すべてのおすすめ
次の冬のために
てぶくろを洗う
寒くなると
きまって血流障害を起こす
私のやわな指先を守るための
カバーたち

毛糸で編まれたもの
外国のお土産でもらった
ムートン製のグローブみたい ....
視界も
音もなく
匂いも
味もなく

固い枕と
軽い布団の
身に触れることだけに
意が集中する

意するところ
過去未来はなく
今現在の
一瞬一瞬

間隙なき
感覚 ....
服を捨てた
どんどん捨てた
着ていた頃の自分を捨てた

服に心をひっぱられたけど
ええいと切って
ばっさり捨てた

タンスはからっぽ
骨になったハンガーが
風にゆらりと揺れている
 ....
 一


 セミの抜け殻が立ち上がり
 自分を置き去りにした
 主を探し始める

 何も見えない目で
 広がらない翼で
 動かない足で

 命が生まれ変わる度に
 脱ぎ捨てられ ....
吊り橋の真ん中で二人は懐中電灯を消した
月も山の木立に光を隠した

手を延ばせばそこには異性がいた
何時も顔を合わせている相手だったが

不意に訪れた二人だけの世界に戸惑って
互いに黙っ ....
生まれ変わったら
サラサーティになりたい
サラサーティになったら
貴女にピッタリ密着して
一滴も漏らさずに
すべて吸収したい
そして
貴女を
多い日でも
安心させたい
ぐっすり
 ....
肉体からでしか

たとえそれがおんなじことであっても

それぞれの肉体からでしか

ものごとは考えることが出来ないのだ


肉体とは

肉体そのもののことだ

環境のことだ
 ....
ひとりにひとつ星があれば
遠慮なく願い事ができる
かなわなかったと怒ることができる

なまえをかこう
しるしをつけよう

星には手が届かないから
だから
私は木がすきなんだ

空 ....
海藻の匂いが漂い
干し蛸がぶら下がる漁村の道を
おとめは エシエシ笑いながら歩く
焦げ茶色に焼けたうなじを
苦い潮風が打つ
塩をまぶしたような髪をほつらせ
おとめは よだれを拭きながら ....
或る深夜観たいものがある訣でもないのにTVを点けた
想わず眼を見張ったそこには見慣れた歩行器を必死に
掴もうとするいつかのぼくがいた

もちろんそれはぼくではなかった
ぼくと同じ脳梗塞で倒れ ....
 ちがうよ
 べつにデートってわけじゃ
 ぜんぜんそんなのじゃないし
 楽譜を買いにいくだけだし
 二人で

 キュラキュラキュラ キュラキュラキュラ
 (洋子)

 合 ....
春の風は遠くから来ます
夏の風は遠くへ行きます
あこがれ、とは違う
何処か知らない所へと
私を誘います

秋の風は通り抜けます
冬の風は通り過ぎます
喪失を知らしめ
懐かしい者どもと ....
    


僕は要約されたさまざまものを

毎日のように読む

どこかの他人の人生のエピソードや

海外の生き別れた子供達のエピソード

政治家のインチキとかその正しさについて ....
一つの言葉を想いつづける

その言葉は今も昔も変わらぬ凡庸な言葉であるけれど

日々想いつづけることによって

その言葉は私の中でいろいろな形や色をなして

広がりまたは消えてなくなり ....
 
 家のともしび

 明々と

 営み知らす

 陽も落ちて

 杖も悲しや

 コツコツと

 骨の芯まで

 響くのは


 路傍の菫

 葉は蒼く

 ....
夜と緑
貼られた鉱
落ちる音の色
水紋の径


冬の浅瀬
息はこぶ息
訪れぬ雨を
聴いている径


痛みと灯の間
何かがさえぎり
骨のない傘
影はひろがる ....
 よいしょ ほら これで見えるだろ
 うん お馬さんいっぱい歩いてるね ねえお父さん
 何だい
 あのお馬さんピカピカできれいだね
 どのお馬だい
 ほら あの4番のお馬
 ああ あれはト ....
シロツメクサが、あちらこちらで群れている
時折たんぽぽの黄色い花びらが見え隠れして
まるで、簡単すぎる間違い探し


花冠を作れないのはわたしだけ
細長い葉っぱを千切ったり
ありの行列を ....
君の白い指が好き手紙を書いたり電話をかけたり
ときどきみみたぶを摘まむ癖のある君の指が好き

