低音で窓ガラスが割れました。
破片で作った首飾り
少しばっかり鋭利でごめんね。
キラキラ光るから大丈夫でしょ?

キラキラキラメキ
トキメキメキメキ
さらわれはしないから
また ....
手で君の顔を包んで
暖かい息遣いを感じたら
記憶の糸を辿って
僕は井戸の底へ
足を抱え込んで
行き交う幻覚をやり過ごし
消え去る風景の中から
ただ一つの宝石を掴み取る

いつまでもこ ....
ただ無いのだ
既に
ソコには何も無いのだ
ただただ何も無いというそれだけが
広がっている

失われてしまった
どうすることもできず
何もかも
失われてしまった
失われてしまった
 ....
海の匂いがする
そしてあなたの匂いがする
海はさざ波一つなく
空から降り注ぐ
まばゆい光を乱反射して
ところどころに見えない部分ができている
あなたは微笑む
僕は海に手を入れるけど
何 ....
母がいない生活に
ほんの少し微かな疲れが渦巻いている
週末に少しだけわがままを
聞いてくれる人がいてくれたらと

国道をぼんやりと立ったまま
飛んでいく紙飛行機にじっと立つ日
体は旋回し ....
ある日僕は夢の中で
人間のように踊る僕を見た
なんだか悲しくなるな
僕じゃない僕を見るのは



と考える僕じゃない僕を
僕は見ていた
けど僕は僕を見ることはできない
よって僕は僕 ....
好きな音楽を耳にあてがう
ピアノロック
オーケストラロック
メロディアスロック
からだを
揺れるドアにあてがう
レールを走るリズム
骨まで
届けて
感情よ
出ておいで
ミステリー ....
彼女がいろんな物事についてあれこれと意見を述べている間
僕は視界の隅にある一輪の花について考えていた
もちろん話が聞こえる程度に
ごく控えめに





君がもう話すのは7回目の長編 ....
ホルマリン漬けの赤ん坊は
もう死んでいて
笑っていようが何だろうが
それはもう死んでいるんだよ
でも、ソレじゃやりきれない
だから…
要はそういうこと

青空の下
白い花が笑っている ....
二人並んで座る防波堤
絶え間無く続く刹那を
思いつきのお話に変えて
僕達は時を過ごした





実は君とは氷の大地で出会って
僕は凍えそうだったんだけど
君が笑った
その時を ....
 漢字の練習とかでさ
 同じ字をずっと書いていると
 突然
 あれこの字ってこんな形だったっけと思うことあるよね

娘がポツリと言う

漢字の書き取りではないけれど
仕事で文字ばかりを ....
照準を合わせろ
撃鉄を起こして
引き金を引け
より正確に
より滑らかに
より冷静に

責任は誰も負わない
静かに行われるだけ
駝鳥の胴体に頭を乗っけたり
腕を八本ぐらいつけて
宵 ....
キャラメルの匂い
芝生の感触
白い机と椅子
小さなあの子が
オモチャの車で
犬っころを追いかける
目をつむってみて
想像できるでしょ?

そんな夢を明日も見たい
手を差し伸べて
 ....
凪の海からひとつ
またひとつ
大小のみずばしらがそそりたち
消えて
また生まれ
抑揚
クレッシェンドが見えてくる
乳白色に似た
朝焼けの視界
ヌードカラーのドレスで歩む
なんらかの ....
1997年2月
河原沿い
多すぎる星に囲われて
世界の終わりを思っていた
彼女のお腹は大きく膨らんでいて
ソッと撫でては
白い息を吐いていた
ゴメンと言う言葉を
喉に貯めて
肩を抱き ....
平穏な昼下がり
闘争を負えたテーブル
負債ばかりの椅子
そこでたくさんの言葉を殺しながら
僕は君と話をしている
少なからず感じる違和感は
きっとそれらが重さを持って死んでいくから
どう転 ....
心配ってさ
きっといつまでもなくならないと思うんだよ
君が僕でない限り
僕が君でない限り
だったら
はじめから自分を愛せばいいのかな
そんなことを思いながら
僕は僕のためのコーヒーを淹れ ....
お兄ちゃんは
アッキー
妹は
あっちゅ

ふたりとも
「あ」から
はじまる

あっちゅの
舌たらずを
利発で達者な
女の子にかまわれて

いつのまにか
ついていたあだ名
 ....
ストリングスの鈍い響きが
僕を瞼の裏へ誘う
空間の歪みの余波を受け
左目に痼が残り
コロコロと
白眼を脅かしては
感情の帰着を
向こう側へ跳ね返す

