眩しい暗やみを翻す世界 前髪が育ちすぎているから 坂道を 転がるように 終わってく 今日にさよなら 今日にさよなら



夕暮れの 葉桜並ぶ 散歩道 帰る時間だと からすが鳴く



さびれたバス停の時刻表には 過去の時間が流れていま ....
マジャン と聞こえたので
えっという顔になった私に
中国人の友人は ジェスチャーをしつつ
マジャン と言う

なんとなくそのしぐさから
ああ マージャンね というと
日本では マージャン ....
煙突の上に煙突が乗っかって
綺麗な空だ
黒い空だ

人を憎むな
人を憎むな

こぼれ落ちる星がひとつ
ファミレスの窓がふたつ

天井が壊れ
フィルムの中で踊っている
くるりくる ....
ハロルドはそのナイフで色んなモノを
裂いた
木の幹
近所の鶏
ナターシャの膿
リンゴ
タイヤ


そこには
善意も
悪意も無く
ただ衝動だけがあった
しかし
ハロルドは
 ....
震える言葉を摘み取ってみる
掌の中でフルフルと揺れて溶けて
流れることも滴ることもなく揮発する

赤い液体を吸い込んでしまった
痺れる感覚は思い込みなのか条件反射か
そんなこと、どっちでも ....
えっちな牛乳

というタイトルの牛乳を買った


1本300円するのだ



飲んだ



なんだ 普通の牛乳と

何も 変わらないじゃないか



 ....
例えば優しさがあって
それは優しさだけど
君を傷付けたとする
僕は悪くないとは言わない
君も謝られることは求めていない
後には傷が残ってしまう
難しいね

ねぇ、
公園の三毛が
仔 ....
小学校の体育の時間に
逆上がりができなかった
隣りの席の女の子が休み時間に
鉄棒をしにいこうと誘ってくれた
ぼくらは二人で
校庭の隅に立つ鉄棒に向う
鉄棒は低いのから
順番に高くなってい ....
可哀相な音がする

車も人も少な とぼとぼと
あなたの足でやって来る

歩いてんのは子供ら だろう
ぽつりぽつり
ジャージャー橋を
そしてぽつり と



歌の匂いをのせている ....
さみしい
言ってはいけない言葉
かもしれない
夜中 想うきもちは

さみしい
想ってはいけないのかもしれない
過去の過ちだから

さみしい
かっこ悪い
正しくない
素直になるな ....
さまざまなことが一度に起きるこの一つの点は世界と呼ばれる 切った髪 床にのびて あくびする 晒した首筋 歌う襟足 風船が飛んでいった
遠く
遠くへ
そして
すーっと
空に融けた

機械仕掛けの巨人兵が悲しい顔をする
手は空に差し伸ばされている
僕は
いいんだよって
しょうがないことなんだって ....
Englishman in New York が聞こえる
懐かしい香水の匂いが通り過ぎる
地下へもぐる階段で
地下鉄の隣の席で

自分の左手を見つめる
指輪がひとつ
そのほかはヌード
 ....
かえろうよ
そう言って風は積雪の氷をはがし
小さな白い頬を撫でた

一瓶の底に這う旅
握りしめる緑の葉づれ
きこえて 忘れて

かえれないよ
そう言って風は積雪の氷を埋めて
小さな ....
抱き合ってもちっともあったかくはないのあなたはひどい末端冷え症


ずるいよ あいつの好きそうな控え目なくちびる震わすあの子 ずるいよ


わらっちゃう きみが休みの水曜日 だあれも来ない ....
トーン
トーン
と、
黒い影
頂上から落ちてくる

灰色の空
白い壁
音は無い

飛び込み台
水は張っていない

トーン
トーン

死人はいない
死人は無い

黒 ....
君に対して
誠実な言葉を口にすることが
できなくなったのは

君が僕を軽く扱うから

それは僕が
気が付かないまま
不誠実な行為を繰り返して
いたからなのか

ゆっくりと壊れてゆ ....
それは嘘かもしれない
いや、
本当かもしれない
まさか、
嘘でしょ?

じゃあ、心に聞いてみな
心は嘘つかないから
本当に?

