もし ぼく が かんじょう を ポリぶくろ に つめて

すてる ことが できたとしたら

どうだろう

まいあさ しゅうしゅうしゃ が やってきて

あちこち で ふくろ を つ ....
昼下がりの陽射しが
雪のじゅうたんをめくって
春をたたきおこす


小さな飾り気のない
窓の外では
ゆきんこたちが
まだ
ぺちゃくちゃ
おしゃべりしている

それでも
待 ....
ひとりのおんなの形をしたいのちが
染み付くほどあかい
燃える野に立ち
斜めになびき

腹に手をあてて
まだ完全にはにんげんでない形をしたいのちが
ここにいるとは
とうてい
とうてい
 ....
ボトルの曲線
タイトの曲線
かつんかつんのOLさん
かかとすりへりうむでへんな声
ださないで
浮かんでて

フルーツ消しゴム噛んでばらばら
吐き出しても残ってる
どうしてこんなことし ....
 少女は生まれつき目が見えなかった。そのかわりに耳がとてもよく、例えば村中の猫たちの鳴き声を聞き分けることもできた。

毎年春先になると村には薔薇鳥がやって来たといううわさが飛び交い、若者たちはそ ....
イヤホン越しに
鼓膜を叩きつける
メロディーに

いつも
どこかで
渦巻く
この
どろっとした
まっくろい衝動を
代弁してもらうことで
フラストレーションを
発散させている ....
だいたい まいにち
かしつき かかえて
せんろのわきを かけてくふたり
ふみきり とびこえ
しんごう むしして
パンダのむれを たくみにかわす
きょうはどこまで いけるだろうか
ゆうひだ ....
くらくて せまい 箱の中です

(遠くで雨がさめざめと泣いている近くで雷が


わたしは閉ざされた内側しかしらないから
それは怖いものとも思わなかったけれど

日がな一日膨らませた ....
ひき肉を買った
何だか退屈な日常を少し変えたくて
冬のわりには暖かく
スーパーは少し込んでいる時間帯で
特売ってわけでもなかったけれど

料理レシピのサイトでふいに思い立ち
ひき肉 
 ....
ひよこを食べる猫がいて
あるときひよこが
噛みついた

それからひよこは
猫を食べたり
ときどき親を
食べたりも
する



ひよこをだます猫がいて
おかげでひよこ ....
 
そらのどこ
とぼくがたずねると
きみは
そらのとこ
とこたえるのだった

だからぼくはまた
そらのどこよ
とたずねてしまうからきみは
そらのとこよ
とこたえつづける
いつま ....
夏の午後 影は濃く
姿勢の正しいあなた
まっすぐにねむる
貝殻のボタン
ひとつ失ったまま

くんと伸ばしたつま先から
夏が逃げてゆく
砂がはらりと落ちる
そして落ち続ける

傾い ....
始めに朝があった
僕たちは扉を開けて
靴音鳴らして別れてった



「自分に自信がある男程SEXが下手なんだよね、何故か分かる?努力しなくても良いから。自分に卑屈な男の子の方が自分に ....
石けんの香り
ゆらいで
沐浴

朔日、
娘が生まれました。

張りつめる乳房の
端から
わたしの血液を
ふくませ、
ふくませ、

新月のひかりで
臍の緒を断ち切ります。
 ....
耳のようなかたちをして
母のおなかの中でうずくまっていた
そのとき私は
ひとではなかったが
確かに
ひとの一部のかたちをしていた

二十歳の誕生日に
ストローの束をもらった
もうすぐ ....
いくぜー あーはー 行こうぜ いくぞー

俺たちにできることは 世界の光をぶっつぶせー
ヘイヘイヘイ
俺たちにできることは 天使の羽をひっこぬけー
ヘイヘイヘイ

スピードフリークは弾丸 ....
どこのひとでもない
という私
普通の会話の中
会社での事

不況の中 仕事があったりなかったりで
決まった担当をはずされ
ある仕事をいただいている

慣れている仕事 慣れていない仕事 ....
土曜
日曜

ぼくは
ねじ曲げられた
風を
覚悟しなくてはならない

それを
目の当たりにして
気のふれない
強靱なこころを
持たなくてはならない

ほら
十三日の金曜日 ....
朝陽が昇るまでのひと時は
忘れられない思い出を捨てるための
かなしい時間にならないといい
そっと歩き出していくには
ひとりでもふたりでも
優しさよりやさしい祈りが必要だから

