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みんな炭酸
ぷちぷち空気にまざる
月曜にあけたサイダーが
木曜には甘い水になって
やすらかに
わたしたちは消えていく
みんな炭酸
春、また
海のない街で
想いで腫れた胸のうちはまだ
ことばにならない

ばらが枯れ あじさいが枯れ
百合が枯れ 菊の花が枯れ
それでもまた 蕾がふくらむ
風が行き 雨が落ち
 ....
ぴーんと張ったあさの
しおからいところ
うすくてわれそうで
さわると温かいところ
裏返したわたしを
もう一度うらがえして

どうしても さびしいことであるね
おぼえていることも
 ....
ふわふわとか
たっぷりとか
ふざけるな
切実さが足りない

相応しさとか
ぬくもりとか
真実とか
いい加減にしてくれ
せつないんだよ

コンビニエンスストアの
陳列棚に
 ....
蒼白い頬が好き。と言ったら気味悪がってそのあと一度も連絡が取れなくなった子もいたしなんでか食事を抜き始めてばかみたいに痩せてみたりしたひともいた。いろんなひとがいた。でもみんなどこかへ行ってしまった。 .... 後ろ手に曲を奏でて鳴りおわったらさよなら
咲いたまま首を落とす椿みたいな朝

コンクリートのうえで
べらぼうに
赤く

どうしても開いたままの花弁が風に
痛い
そのときわたしは
夕やみが背中にきれいにかかるさまやみどりのこっくりと茂る影の不気味、ぼうっと灯る生活の模様やちゃりんちゃりんと鳴っているやさしげな時報に見いって、聞きいっていたのでやわらかく磨 ....
4:42AM
きみがてのひらで
目かくしをしてくれる

いいにおいのする
やわらかい暗闇が訪れ
どこかで
列車が動きはじめている

八月の終り
きみがてのひらで
目かくしをし ....
わたしは
自慰をして
足らずに

よくしらない男を
呼び出して
抱かれる

さいきんのモーテルは
清潔であかるいし
窓だってある

そうして
そこを出た足で
花を買いに ....
セックス
したら
返信が
こないの

言ってた
女子高生

好きだと
言ってたのに
だって

だいじょうぶだよ
そのうち
心と身体は
きちんとくっつくよ
そしたら ....
あなたのこと
愛したからって
何にもならないけど
愛してしまったから
愛している
息をしたり
水を飲むように
当たり前のことだから
抱かれていたら
いっさいの言葉が消えてしまった
あきらめに導かれて
横たわる生活に屈した

詩人は 歌をもとめて
音楽家は 色をもとめて
画家は 言葉をもとめて
それぞれに寝床をみ ....
ひまわりの広告をみて
ひまわりだねえ
と言う
ひまわりだねえ
と返しながら
ひまわりをみている
ひまわり
桜がちりはじめているので
かなしい
かなしいと言ったら
かなしいのか
と ....
どんなに嘆いてもかなしんでも
そのかなしみはどうやったっておいつかないさ
だって地面は割れたし津波は来て奪っていった
そのときわたしはドーナツ食べてコーヒーのんでた
わたしはそこにいなかった
 ....
かわいい、こどもみたいなかなしさ。
いつかは別れると思ってた。
でも全部わたしになった。過ぎ去ってはじめて、わたしになった。
だからもう一度出会えるよ。新しくじゃなくて、続きじゃなくて、ただ ....
ぜんぶたべきれない
なんでも
半分くらい
中庭に
植えた花は
きれいだけど
枯れてしまった

窓際に
活けた花は
きれいだけど
萎れてしまった

花屋に
勤めてみたけど
まい日
まい日
まい日
まい日
まい ....
あー あっついから
ざぶんと かおをだした

ひふを
うちのナナみたいに
ぬぎすてられたら
いいのにー

ナナは
かしこくて 
おおきないぬだけど
ドーナッツが
たべられな ....
空が高い日は、鼓動がおちついている気がする。雨のふる日は、だからきもちが落ち着かないのかというと、それはそうでもなく、落ち着かないというよりは、鼓動をきれいに落としてしまっているから、からだは空き .... サイダーは陽射しで
わたしはまなざしに
溶けてからんと音がなる

はずかしいくらいに慾をむきだしにして
蝶々が卵をうみつける
濃い影が床を一周するあいだに
わたしたちは手をつなぐ
 ....
泥になって
まもろう

あなたの
すこやかな睡眠と
思想を
まもろう

ひやりとあたたかく
まもろう

泥になったわたしには
思想もなく
身体もなく
ただそこにあるよう ....
あたらしいアパートに引っ越すゆめ
知らされていないのにそれをしっている(ゆめだから)
じぶんの写真集を出すゆめ
つるつるの上等の紙で

起きたら
死がちかくにあった
それは安寧として ....
唐草フウさんのはるなさんおすすめリスト(22)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
炭酸- はるな自由詩618-6-21
- はるな自由詩1218-3-17
はしろう- はるな自由詩415-11-7
陳列棚- はるな自由詩413-1-15
詩なんてかきたくなかった- はるな散文(批評 ...612-9-26
赤く- はるな自由詩212-9-17
心臓を踏む- はるな自由詩212-9-3
目かくし- はるな自由詩712-8-30
花を飾る- はるな自由詩411-8-2
いいこと- はるな自由詩111-6-4
水を飲む- はるな自由詩411-5-24
無題- はるな自由詩211-5-16
休日(Ⅱ)- はるな自由詩211-4-29
460円- はるな自由詩811-3-18
好きだよ- はるな自由詩411-2-26
うわき- はるな自由詩211-2-11
フラワーショップ- はるな自由詩410-10-4
あつい- はるな自由詩210-7-16
雨のこと- はるな散文(批評 ...410-6-14
まなざし- はるな自由詩310-6-3
- はるな自由詩210-5-7
ゆめ- はるな自由詩310-4-23

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