ゆれている黄色い花つくりものみたいな蛍光の色レンギョウ
しだれてゆらゆら揺れている花弁は薄いプラスチックでできているみたいに陽射しのした見えました
神様が蛍光ペンで春にしるしをつけたのかもしれない ....
私は先週仕事が暇だった
休みの予定も入れていなかった 私は
私の欲しいものも 今は特になく 
友人に会いたいなどとも 今は私は思わなかった


暖かく 3月にしては 穏やかな日だった
3 ....
雪が沢山降ったら
お気に入りの
傘も意味がないから
お外には出ないで
お家の中で自称詩を綴るの

例えば
こんな自称詩

「乾燥」

私の足は
乾燥を知らない

冬の海でも ....
ミルク色の波が打ち寄せる
甘い浜にね

真珠がコロロンコロロンと
いっぱい ころがっていてね

カリリカリリと 齧って飲み込むと

うんと 力いっぱい
泣けると ねむいの

みん ....
雪が降りそうな
優しい朝でした
風がよわいので
寒くはありません

あなたの手は
夢を撫でていて
もうすぐそれは
孵化しそうです

季節の眠る年輪が
わずかな光に向かってゆき
 ....
さっきのバスに座っていた女は美しかった
この夕焼けとどちらがより美しいだろうか
空にひとつかみの鳥がばらまかれた
部屋に入れば祖母の匂いがした
受け腰な毎日は手持ち無沙汰なので
ぼんやりマフラーを編み続けています

細編みに飽きても
他にすることもないので
マフラーはどんどん長くなって
作り目は遥か彼方

これはプレゼントだっ ....
私は 肌寒い街を歩いた
そして 最近は 私は聞きたい音楽もなく そして
好きな女優もいないし 最近は それから
何も食べたいものも 私はなかった 


世の中にある興味を寄せていた多く ....
小さな小さな背中に大きな希望がゆったりと腰をかけていた
背中が大きくなるにつれて夢が育った
あるときは背中いっぱいに夢が満ちた
背中が現実に触れるにつれ希望と夢はとまどった
あんなにぴったりと ....
あまりにも不器用な僕が
あれこれ考えあぐねて
かけることばもなく
まだうつむいている君に
差し出せるのはオロナインだけ

こんなときは
オロナミンのほう

その意味も判らないけど ....
空の写真を 無断で撮る
それをSNSに 無断掲載する
有名キャメラマンが開く 写真展
会場の壁を埋めつくす 空 空 空
そのときも 空にギャラは
支払われない

空は ユーティリティプレ ....
若いときはばちーんととめて封じておけた嫌なことや嫌な記憶
最近はゴムの紐が緩んだせいか
なかなか御し難い

皿洗いの時とか特に
あの時のあれよくよく考えたらまじ腹立たしい
むむむーな時に
 ....
ときはふらりとたちよって
触れるだけ触れて 去っていく

かなしみに火傷

体ごと持っていかれそうになる そのときに
飲まれては 足掻いて

手をさしのべるのはだれ

ふくふく小さ ....
巡礼のような瞳をした
サイレント・マイノリティたちの
胸に眠る想いの泡立ち
言葉たちがほのかな帆をあげて
ページの水平線をこえて
この岸に近づいてくるから
桟橋を差しだそう

  世界 ....
なにかあるような気がして
遠くへ遠くへ
人の話もきかず
自分自身も、見ずに
なにかあるような気がして
遠くへ遠くへ
遠回りなんかごめんである
まっぴらである
なにかがあるような気がして ....
コの行列

撃鉄におされて

くるしいや

僕はあと何番目?

友達は何列うしろ?

パチン

パチン

規則正しく一歩一歩

われわれは進んでいくのである

おい ....
その夜空に
つよく金色に光らせた
するどい星で
屠るように
線を引いてしまった
星は消えそうして夜は終わり――


(やがて陽は昇った)


