朝に 山の頂上にいる山吉様に祈る
大きな杉の木 細かな葉の揺れ
ただ 裏山に向かい手をたたき
深呼吸を 幾度か繰り返す

すって はいて
大きく両手を動かし 空気を循環
鳥が羽ばたくよう ....
君のそろえた手のひらのくぼみに湖が
あるなら
ちょうど夜が明けて霧も晴れてきて
青い山々がすっかり見えるだろう

僕は湖畔に寝そべって
君に捧げる歌を作る
君がふっと息を吹きかけるだけで ....
立小便いつもスムース・クリミナル



気が付けば俺もゾンビで踊ってた



仁王立ち眩さゆえのサングラス



白と黒どっちなんだと詰め寄られ

 ....
優しい人に
もう優しくしてもらえないけど
もらった傘がすごく赤いから
ぼくはまだ歩いている

たとえばこの先に暗くて辛い事があるとして
ぼくはもう優しくしてもらったから
嘘をつかないこと ....
人数合わせで呼ばれたコンパだった
見計らうように薄着になる女の子たちの肌がまぶしかった
そのときだけのLINE交換
誰が注文したのか分からない烏賊のお刺身が手をつけられずに乾いていった

 ....
《xの証言》

至近距離で放つ放たれ
る言葉は殺傷能力が高
過ぎるので厳しく禁ず
るべきだと言ってみる
言ってみないとならな
いなんて定まる定めら
れた方法論は捨ててし
まえこれはな ....
あなたの小指に糸を巻きつけました
赤い色をした糸を
風にふるえて揺れている
その糸の先にわたしの小指


(ねえ きれいでしょう この世界は
 心でしか見えないものがある)


ど ....
          160624


禁止法
近視方
近司法
金糸宝
錦糸縫
菌糸法
筋刺法
斤四方
均師報
なかなか
漢字変換できないから
今年の住民税は ....
ハーネスを付けた老犬が
散歩している
ヨタヨタと…

仔犬の頃から
遊びあった犬
散歩中に私を見つけると
尻尾を回し飛びついてきたのだが

「マリリン」呼んでみる
近寄ってこない
 ....
青空に噴き上がる
虹色の水柱
空をゆくものから
落ちてくる何か


午後の曇の下
少しだけ歪んだ時間に
終わった後の祭りが映る
誰もいない径を
どこまでも揺れて ....
きのう
知ったの
恋愛は
条件付きの愛なんだって

どうもおかしいと思っていたの
どんなことでもゆるして
なにをしても見捨てないで
そう、
なんで母親みたいになっちゃうんだろうって
 ....
波打ち際のおまえの姿を
なんと形容すれば良いだろう

哀れな末路
閉じた夢
干からびた声
孤独の極み

寄せる波に素足を任せると
わが身の所在なさが
あらわれてゆく

 ....
寒さのさかり
アオムギが枯れ果てて
地面の床がぎゅっという

月の後ろの黒い影
影と影とを足して濾す

獣が足並みを揃え
頭をひくく
さらにひくく

ぎゅっ

ううう手を縛り ....
白い波に足をひたして
海に走り込もうとするこどもをつかまえる

波に洗われる砂のうえ
何かの記念の石碑みたいに
ぽつんと残される丸い石

背の立たない輝く水に浮かび
ようやく息を継ぎな ....
まどろむたびに言葉は減り
空をゆくものは増えてゆく
雨涸らす雨
雨散らす雨


こがねいろの輪の上を飛び
冬空にひとり立つものが
野を分ける径を見つめている
踏みつけ ....
私は最近誰にも会わなくなった
ここからどこに行けばいいのかを思い浮かべる
疲れた 街の片隅で そして
私は 考えている 行くべき場所を 


街角には もう 見渡せば
そこで あじさいが ....
最近暑さが増してきて
日差しに負けそうになる日もあるけれど

大きな壁にぶつかって
めげそうになる日もあるけれど

夏が近づいて夏バテになりかけて
食べることが十分にできない日もある ....
水のなかの鐘が鳴る
祈りではなく
怒りのままに
鳴らされつづける


静かすぎる径の
はらわたが響く
光の内の
水泡をほどく小さな指たち


穴の向こうのまぶし ....
愛は常温がいい

たまに刺激があってもいい
凍る恐怖も
気化する悲しみも
たまにはあってもいい

でも愛は常温がいい
波はないならないほうがいい
つまらなくていい
くだらなくて ....
緩やかな流れに触れたいと想う
雑多なものをすべて洗い晒してしまう水のちからに

ただ流星の軌跡をおいかけて
その先の消滅を想う

ときに走りときに休みときに泣いて
やはり今がいいとおもっ ....
味のないガムを噛み続けることは
しんどい
ぼくの毎日は
味のないガム
アゴが鍛えられてるけど
殴られることもない
玄関扉の前で
10分も うだうだしていた
いったい何のために
鍵 ....
菩提樹の下をすぎる風
樹から樹が
葉から葉が生えつづけ
花のように鳥を囲む


火に息を吹きかけて
朝までつづく夜を描く
指と同じ大きさの火
曇の奥の月をひら ....
雨は降る
飽きることを知らず
止むことを知らず
上から下へと

雨は降る
行く先にあてもなく
行く先も定まらず
粒から粒へと

ずっと何も決めずに
ぐちゃぐちゃに混ざっていく
 ....
せんごくさんの言うとおりに
道を曲がったんですよ
そうしたらほんとに
おさるさんがまわってて
ノミが飛び出るくらいびっくりしました

五月雨の歌が聞こえてきて
幼少の頃を思い出しましたよ ....
加齢と毛髪、反比例
苦労と抜け毛、比例
広くなるおでこ
狭くなる心

ヘンゼルとグレーテルよろしく
なくしたものを拾い集めて
それでいったい何になる
不可逆の道を辿るのか

発毛促 ....
白い指が止まり木になって
季節の変わり目を溶かしていく
鳥も空気も光も水も
四角いゼリーの中で蛹になる

いつか君の口が閉じたら
ありったけの体温を渡そう
僕の眼はガラス球みたいにピカピ ....
私の口癖は
わからない
彼女の口癖は
面倒くさい
画面をすべっていく
文字
君の顔のうえを
永遠にすべって
君には
降ってこない
ザラメ
それには
トゲがあり
それには
色 ....
あなたに愛を伝えたい
あなたに闇を打ち明けたい
あなたに見てほしい
あなたに跪く
あなたに傅く
あなたに手持ちのお金を全て張る



 ....
五月の風は
さみどり色
手紙を運んでくるよ

硝子の馬車のお姫様
脱走中
花びらの靴脱いで
軽やかに

ミツバチが忙しすぎて
シッターさん募集中
海の子守歌を
十は知ってる人が ....
温めないでください
ぼろが出てしまうんです
ぼろぼろになってしまうんです
不必要に熱くなって
不必要に口の中でちくちくと刺しまくるんです

冷たいままにしておいてください
それが
決し ....
唐草フウさんのおすすめリスト(3355)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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帰り支度- TAT自由詩116-5-15
五月の風- ふるる自由詩516-5-14
べんとう- 北村 守 ...自由詩416-5-10

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