苛立って乱暴に鍵盤を叩いたり上手に包丁を操ったり
水道の蛇口をひねる君の指が好き

ず ....
後戻りはよく情けないとか
卑怯者のすることだとか
軽蔑の言葉すら浴びせられ
強い口調で諭されることも
卑怯だとまで言われることがあるけれど

そう言うひとたちにぼくは問いたい
高く跳躍す ....
思わせぶりに哀しみを首から下げて同情を拾い集める卑しい心根
人の好意に素直に応えられずにそっぽを向いている臍曲がり
拗ねて見せれば彼女の気が引けると思っている浅はかさ
自分を顧みずに周りや環境の ....
三輪車を 逆さにして
サドルを ペタンと地面に つけて
ペダルを おててでくるくるまわしながら
もうひとつの おててで 車輪に砂をかけて
しばらく くるくるまわして 突然叫ぶ
「ど ....
焼き芋売りのおじさんが
自慢の芋を 「新聞に包むんが一番 うまいんだ」とか
「栗より甘いよ ほら十三里だよ」と渡してくれて
九里たす四里で 十三里なんだよ とか なんのこっちゃか解らんこと ....
  五月、
  牛舎はくたびれて
  立っているのもやっとのようだ
  風のにおいはつんと饐え、
  鍬があちこちで土に埋まっている



  午後になり、積まれた干し草を
 ....
夕茜の
明るい目裏をみながら
ヘッドフォンの中にたてこもり
やがてしっかり目を瞑って
頭の中の音だけに浸った

天才たちが残してくれたメロディと
テキストの感傷を
ああ、天才でもないの ....
自由って
探すと自由じゃない

おふとんの中ぐらいの広さでいい
伸ばした手足が届くぐらい
それより先が未知数で
それよりうちが私の温度

自由って
想えば想うほど自由じゃない

 ....
眉間の裏側に
落ちてきた
朝焼けの一滴

生温かい暗闇に
暖色の地平線が
引かれていく

意識の東から
明かされる
言葉の街路

慌ててスケッチ
しようとするが
間に合 ....
 深夜の競馬番組
 通を気取る三流芸人が
 したり顔して言いやがった

 最終レースにはね、美学があるんですよ

 この野郎
 寝言ほざいてるヒマがあるのだったら
 芸でも磨け
 か ....
 種付けのために
 つれてこられた済州島で
 その馬は
 霧雨に濡れてさみしげに
 たたずんでいたという

 皐月賞と日本ダービーを
 勝っていた
 でも隣の国に贈られた
 走る仔を ....
ぽっかり浮かんだ波のうえ
海月のように漂っている僕ふわりふわり
昨日のこともわすれてふわりふわふわ

ろくでなしでふわふわきみが好き
君なしでもふわふわやっぱり君がいい

金色のお月さま ....
夏美かをるさんの自由詩おすすめリスト(7322)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
カバー- そらの珊 ...自由詩20*13-5-18
いのち- シホ.N自由詩313-5-18
脱皮- 朧月自由詩913-5-18
夏の閃光、記憶の抜け殻- まーつん自由詩13*13-5-18
吊り橋- イナエ自由詩11*13-5-18
サラサーティになりたい- 花形新次自由詩513-5-18
責任- 吉岡ペペ ...自由詩313-5-18
星の木- 朧月自由詩813-5-17
おとめ- 壮佑自由詩14*13-5-17
頑張れオッサン!- HAL自由詩8*13-5-17
パパが戦車でやってくる- 平瀬たか ...自由詩5*13-5-17
便り- salco自由詩29*13-5-16
要約- yamadahifumi自由詩513-5-16
一つの言葉- 灰泥軽茶自由詩3*13-5-16
いまごろに- ドクダミ ...自由詩213-5-16
かたち_またたき- 木立 悟自由詩213-5-16
一九九三年十二月二十六日午後_中山競馬場パドックにて- 平瀬たか ...自由詩7*13-5-16
昭和ノート- あ。自由詩413-5-16
- 梅昆布茶自由詩613-5-16
反論- HAL自由詩4*13-5-16
嫌な奴- 梅昆布茶自由詩9*13-5-16
美味しいね- るるりら自由詩19*13-5-16
栗より甘い- るるりら自由詩11*13-5-16
牛舎- 草野春心自由詩313-5-15
群青「緑」の詞__感傷- 木原東子自由詩13*13-5-15
自由の泉- 朧月自由詩713-5-15
なんちゃって- nonya自由詩17*13-5-15
たそがれの約束- 平瀬たか ...自由詩10*13-5-15
済州島の霧雨に濡れて馬は- 平瀬たか ...自由詩413-5-15
ふわり- 梅昆布茶自由詩913-5-15

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