じゃあ、風に聞いてみな
普遍的な事を教えてくれるは ....
まだなにもしらない19(じゅうく)知ることのあまさといたみを覚えた20(はたち)


1時間毎朝欠かさぬジョギングはステキなあの娘を縛り付けてる


今どこでそう思ったの?「愛してる」楽に ....
どしゃぶりの雨がふった

桜がようけ咲いたのう、
事務のおじちゃんが
きのういってたのに

はなびらが日差しに透けて
枝と枝のすきまから
春がちらちらもれて
ああ、うらやましいなあ
 ....
横にずれる
時折見え隠れする
交代の時
予感する
もちろん
偽りだ
話の焦点が合わないのは
君のせいなんかじゃない

月は満ちてる
高架下の恋
囁いたね
過ぎ去ったね
色褪せ ....
雨になりそう

バスがぐるぐるまわって
ETCレーンを抜ける
分離帯の植え込みが
千切れ飛んで
そしたら一本目の川を超える

珈琲色の田が広がる中洲
土手に目を向けると
赤いジャー ....
本当に死者がおばけになるのなら君はアダムになるしかないね


アッパーな曲でノってるあの娘から流れる涙の味が知りたい


みんないなくなればいいって二億年ほんとにいなくなって豪遊
 ....
左折レーンにいた
交差点にしゃがみ込む人たちを見た
赤い小さな水たまりを見た
音声を風が運んだ
がんばって…
がんばって…
助手席の彼女が見たもの
人の言葉を持たない小さな生命が
消え ....
通りのつむじ風
吹き抜けて
枯葉が舞う

昨日見た猫は妊娠していた
警戒を強め
その目には生きる意思と
か細さがあった

春がやって来る
暖かくなる
桜が咲く
居場所の再確認
 ....
言い出しかけてる僕らはずっと光のような錠剤
たたずんで立ち止まってただ休んで

向こう岸駆けてるちいさな曇りのような困惑
あくびして背伸びして放りだして

すぐにそうやって今日もなんだかあ ....
クレヨンで
真ん丸目玉
爽やかブルー

プクク
フフッ
アハハ

丸まってさ
顔は隠してさ
お尻は出してさ
布団にくるまってさ

山びこ、
 山びこ、
やい、
 やい、 ....
飴玉に

恋した




それは

悲恋だ
唐草フウさんのおすすめリスト(3355)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
前髪が育ちすぎているから- f.luna短歌210-4-5
帰る時間- ミツバチ短歌9*10-4-4
赤い言葉- 砂木自由詩6*10-4-4
夜空- しべ自由詩510-4-4
腕とナイフ- Oz散文(批評 ...110-4-4
震える言葉を摘み取ってみる- kauz ...自由詩7*10-4-3
えっちな牛乳- 八男(は ...自由詩610-4-3
通る- Oz自由詩210-4-3
逆上がり- 殿岡秀秋自由詩610-4-1
はなびら- しべ自由詩410-4-1
さみしい- 朧月自由詩110-3-31
世界- sh短歌6*10-3-31
気分転換- なき短歌3*10-3-30
巨人兵- Oz自由詩410-3-30
おとなのひと- たちばな ...自由詩9*10-3-30
春風- 砂木自由詩6*10-3-29
やっつ- はちはち ...短歌4*10-3-29
頂上から落ちてくる- Oz自由詩110-3-29
- kauz ...自由詩12*10-3-27
風に唄えば- Oz自由詩210-3-27
むっつ、夜中のうた- はちはち ...短歌3*10-3-27
どしゃぶりの雨がふった- はちはち ...自由詩6*10-3-26
おざなりバイブレーション- Oz自由詩210-3-24
隣の子供はDS- しべ自由詩110-3-23
ごめん雪舟、君の涙の味だね- ピッピ短歌1610-3-23
Goodbyebirdと名付ける- たちばな ...自由詩9*10-3-22
装飾の色合い- Oz自由詩110-3-19
向こう岸スパゲティー- kawa自由詩310-3-19
ソラシドレ- Oz自由詩210-3-18
べに- しべ自由詩310-3-18

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