眩しいくら ....
余計なこと
余計なこと

お祝いメールを
ぽつん
と打って

返事もこない
ただの午後


好きだからこそ
間違える

今の私が
一番きれい
 
 
 
波打ち際の流木に
白いワンピースの後姿

沖に向かって風が吹いたとき
彼女の瞳は
黒曜石のように輝き始める

白のスカートを翻して海を渡り
愛した故郷の港や島影が遠くなると
こ ....
貴方の
意味なんてない
と挑発する詩を読んで
心が
ざわっと動いて

コメントを書いていたはずだった
のに
手元が狂って
書いている途中で消してしまった

あぁ、なんだよ

 ....
普段は殆ど
目もくれない
携帯電話

(というか俺は基本的にこの機械を好かんのだ)

の中の
繋がるか
繋がらないか
今は
分からないほどに
古びた電話帳に

刻まれ ....
音符が遊ぶようにして電線をくぐり
時折、絡まってはファルセットになる
美しく奏でるための


言葉たちは、そうしていつも
行き先を探していて
夜、は手招きをはじめる
屋根、そのオクター ....
ありのままに
よごれていけたら、いいね

きっと、
すべてを
にくめぬように
そまればいい、
ただ

たとえ
だれかが
よごれ、とよんでも
それはかならず
うつくしい ....
堅い梢から
白い気泡がぷつぷつと生まれて
二月の空に立ちのぼる

それは
君の唇からもれる
小さな温度に似ていて
僕の尾ひれを
とくん、と春へかたむける

ふらりと現れて
はな先 ....
はぎ取られた風を
むしり取られた青空を
踏みにじられた光を
そして
すべての!!!!
洗えるお母さん
あたためますかお母さん
出会い頭にお母さん
やわらかめお母さん
おふざけが過ぎますなお母さん
スナイパーお母さん
ちょい悪お母さん
改革お母さん
ねっとりもっちりお母さ ....
水をあげ
花をあげ
鉄砲をあげましたら
喜んで命をくれまして

守りたくなってしまいました

と、古い手帳のすみに書かれてありまして
その言葉は
傷や破れがありまして
もっと破ると ....
1という字のように立ち 一という字のように眠れ 孤独な無限



0なんて発見するからいつまでも君の不在が消えないままだ



ON/OFFのあいだに広がる宇宙にて親指は祈る メール、 ....
唐草フウさんのおすすめリスト(3621)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ゆめのしま- コーリャ自由詩9*09-2-23
まもなく- 乱太郎自由詩15*09-2-23
- ふるる自由詩709-2-23
OLさん- ともちゃ ...自由詩909-2-22
薔薇鳥- ふるる散文(批評 ...6*09-2-20
秩序- (悪)自由詩209-2-19
加湿器- サトタロ自由詩4*09-2-19
初潮- こだま千 ...自由詩509-2-18
ひき肉- かんな自由詩17*09-2-18
ひよこ- 千波 一 ...自由詩8*09-2-18
そらのとこ- 小川 葉自由詩1009-2-18
貝殻のボタン- ふるる自由詩27*09-2-18
革命前夜- 手乗川文 ...自由詩16*09-2-16
葉女- ことこ自由詩4*09-2-16
ひとのきかん- ことこ自由詩5*09-2-15
レッド・ホット・チリペッパー_- ヤプー自由詩209-2-15
フリー- 砂木自由詩7+*09-2-15
拘縮のかぜ- 草野大悟自由詩2*09-2-14
うたう- かんな自由詩5*09-2-10
間違いうさぎ- umineko自由詩6*09-2-9
滑走- 楽恵自由詩13*09-2-9
零れてしまった言葉- kauz ...自由詩6*09-2-8
他力本願。- (悪)自由詩409-2-8
美しい夜- さくら自由詩22*09-2-6
ありのままに- 千波 一 ...自由詩21*09-2-6
置き文- 佐野権太自由詩26*09-2-6
∞バトル- 草野大悟自由詩4*09-2-5
お母さん百態- ふるる自由詩8*09-2-5
少年- 昼寝ヒル ...自由詩909-2-3
number- 石畑由紀 ...短歌34+*09-2-3

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