ぼくは
ぼくの目は
ぼくの頬は
 ....
書くことが

なにもなくても

ぼくたち ....
緑の宙に貼り付いた羽
暗い曇をくぐる曇
二番目の指で涙をこすり
終わらぬ宴の後を追う


くちびるとねじれ
溶け合う朝と みずいろの水
ひるがえる ひるがえる
火と灰 ....
何かが違うと叫んでる

その扉は意図もたやすく開いて

あの時みたいに誰か

一瞬叫んだ

瞬きすれば消えてしまうくらいの一瞬だった


力づくで痛みは消された

無味に生き ....
私の胸にあいている穴に
風が吹き抜けて鳴る
すると私の奥の嵐が
またあなたをさらおうと口をあけ狂った舌を出す

今会いに来てくれないなら
すべての息の根を止めてやる
狂言
とはよく言っ ....
空飛ぶ家の 群れのなかに棲み
扉から一歩を踏み出せずに
眼下にひろがる風と原
飛び交う家々を見つめていた


街 クレーター 街
人と原は円く分けられ
薄い緑に吹かれて ....
目を閉じることはあなたを閉じこめること
あたたかな瞼は部屋をつくり
光線の残りはゆきかい
あかるさはあかるさのまま重力となって
珊瑚の舟が滑りだす
きのう
かわした約束を忘れた君のほうが
よっぽどまともなこころを持っている

ずっと
気づかないふりをしている
僕のほうがうそつきだ


晴れているかい
君のこころは

雲の隙 ....
sと隅田川を歩いた
一月の土曜日の夕方 僕は
氷点下近い そして 酷寒の道を歩いた
かじかむ ビルの夕暮れの道を


他愛のない話をしながら 影の中で
響かせた 声 すれ違う人もなく 
 ....
光に針をかざし
動かぬものを 動かそうとする
器に満ちた水
浪に囲まれた凪
動かそうとする


熱を感じること
熱を奪うこと
逃げ去ること
偽ること


緑の ....
  磨り硝子の夢のなかの
  喫煙所で ぼうとしていた
  鳩たちの群れる高円寺駅北口
  ふっていない雪は うつくしく
  心の端のほうで消し去られていく
あなたは何かに似ているんです
いつかどこかで
それともいつも見かけているような気がします

物置からストーブを出したんです
灯油を買いに行ったかえりに
大きなあくびは空に吸い込 ....
なんでもあるのに
なんでも失ってしまった

過去よ、届けて
未来よ、授けて

心に従うなんて
大きく揺れてるときは
混乱を招くだけ

ただ信じて待つ

たとえ信じることが
見 ....
ミツバチは光にふちどられた翅を細かく震わせて
花粉を投げて
去って、いきました

はたらいて、いたのです

表口が雨なら裏口は晴れ、というほど
大きな大
きな建物の

きな屋根の ....
唐草フウさんのおすすめリスト(3355)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
_Golden_bells- 田中修子自由詩6*18-3-6
サイクリング中目黒- 番田 自由詩118-3-5
水虫ジュク夫「乾燥」- 花形新次自由詩218-2-26
真珠の記憶- 田中修子自由詩8*18-2-25
- ヤスヒロ ...自由詩9*18-2-25
- Yurodivy自由詩418-2-22
感謝して恨みます- 木村きむ自由詩218-2-22
何もないこの街で- 番田 自由詩318-2-19
小さな背中- 次代作吾自由詩318-2-15
では、オロナイン- AB(な ...自由詩418-2-14
空は- もり自由詩318-2-14
ぶつかるゴムの紐、ぶつかる- ふるる自由詩118-2-13
金の鳥の羽に月の小指- 田中修子自由詩10*18-2-12
サイレント・イノセンス- 塔野夏子自由詩5*18-2-11
遠回り- 次代作吾自由詩518-2-10
ホッチキス- 次代作吾自由詩1118-2-8
星のタトゥー- 本田憲嵩自由詩918-2-7
書くことが_な- TAT短歌218-2-5
夜へ_喉へ- 木立 悟自由詩818-2-4
げすぼいす- desert trip自由詩2*18-2-3
- ふるる自由詩7*18-2-1
白と白- 木立 悟自由詩818-2-1
untitled- かとり自由詩5*18-1-31
あれやこれやの言い訳ばかりで_って- AB(な ...自由詩6*18-1-29
一月の川- 番田 自由詩218-1-28
ひとつ_指して- 木立 悟自由詩718-1-28
- 草野春心自由詩718-1-20
こかげの径- カマキリ自由詩718-1-19
ふとうめい- 木葉 揺自由詩718-1-19
大きな屋根の下で- ふるる自由詩7*18-1-19

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