はぎ取られた風を
むしり取られた青空を
踏みにじられた光を
そして
すべての!!!!
洗えるお母さん
あたためますかお母さん
出会い頭にお母さん
やわらかめお母さん
おふざけが過ぎますなお母さん
スナイパーお母さん
ちょい悪お母さん
改革お母さん
ねっとりもっちりお母さ ....
水をあげ
花をあげ
鉄砲をあげましたら
喜んで命をくれまして

守りたくなってしまいました

と、古い手帳のすみに書かれてありまして
その言葉は
傷や破れがありまして
もっと破ると ....
1という字のように立ち 一という字のように眠れ 孤独な無限



0なんて発見するからいつまでも君の不在が消えないままだ



ON/OFFのあいだに広がる宇宙にて親指は祈る メール、 ....
深い深い
真っ暗な
場所まで


その光で
照らしだして
くれるから

ただ
ただ君に
近付きたくて

俺は
ひたすら
上を向いて笑う




悲しい人が
無言電話をかけると
悲しい人に
つながる
そう言い切ることの難しさ
悲しさ


一方で
電話を待っている
発酵が進んでいる
真夜中に
目が醒めて
また哀しい夢を観た

いつも 
同じだ

寝室には鏡を置かない
目が合うと
わかってしまうから

昼間の私が
全部嘘で
もう
誰も信じてなくて

 ....
むら雲の輪郭を
指でなぞれば
切りすぎた爪のあいだにも
入り込む冷気
雪のうえに取り残された
林檎のかおりは
まだ風のなかに漂って
わたしを追い立てる
明らんできた外界の
塀のうえに ....
一つ減らしてから一つ足す。
残念ながら、そんなに大きな器は持ち合わせちゃいないから。
時には勝手にこぼれ落ちることもあるけれど。
気付かないうちに抱えきれない程の感情をもてあましてたのかも知 ....
 マクドナルドの隅で自慰をして
 汚い安食堂のうどんで身体を温める
 指の指紋が剥がれるくらい
 心が痩せて
 今日も化粧のノリが悪過ぎるわ

 明日が春で
 あさっては春
 ....
一週間ぶりに
病院に行くと、
よっ、と
笑顔をつくっていくと、
きみは
雨の中でかがやく
太陽のような笑顔をわらう。
そうして
よっ、と
握り拳に近い
Vサインをする。
ねんごうのとなりに
わたしが
そのとき
どこにいたか、を
しょうさいに
きにゅうする

そこには
ぼーるぺんの
きずだけしか
のこらない
しろとくろのせかい
まだ名づけられていない、
連続する瞬間で構成された時間を
拾い集めつづけても 
綴じるためのすべを、忘れてしまった



わたしたちは、かわるがわるに
世界を四角く切り取ったり
はが ....
夕暮れの水位は
さざなみ
浅い胸に、さざなみ
空白で埋めたはずの
小さな画布が
素朴に満ちてゆく

海面に浮かぶ
危うい杭に
うずくまる鳥の
膨らませた羽から
零れる文字のやさし ....
2畳もないキッチンで洗い物を済ませる
食器が触れ合う音が
夜の静けさに吸い込まれていく

君がくれた習慣で,ハンドクリームを塗る
緩慢に手をこすり合わせる音も
静けさの中に吸い込まれていく ....
またね

行き違いの電車が同時にすべりこむホーム
確認しあって背を向けた

またね

すれ違いの苦味をかみ締めた日
精一杯でそれだけ言った

またね

お互いの気持ちを伝え合う ....
いつか大きくなったら
でっかいお城をたてるの
一日中パイの焼ける匂いがして
一日中パーティーをする

男の子は馬小屋に追い出しちゃう
きっと花束を持って戻ってくる
小さいお花の花束
そ ....
薄い膜一つあるかないかで
本当は変わったりはしないよ
いいわけを探すなら,他のことにするといい

あるいは,欲しいものは,本当は
たかが0.02だか0.03だかの
向こう側にしか存在しえな ....
雪が私の小さな夜に降りしきます
冷たいものを無限に受け入れて
静かなまま染まるのです
記号という名前だけをもらった
小さな星雲たちみたいな
街灯が青白く照らす夜です

