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清浄機ゼロ距離放屁で激起動
尿道の痛みと放屁の描く軌跡
放屁から放を抜いたら屁屁屁の屁
仕事中放屁はいつも風のなか
大怪獣もでんぐりがえる放屁す ....
「生きるのは辛いよ」それで当たり前
無くさない人生なんてないわけで
辛いなら逃げる用意を万端に
辛いなら本気で駄々をこねてみろ
{ルビ幸=しろ} ....
なめらかなあなたの肩はバニラ味
すんとした風来坊になりたいな
音しない地球の自転速すぎて
秋のきみ産地直送されてきた
無理を言う机の角を15度に ....
むらむらとするよあなたのたんこぶに
脱皮して甘いスープを飲んでいる
予知力に翳りが見えて冬支度
うかがった先生宅で池にポチ
お人形に羽が生えたの ....
立小便いつもスムース・クリミナル
気が付けば俺もゾンビで踊ってた
仁王立ち眩さゆえのサングラス
白と黒どっちなんだと詰め寄られ
....
静寂をこよなく愛すわらび餅
梨を剥く汁は奈落の底へ落ち
浮き沈み漂う本にしおりする
壁に■ポスターなのか暗闇か
背負いましょ抱っこもしましょ降る ....
「ひとりにひとみしりしてみたりしてみ?」
黄昏に羊一匹とてとてと
虚しいと寂しいをよく間違える
大勢になればなるほどここはどこ
一言も発せず終わ ....
仕草から仕草に至る息ひとつ
どこまでも切れないはさみ似合う指
光には到かぬ剣を闇に植え
治っても傷つく場所は同じ場所
数秒の ....
バナナ軸レモン曜日に真っ直ぐに
洗い場にぽんぽんぽんぽタヌキノコ
赤ちゃんのほっぺのまろみ三毛がペロ
君の背のくろいのりしろ押さえてる
プロ級だ ....
夏だから君の肌とはつゆ知らず
遠花火あなたに深くさらわれて
逃避行ソーダー水の泡の泡
夕方のプール静かなキスをする
連れ出してあげるね海へ涙から ....
コレクションガラスビーズと君の息
雪の朝椿ぱさりと飛翔する
ふゆのよる星を逃がさずこおるみち
炭燃える唇染めたり溶かしたり
君が来る手紙が谷に落ちてゆく
....
黄昏にA.I.少女降り積もる
君纏う鈍色緋色の幸福を
うず高く重なり合っていい匂い
貴重品(遺伝子組み換えでない)彼
禍々しスイッチ切ってハエ眠る
腕 ....
傷のある道だよ歩くと痛がるよ
銀色の風吹き電車落ちてくる
線路から君のささやき聞こえます
屋上で台風誘いベリーダンス
UFO直視し視覚野犯された
頼り ....
洗濯機原始の海はこんなかな
誰置いたプリンタの上にコロッケが
結露した窓にトマトと書いてみる
掃除機を撫でているうち日が暮れた
お布団を取り込みはんぺん買いにゆ ....
届かないところに百個呼び鈴が
対岸で家が燃えてる渡し守
トランプを男と女に分けなさい
食洗機生きてたものの音がする
豊胸手術する人魚姫二十歳
おじいさ ....
豆腐屋で静かに足を洗う馬
さみしいと言う砂壁の砂になる
目がくぼんでゆく穴の中にこども
嫁ぎます重い方のつづら持って
嫁ぎます一番軽い首持って
紙コッ ....
音域が広がりすぎて小人出る
テルミンのように触れずに奏でられ
真昼の留守宅コップは端へ端へ
また祖母に会えそう異国の逢魔時
109スカートだけが濡れてない
....
産道でめりめりめりめり角が取れ
仔ヤギを飼ってた母校ダムの餌食
密告はしない金庫の中入る
マンホール人が飛び出し引っ込んで
財産は沼に執事が立っていて
....
春の風草食動物月面へ
妹の悩みの種を埋めてきた
急に見えなくなる右靴左足
ハンサムな頬にフジツボ飼っている
傾いて傾いて傾いて平ら
肩のない祖父母の肩 ....
両瞼月の形の白い傷
露出した骨を矯正してる口
三日後に二足歩行で倒れます
初夏の朝 身体の中はまっくらけ
磨かれた床に無数の目玉落つ
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