あのとき、偶然
だれにも声をかけられていなかったなら

ぼくは今ごろ
ここにはいなかったのだ


偶然、生きているぼくは

今日も、また改札口をぬけ

ケータイを開き

牛丼 ....
ひかちゃんが
幸せになるか、不幸になるかわからないけど

きっと

自分にとっての幸せってなんだろう

って考えて
探求できる子にはなると思う。


って今日着た手紙には書いてあ ....
地球からながめると
原子核よりも
    ちっちゃな
          ちっちゃな
自分のからだの
   どきどきしている
       どっきどっきな
むねの奥で

ときどき ....
落ちていく夕陽が一段と大きかった
真ん中に「キライ」と書いてあった
濃い橙色で燃え尽きる夕陽の真ん中に
真っ赤な色の浮き彫りで
真ん中に「キライ」と書いてあった
なんだか悲しいので目をそらし ....
与えられても与えられても
子は愛情に飢えている
与えても与えても
母親の愛情は湧き出るもの

僕が小さかった頃
全ての愛情を飲み干す事は出来ませんでした
その殆どを床に捨てていました
 ....
ここにおったか
舟入川
汚れちまった
ドブ川の
沈んだママチャリ
アジトにし
今日も生きます
生きてます


家庭排水なんのその
突き刺さったゴミ屑
掻き分けて
ボラも
ボ ....
扇風機なあなたに。ふきとばしてください
シャワーなあなたに。うるおしてください
百円ライターなあなたに。もやしてください
植木鉢なあなたに。うめてください
そばにいたくなる。なにかをください
気に入っているお店のお惣菜コーナーから
たこ焼き 十個で298円を購入する
マヨネーズ 紅しょうが つまようじ付き

大型スーパーの駐車場は広い
混み合うお店のすぐ前から ....
海へ行った
病気の母を連れて
もう一年も前
秋の始まり
懐かしい
海岸線
生まれた町
揺れないゆりかご
籐の編み目の
飴色の海
その色を
ずっとみていた
ゆっくりと歩いて
波 ....
責任なんか持てないよ
と思いながら優しくしている
口にすると妖怪が飛んでくるから
さっさと優しくする
かなしい
かなしい

と思っていると
なにをかなしいと思っていたのか
わからなくなってしまった
返事を期待しないきみのなまえを
部屋のそこここに置き散らかしたまま
 ....
あの日
びるのてっぺんは
どれだけ
さみしいひかりがみえたの

むてっぽうなことで
きみも
やっぱり そんを したのだろうか

そっとちかづこうとすると
花をちらすみたいに ....
遠くの爪に
みつからないように

黄色花を押さえている
茶色の小枝を拾う

被告はどなた

しきりのような小声
さえずる陽射し
この{ルビ季節=とき}こそと
一点の曇り無く
嬉々として
降り注ぐ陽光
風おだやかに
黒髪戯れる

木漏れ日揺れ
うつらうつら
遠退く意識の中
手招くまぼろし
誘われるまま
白 ....
鶏がらじゃないよ
うさがら だよ

煮るのは禁物
跳ねるから

なきがらじゃないよ
うさがら だよ

赤い目だけど
元から

ぬけがらじゃないよ
うさがら だよ

からか ....
緑色の雨が降るとき
どこかで誰かが泣いている
そんな気がしてならないのは
あの日君と出会ってから

やさしい心の奥で
僕は君を求めている
このままやるせないままで
雨に打たれるのもいい ....
まだ恋をしたことがないので
彼女はカルピスを飲んでみました
甘くて
酸っぱくて
冷たくて
あたまの芯がきいんとなって
失神しそうになりました
けれども
なんだか物足りません
キスの味 ....
君にやさしくくちづけしたら
鋭く尖った牙が君の頬を傷つけた

小さな体をそっと抱きしめたら
毛むくじゃらで強靭な肉体が君の背骨をポッキリ

君に愛の歌を捧げたら
轟音の雄叫びが君の鼓膜を ....
あの椅子を買おう

モスグリーンの
スイス椅子を

あの椅子を買おう

あなたと
ぼくの
こころと
からだが

あなたの
ねじまげられた
半身が

ゆっくりと
くつろ ....
あなたが創った
ぼくらの時計は

今日も単身赴任の
この部屋に
あなたの眠る病室に

永遠の時を


刻んでいる
ぼくは
きみのヒーローでいたい

きみの目に
ぼくは強くて、かっこよくて、やさしくみえる
そんな魔法を
きみにかけているつもり

きみの前でやらかしちゃったときは
きみの目をみて確か ....
入梅時
山脈青青波ないで
雲らはいっそう垂れこめて
空胞をうるおす
だけども日に焼けていた石らが
こけにむしてのどをかわかす
かたくなにしめきって
まつ毛をぬらす
写真機をのぞくまなこ ....
松林のにおい
やわらかに透過する光
あなたのその目じりのしわが好きだった
波風がうばっていく言葉に
その想いものせて

わたしたちはあめふらし
ふいに雨音が恋しくなる
傘の下で肩を並べ ....
閉ざすとみえることがある
開くとみえることがある
両方同時にはみられない

欲張りなわたしは迷う
さあ、どうしようか
目を、口を、耳を

心は、出会う人々が勝手に開閉していく
わたし ....
片手くらいの
かわいい顔した手帖があって
女の子のような
詩がたくさん書き連ねていた
僕には
春の風を思わせる旋律が聞こえ
夏の陽気さを感じる水彩画でもあり
ちいさな言葉たちだが
海原 ....
おばちゃん お花綺麗だね
小さな甥の手をつなぎ散歩をすると
道端の花にみとれて
顔を近づけては嬉しそうで
お歌を歌いながら林檎畑を歩くのは
葉っぱ一枚震えるのにも 笑みがこぼれた
 ....
ピンクのクレヨンで太陽を描いた
みさちゃんが先生に怒られてるのをみて泣いた

だってみさちゃんはピンクで太陽を描きたくて
それを怒るのは可愛そうだと思ったし
ぼくが赤のクレヨンで描いた太陽よ ....
昨日は 気が向いて キッチン周りを掃除した
掃除したら掃除用具が切れてしまった
気が向く のと暇とありあまる掃除用具が重なるのは
次はいつだろう
いつも暇なのに

この前の日に何をしていた ....
シロツメグサで
首飾りと花束をつくり
ぼくたちは結婚した


わたしの秘密を
あなたにだけ教えてあげる
と花嫁は言った
唇よりも軟らかい
小さく閉じられた秘密があった
シロツメグサ ....
わかるもんか

だいべんを」・・
たれながす。。。。・・・
たいようの」、、
くるしさと。。。。。。。
においに:::
まみれて
おむつを
かえる。。。
くやしさが」・・

わ ....
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