無能さの解消は
たとえば
あさごはんをたべるとか
そういう
せいかつしゅうかんのかいぜんで
すこしよくなる
数値でいうと
5くらい

ただし無能さが500を超える場合は
無駄
は ....
ちいさい荷物をおろしたら
新しいのがとどく
とどく

いきてる限り
もって
おろして

今日から明日へ
ことんことんことん

ほら
あしあとになった

野原を焼く火が胸にチリチリと燃え広がる

期末テスト
中学校を燃やしたくなる

表彰
自分がもらうときはそんなものかとおもう

面接
なんでこんなおもいをしなければならないのか ....
砂利についた 貝ガラ どろどろ
黒く吐いた あぶくに うちあげられ

ヒレの息づく爪のかけら
まるい黒い斑点に交じる
夜毎落ちていく指噛む昼

まわした儀 どこからか溢れて
 ....
雪づたいに屋根に登れる
大雪の林檎畑は真っ白け
ペンペンと枝の先が雪の上に見えるのみ
どこに木があるのかもよくわからない

横に伸びた枝が雪の重みで裂けて
林檎の木が全滅してしまう
父は ....
ぜんぶたべきれない
なんでも
半分くらい
テレビ放送を後にして
二階の部屋から そっと屋根に上がる
両手を組み合わせて
ベントラー ベントラー と祈る
星空の彼方から
ユーホーが くるはずだった

それは極秘情報であり きたとし ....
仕事をとられたといっても
それはポジションをとられたって事で
経験をとられたわけじゃない
継続が終わっても持続する力
相手はあなたであってあなたではない

与えられたポジションはいつかは消 ....
用事で呼び出されて実家に行くと
車を外に出して 車庫に雪を入れている

雪の階段を五段 降りて玄関に入る
家の前のパイプとトタンでできた車庫は
軒下の雪を登って 屋根に登れる

家の ....
りすはおばかだ。どんぐりをどこへ隠したか忘れる。

ばあさんもおばかだ。鼻紙をいろんなところに隠して忘れる。

エコを心配して、ばあさんを叱ってはいけない。ばあさんには、ポケットの中、パンツの中、枕 ....
ど根性ガエルの
教員生活25年なんて
ぼくの彼女いない暦41年にくらべれば
どんなに甘い風雪じゃないか

でも素人童貞というわけではない
32歳のとき、
チャットで知り合った20歳の女の ....
雪をかきこみ スノーダンプを押す人が
車道で 私に向かって来る
降りしきる朝の通勤時間帯
信号で渋滞しては 諦める日々
安全運転しかないのだけれど
ねえ私の車に なんで真直ぐ向かってくるの
 ....
空洞の破綻
再開の吟味
感傷の拒絶

豚が空を飛ぶ
狼は下から吠えるだけ
その牙は
爪は
届かない

背中に着けた
大きなプロペラ
豚は何処までも飛んでいく
何処までも
何 ....
「おつかれさま」
数日前は、ぎすぎすしていた人に 
ひとこと言って、お茶を置いた 

「あら、はじめてねぇ」 
その人は大事そうに 
両手で湯呑みを包んだ 

一日、隣で働けば 
自 ....
僕は終わった人間だから
団子をかじったりすることが
ゆるされる
という
ことを
いって
だんごを
かじったりしたから
ころされる

