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平坦な生き方しかしてこなかった
それでいいと思っている
薄っぺらなままだった
それでちょうどいいと思っている
しかし
味はいろいろ覚えてきたつもり
甘めの醤油味みたいな
ざらざら ....
ただよう雲
なびく風
うなだれる向日葵
生きているよ 
話しかけられた気がして

ただようぼく
なびくぼく
うなだれるぼく
生きているか
軽く肩をたたかれた気がして

地平 ....
風が笛を吹いて
こっちにやってくるよ
子どもたちを
さらいにやってくるよ
どこに連れていくつもりさ

風が太鼓を鳴らして
こっちに向かってくるよ
こどもたちの帽子を
さらいにやってく ....
 青空

もういいかい
まあだだよ

雲さん かくれんぼ

鬼さん こちら
とう かぞえるよ

お日さま ひとりぼっち
あか鬼さん

夕がた 来たら
たき火もするよ

 ....
昼下がりの陽射しが
雪のじゅうたんをめくって
春をたたきおこす


小さな飾り気のない
窓の外では
ゆきんこたちが
まだ
ぺちゃくちゃ
おしゃべりしている

それでも
待 ....
なだらかな曲線を描いて
時間が蛇行している
本当は
霧状のものなのに

浮揚している
空虚な意識を投げ込んで

思考は楕円形のひもの上を回り続け
輝きを薄めていく



   ....
詩が生まれないこと
満腹な証し
なにもいらない
なにももとめない
言葉は
ことばであればいい
深みもなく
潤いもなく
その場限りの
ものでいい

詩はないほうがいい
幸せなもの ....
掴む

あなたをしることは
太陽をつかむよう

刻んだ空の破片を
脇に抱えて
あなたを見つめると
丘の上の鐘の音が七色に飛び散っている

あなたはいつもそこで
わたしはいつもここ ....
地球からながめると
原子核よりも
    ちっちゃな
          ちっちゃな
自分のからだの
   どきどきしている
       どっきどっきな
むねの奥で

ときどき ....
片手くらいの
かわいい顔した手帖があって
女の子のような
詩がたくさん書き連ねていた
僕には
春の風を思わせる旋律が聞こえ
夏の陽気さを感じる水彩画でもあり
ちいさな言葉たちだが
海原 ....
ひとつの優しさ
今日の朝振り向いて
ひとつの喜び
今日の朝テーブルの上にそっと



あたたかな温もりに抱かれるように
背中から朝は訪れた
おはようと
ちいさな声であいさつする ....
      最後の /色

      残されたままに/
/ひとつの ....
夜は僕の肌をなめまわし
僕の知らない僕のこころと密会する


君は君の手垢をつけ
僕は僕の手垢を付けていく
君と僕の手垢が重なることはない
見つめあうことのないふたり


洗剤は合 ....
穏やかな日々というものがある

一日一日に
棘があり沼地があるのは
ほんとうは知っている
ひとびとは
うまく避けながら果実を探して
今日の美食を味わう

それでも僕は
虹の掛か ....
オリオンのまばたきが
霞んで見える
蒼い夜の隙間から

一通の手紙が粉雪のように

宛先が書かれていない
差出人の名も書かれていない
薄い肌色の封筒

糊づけもされていないので ....
君に明日会えるのが
楽しみ
で そりゃもう
君に明日会ったら
嬉しみ
で そりゃもう

なんて
どうして言えないの

楽しい
にミを着せて
嬉しい
は裸のまま

うっ 寒 ....
果てのないような冷たさの
季節にあって
白い六角形の粉末は
人間の傲慢を
目覚めさせてくれるようだ

横に吹き荒れる風を友にして
人の造った灰色の道を
埋めつくし
道と道でない境界線 ....
霧状に浮揚していた
掴みどころのない感情が
白い雪の下に沈殿していく
獣たちの目を避けて