星を頼りに渡る鳥は ....
ぽかぽかとあたたかい日には
なおさらのこと
そのくせ歯医者や期末テスト、面接なんかに
行かなくてはならないときは
いっそう靴は
おしゃべりになります
こちらの緊張ぐあいには ....
雷に打たれて俺
鎖は手
地面にた俺
無視に食われ
醜い素形であるが
偏なところから
新しい目が芽吹き
光を目指し伸び
形こそ不完全だが
どうにか息ている
その不敢然さは
生き残り ....
物に感情移入してしまうのは
馬鹿げているのかもしれないけれど
その物に関わったひとの心は
つながっていると思う
あの自転車を見るたび
泣いてるようにしか見えないから
三年以上
電信柱に寄 ....
自転車に乗って
切り裂く無限がいとしい

風と共に過ぎ行く人の
寂しげな拒絶がいとしい

どこかへまっすぐに突き進んでいく
私のありあまる馬力がいとしい

どこかへ行き着くために ....
夜になったらねむくなるのはすてきだ
きもちいいだるい感じなんだ

もしイライラして空気がビリビリしているなら
そのささくれがしおれるのを待つことだ

ただそのささくれが治まらないなら
そ ....
やわらかいものになりたかったです
でもぼくはおとなのおとこなので
しゃかいにでていくためには
かたくならなくてはなりません

ぼくはこどもでいたかった
それもおんなのこがよかった
マノン ....
風を辿ってみれば
春はいまだ遠い
待っているのかもしれない
病室にいる母に
思いを巡らす
どんな風景を、この雪
窓から静かに
眺めているのだろう

病を患って永い
爪の先からこぼれ ....
人は強欲だ。相手も人間なのにモノのように「手に入れた」と思ってしまう



自分が好きな分だけ
相手も好きを返すべき
なんて
そんな考えは
手放した方がいい


相手を自分の ....
1月1日や
2月14日や
12月24日が言いました

すいません特別っぽい日ですいません
わたしたちなんかがいるせいで
なんかちょっとしょんぼりさせてすいません

いいんです
普通の ....
うまれたばかりの太陽が
すっかり欠伸して
ベッドによこになる夜

太陽の子は
テレビ電話で
その様を
写し出して。遠くに。

一月
厳冬の夜を貫き
煌めく
太陽の
完成されな ....
うさぎをどうやって救おう
名もなく死んでいくうさぎ
おびただしい数のうさぎ
うさぎは物音が怖いから
物音をたててはいけない
人の姿も怖いから
人の姿をしていてはいけない
そっと空気のよう ....
唐草フウさんのおすすめリスト(3355)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
∞バトル- 草野大悟自由詩4*09-2-5
お母さん百態- ふるる自由詩8*09-2-5
少年- 昼寝ヒル ...自由詩909-2-3
number- 石畑由紀 ...短歌33+*09-2-3
ソレイユ- (悪)自由詩1*09-2-2
縮図- 昼寝ヒル ...自由詩209-2-2
うつしみ- umineko自由詩10*09-2-1
(無題)- キキ自由詩709-2-1
置き忘れただけ- BOOKEND自由詩5*09-1-30
若い女- ヨルノテ ...自由詩14*09-1-30
雨の中の笑顔- 草野大悟自由詩4*09-1-29
りれきしょ- 玉兎自由詩109-1-29
未完の、ソネット_「遺」- 望月 ゆ ...自由詩17*09-1-29
素描- 佐野権太自由詩19+*09-1-29
hands- RW自由詩209-1-28
またね- RW自由詩409-1-28
デイジーとシャボン- ふるる自由詩3*09-1-26
0.02- RW自由詩409-1-25
君の朝につながって- たりぽん ...自由詩14*09-1-25
靴はまちがえる- ふたば自由詩109-1-25
すぐれた木々- ふるる自由詩3*09-1-22
泣いている- 蒼木りん自由詩7*09-1-21
風景- 長元坊自由詩509-1-21
ささくれがしおれるまで- 石川和広自由詩6*09-1-21
やわらかいものになりたかった- 渡邉建志自由詩709-1-20
春を待つ- かんな自由詩6*09-1-19
- (悪)自由詩209-1-19
いいんです- ふるる自由詩13*09-1-18
太陽の子- 草野大悟自由詩2*09-1-15
うさぎを救う- ふるる自由詩6*09-1-15

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