きらい
というのは
機雷

機雷
だ ....
しあわせは
ふしあわせのはじっこに
そっと隠れている

血をはくくらしのなかで
蛍となって
水色にそっとひかるかもしれない

あしたへの夢が
きょうも
よんでいる
風がつんざいて
熱量をうつして
新しい季節がやってくる
しがみつく指を
切り落としながら

方角をなくして
こごえる鳥
さみしがりの
喉いっぱいに悼む
星をめざして進む歌が
 ....
君と歩く朝方の冬の道
気の遠くなる距離感
吹雪け

そして、凍死してしまえばいいんだ


自殺願望は甘いドーナツ
君を想うだけで
真ん中に空いた穴に
ダイブしたくなる

ゆ ....
三年は居ると思ったのに一年で帰ってきて

高校を卒業して都会で寮生活をしながら働いて
帰りたくて故郷に帰ったけど 親は怒った

だからお前には無理だから行くなと言ったのに
どこまでも行くと ....
ひえきった背骨から、ひとつひとつ
きわめてあいまいに
呼吸の輪郭をかたちづくっていく
雪が降るかもしれなかった
駅前広場で、
ぼくは行き先を忘れたふりをしていた
夕飯に何を食べようか決めて ....
空の頂に月のない夜
まなざしは
同じようにはやってこない
待ちぼうけの子どもたちが
眠ったふりをして
息をこらすように
取り巻いて包んで
進行する世界に
オクターブごとに反響する
数 ....
シンプルライフを実現したい
あまりものをもたないくらし
美しいですね
それより
きみはなんで
女の子っぽいのかな
「ちょうだい」って首をかしげたら
何だってもらえるんだね
テレビつける ....
カラの待ち雪 棘のソリ
押し花テープ 濁す香り
えんぴつトンネル 炭のスス

あいら ぶゆう

べきっ

猫も寝ず
ネジも 

春 じゃがいも種の 底
芽 トタンですべって コ ....
夜にさまようノマド
夢に似た旅路
くらやみの中へ
伸びていく根毛

黒髪の思い出は
満月の丸み
汲み上げられて
つきあげるよろこび

歌うことばすべてに
ひとしく炎、やどれ
こ ....

夫があまり鋭く見つめるから
わたしはしだいに削れてゆく
夫と婚姻関係を結んでからのわたしは
もう余程うすっぺらくなったらしい
強く手を握られると
きしゃり と指ごと潰れるから
か ....
 
天井に足を埋めたい

そんで

ぶら下がりたい

ぶら下がったら

床を天井に近付けるスイッチを押したい

そんで

床に背中がくっついて

床と足が垂直になったら
 ....
体感温度25℃
幻の大地
幻の草
視線が揺れる
進行が後退する
瑞々しい花
麗しの花
現実の花
ソコで夢は途切れる
目は閉じられる

上昇する気流
髪が逆立つ
シャツが捲られ ....
もしもこの海が真っ二つに割れて
そこに一本の長い道ができたら
僕たちはTOYOTAのランドクルーザーにのって出かけよう
それは奇跡のひとつに数えられるだろう
僕たちの走った海の底は
ひとつの ....
届かなかったと
落ちた空 みつめて
眠りこむ 雪を
春が 起こして連れて行く

ここにも そこにも
次の夜が朝から待っている

影で隠している
風の遊び道具

石に座っていた凍り ....
泣きやんだ空のゆううつ
雲のまにまに
トタン葺きの屋根屋根からとびたった
まっしろい小鳥たちのまっくろい足、足、

鎮守の丘をみあげては
向こうがわを夢見る
臥せりがちの少年の
履きつ ....
唐草フウさんのおすすめリスト(3355)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
サウスリバー・砂漠谷(さばくたに)- 6自由詩411-2-17
てくてくて- 朧月自由詩511-2-16
待つ- 殿岡秀秋自由詩311-2-15
こ_ぐ- 砂木自由詩8*11-2-13
不死身- 砂木自由詩6*11-2-13
うわき- はるな自由詩211-2-11
未確認飛行物体- 砂木自由詩8*11-2-6
現場にて- 砂木自由詩7*11-2-3
雪の居場所- 砂木自由詩9*11-1-30
りすとばあさん- 阿ト理恵携帯写真+ ...7*11-1-24
彼女いない歴41年- はだいろ自由詩9+11-1-24
まっ白け- 砂木自由詩7*11-1-22
piggy- Oz自由詩311-1-22
お茶の効用_- 服部 剛自由詩311-1-20
ゴグ_マゴグ- 6自由詩211-1-20
しあわせ- 草野大悟自由詩3*11-1-17
寒い夜の即興- 橘あまね自由詩911-1-16
絶対的片思いのセレナーデ的なもの- 真山義一 ...自由詩2611-1-16
十九歳- 砂木自由詩23*11-1-16
雪を待つ歌- 橘あまね自由詩1111-1-10
夜をなぞる歌- 橘あまね自由詩1611-1-9
休日- ふるる自由詩411-1-9
コン_コン- 砂木自由詩6*11-1-9
冬の夜の即興- 橘あまね自由詩1311-1-6
dissimilation.- 吉田ぐん ...自由詩4911-1-6
直角- お菓子自由詩4*11-1-4
chariot- Oz自由詩211-1-4
東京スカイツリー(仮作)- rabbitfighte ...自由詩9*11-1-4
捧げる- 砂木自由詩15*11-1-3
冬の日の即興2- 橘あまね自由詩1211-1-3

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