二月の
星々の輝きが溶けていく
冷たい明けの刻
氷の群れが叫んでいる時刻

眠りなさい
 ....
あなたに伝えたくて
今日も綴ります
夜の静寂に
零れる想いを

あなたを想うから
今日も開きます
昼間閉まっておいた
わたしのこころを

あなたにそばにいてほしいから
今日も ....
 さらさらと

お前は何しに来た

 こんこんと

お前は何を話しにきた

 しんしんと

お前は何を聴きにきた


 さらさらと

また人々の掌に舞い降りてきた
 ....
 一 踊る

螺旋状に回る時間の渦で
ときおり光り輝く瞬間
踊る鼓動が
今日を激しく興奮させる

 あなたと
 アゲハ蝶が絡み合う
 異国に旅したその日付

 落ち葉に乗った ....
あなたが感じた
その美しさを
僕の手のひらで触れることが出来るのなら

あなたが感じた
その痛みを
僕の右足で蹴ることが出来るのなら

あなたが感じた
その優しさを
僕の頬がさ ....
ジャガイモの皮を剥いたことある?

妻に尋ねられ
そういえば
記憶に残っていない

娘が小学校低学年のとき
いもの皮むき みんなでしたとき
血だらけになった男の子がいたらしいよ
娘が ....
なにかが欠けていたのだろう
あなたに伝えること

いま
全裸を隠そうとしている
この月のように

僕があなたを
少しずつ愛していった
はずなのに

あなたは
不信で覆われていく ....
だれかが泣いている
ぽたぽたと
落ちてくる涙
ぽたぽたと

悲しいのではない
うれしくて
土が若さを取り戻し
草木がはしゃいでいるから

だれかが泣いている
ぽたぽたと
落ちて ....
いのちは
大観衆に埋められた
ステージの上で
歌いたがっている
鳴り止まない拍手を浴びたくて

いのちは
気を失うほど
ビールをとことん
飲みたがっている
みんなを笑わせ
喜ばし ....
ぼくは げんき
きげんがいい ぼく
きみは べんき
べんぴにならない べんき

ぼくは てをふって
だれかを よんでいる
きみは おしりをふいて
だーれだと よんでいる

ぼくが  ....
ちいさな ちいさな
そらを見つけたのは
近所の公園で遊んでいた
三歳くらいのおんなのこの
瞳の中
よちよち
浮かんでいるようでした

おおきな おおきな
うみを見たのは
田舎の天文 ....
陽射しを包み込んで
柔らかい手をした
風が
頬を撫でる

気持のよいそよ風

抱きしめてあげたい
その温もりを感じて

応えてあげたい
その優しさに感謝して


風は黙って ....
うみがはてしなく
おもえるのは
あなたが
ひろいこころをもっているから

そらがあおく
みえるのは
あなたが
すんだこころをもっているから

あなたが
おしえてくれた
かぜのう ....
唐草フウさんの乱太郎さんおすすめリスト(33)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
かじりついてもいい- 乱太郎自由詩25*15-10-9
聞こえた気がして- 乱太郎自由詩24*12-1-10
- 乱太郎自由詩16*09-11-20
小詩三篇- 乱太郎自由詩16*09-5-9
まもなく- 乱太郎自由詩15*09-2-23
その瞬間に- 乱太郎自由詩17*08-11-27
詩はいらない- 乱太郎自由詩23*08-8-29
掴む- 乱太郎自由詩26*08-7-2
ゆらゆら- 乱太郎自由詩21*08-6-13
ちいさな手帖- 乱太郎自由詩25*08-6-1
朝のスケッチ- 乱太郎自由詩22*08-5-21
残された色- 乱太郎自由詩25*08-5-7
ノート- 乱太郎自由詩32*08-4-13
陽光- 乱太郎自由詩26*08-4-3
オリオン- 乱太郎自由詩20*08-3-22
うれしみ- 乱太郎自由詩23*08-3-4
白い地平線- 乱太郎自由詩22*08-2-21
氷点下- 乱太郎自由詩17*08-2-12
今夜も- 乱太郎自由詩14*08-1-25
- 乱太郎自由詩20*08-1-7
三の詩篇- 乱太郎自由詩21*07-12-1
出来るのなら- 乱太郎自由詩28*07-10-21
じゃがいも- 乱太郎自由詩17*07-10-9
月蝕- 乱太郎自由詩19*07-9-1
- 乱太郎自由詩11*07-7-31
いのち- 乱太郎自由詩21*07-7-29
べんき- 乱太郎自由詩17*07-7-19
握手- 乱太郎自由詩19*07-6-23
優しい風- 乱太郎自由詩17*07-6-15
ありがとう- 乱太郎未詩・独白15*07-5-1

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