辞- HAL自由詩212-1-16
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パットン大戦車軍団- 6自由詩212-1-15
ビーチ・ボーイズの時代は終った- HAL自由詩312-1-15
冬の桟橋- 日野自由詩5*12-1-15
あおぞら- 木屋 亞 ...自由詩7*12-1-15

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