テクノロジーの進歩を
左手の中 ....
ある日の僕は庭の手入れをしていない芝生の中に夢を隠した
いつか芝生を刈ったときにもう一度その夢を見ることが出来るからだ
だけどそれは叶わない
ある日の僕は見知らぬ人の部屋で目覚めるから


 ....
こうこうと燃えている白い道に
飲んでたむける傾きの宵戸口
ねかせておいた木漏れ日 影の上
指に重なり ぽつん すさませない

ひめくりにつられてつぎたし
のどもとにつきつけついばみ
よそ ....
ニュートンは言う
僕らの足には見えない枷があるのだと
空を飛ぶ鳥にも
鮮やかに実るリンゴにも
水中を進むイルカにも
それはこの地に生きる上での
呪いであり
宿命であり
義務であり
そ ....
銀のトレイン
夜を切り開いてゆく
その中で
静かな
穏やかな
フィルムをめくると
繊細な彫刻が並ぶ草の原
その中に
招き入れられる

きみは愛されている
きみは感じるままに
い ....
階段を降りて
坂道を下ったら
ともだちがきえていた
目の前を
横切る電車に
乗っていったのだった
老夫婦が手をつないで
それを見ながら
歩いていた
Aを語るB
Bを語るC
Cを語 ....
君が
ココから飛び出す時
ソッと手を添えてあげられる
そんな人になれたらな

ピラミッドの下に
埋まっている物
深い闇の中
ただひたすらに
時を刻む
状況は未知で
科学の波が
 ....
あかちゃんとぬいぐるみが
丸い背中を並べて テレビを観ている写真
あなたのページに
詩と共に貼られている
今だってあざやかに

「どうしてだい?
 どうして、あなたが。」

そんなふ ....
わかってる

わかってる

うん、
大丈夫
わかってる

うん
そう、
わかっているよ
わかっている
わかっているから
わかってる

わかってる

わかってる

 ....
朝のような
首すじだから
遠くから見つめている

階段をのぼっているだけなのに
人生だ なんて言っていいのか

自由と自由の間に
履物をそろえる

わたしを取り去った世界とは
ど ....
・国語

休み時間 机の上に伏せられた教科書はみな鳥のかたちで

「死」という字を習い17年経つが何故か未だにうまく書けない


・算数

「算数は嫌いなんだよ数式の突起みてると痒く ....
子供達の遊んだ後に
たくさんのとんぼが
羽をちぎられて死んでいた
なかにはまだ かすかに動いて
震えているものがいた
かさかさとコンクリートの上
笑い声と話し声の下
ちぎられた羽 ....
唐草フウさんのおすすめリスト(3355)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
深海ウサギ- 点子自由詩310-2-26
So,- Oz自由詩1*10-2-26
失われる- Oz自由詩210-2-25
平面海溝- 15フィ ...自由詩2*10-2-25
あの人のこと- 番田 自由詩410-2-24
メイキング- 15フィ ...自由詩2*10-2-23
ミステリーを紡ぐ/きみを分析する/Saturday_/きみが ...- たちばな ...自由詩8*10-2-22
出迎え- 15フィ ...自由詩5*10-2-22
- Oz自由詩110-2-22
それは昔に- 15フィ ...自由詩1*10-2-21
ゲなんとかという現象- kauz ...自由詩18*10-2-20
轟く- Oz自由詩110-2-20
祈るよ- Oz自由詩210-2-17
みずばしら- たちばな ...自由詩10*10-2-17
あふたーあわーず- Oz自由詩210-2-16
ジェノサイド- 15フィ ...自由詩1*10-2-16
僕らの場合- 朧月自由詩410-2-15
あっちゅ- 鵜飼千代 ...自由詩16*10-2-15
ノイズ音- Oz自由詩110-2-15
病み上がりの空- 15フィ ...自由詩2*10-2-14
白いリズム- 砂木自由詩8*10-2-14
anti- Oz自由詩110-2-13
ぼたん- たちばな ...自由詩710-2-13
レンガ- イシダユ ...自由詩610-2-10
オズの巣- Oz自由詩110-2-10
内がわと外がわ- たちばな ...自由詩910-2-10
わかってる- Oz自由詩2*10-2-9
首すじ- 昼寝ヒル ...自由詩1310-2-9
教、育- 吉田ぐん ...短歌3710-2-9
笑う- 砂木自由詩4*10-2-8

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