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間抜けとすこし話をした
どっかのドラマの中みたいに
でかいグラスに
ウィスキーを注いで渡す

金は、もうない
素直に話した
返すどころか
こっちでやってくぶんもない
マジだ
な　.... 雨のふり方だけが
世界を知るすべ
ガード下に目を置き忘れた
哀れな物語をしよう

二日酔いが
ついに胸元であふれて
僕は灰色の吐瀉物を
コンクリの壁にぶちまけた
艶のない葉っぱを　.... 夜勤明けで頭ぐらり
見つけるものは
父母揃いて犬抱く姿
ただいまと声をかけると
二、三度喘いで息絶えた

ただいまと我が声はあぶくになって
さよならと我が犬は小さな吐息を吐いて死ぬ
　.... どっかのホステスの
脇の匂い嗅がせてもらった後
誰かに土下座して
そんでもう覚えてない

変な椅子に座って
喋っていたんだって
星が綺麗だった日の話を
熱心に話してんだって
俺が　.... 塩漬けの豚肉を噛んで
その合間にビールを飲む

暮らしは歯車の間で粉々になる
粉々はグリスで練られて
出来損ないのドーナツみたいな姿
午後の闇の間でしばらくもがいて
怒りで角を生やす　.... 光に生まれ変わって
ほしになるの
熱に生まれ変わって
よるをつくるの

爪に生まれ変わって
そらをひっかいて
虫に生まれ変わって
つちをたべるの

rinnne

あなたに　.... 八月を
むやみに生きるの

てつかず
はちがつ
壊れるまで
そっとみてる
触れないように
かかわらないように

それでも
セミはおちていく
かぶとむしの
くびはおちていく　.... 葬式のことをかんがえてる

僕の死んだ後を考えてる

死んだ後は
どうなるんだろう

魂は他人がもっていくんだ
自分はどうなるんだ
自分の続き
自分が終わるって
結局どういう　.... かあちゃんが
もうこれいじょうは
酒を飲んじゃならねえと言って泣く

とおちゃんが
いてえいてえと言って
時々真顔で俺を見て泣く

外は雪が降りしきる
ここ何年か
止んでるのを　.... けしごむの行方
張り紙にあった落書き
夏に見た夜
冬に見た朝

説教の効能
酩酊の置き場所
未来への追認
路傍の歴史

蓄積と読書
薄情さと誤認
同一と一般化された認識
　.... 小人たちは夢をみる
浅い湖の石の上
椿の葉が幾重にも覆いかぶさった
不安の幹のたもとに辿りつくまで

爪を噛みながら
地蔵の華奢な静けさに
殴り倒されて反吐を吐き
やがてしずしず立ち上　....
山人さんの竜門勇気さんおすすめリスト（11）
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
錆びついた奴ら- 竜門勇気自由詩3*19-12-13
うばわれにいくんだ- 竜門勇気自由詩212-4-19
五十日後の世界- 竜門勇気自由詩2*12-4-15
覚えてない- 竜門勇気自由詩3*12-3-22
チューニング_リハビリ＿レストア- 竜門勇気自由詩1*12-3-20
rinnne- 竜門勇気自由詩311-8-22
すこしづつさみしい- 竜門勇気自由詩211-8-11
スクエア＿- 竜門勇気自由詩2+*11-8-3
僕が生きているとみんな泣かなきゃならなくなる- 竜門勇気自由詩4*11-8-3
けしごむのゆくえけしごむのゆくえけしごむのゆくえ4/11への ...- 竜門勇気自由詩2*11-4-12
ハイパーリンク- 竜門勇気自由詩210-11-17
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