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小さな街を歩く
通勤快速や急行は止まらないような街。

偶然賃貸住宅のサイトで見つけた。

駅前はこの前グーグルアースで見て回ったけれど。
名前すら知らなかったような、
そんなそんな ....
キャベツを刻む 0.5mm できるだけ薄く
手間と時間がかかる 何のために?
きみが喜ぶ顔を見たいだけ ウソつきのあたし
なけなしの時間を使う理由があった


小さく手を振った 改札か ....
捨てようとおもいました
いろいろなものを
捨てようと

たくさんのものに囲まれて
いては息ができないと
重いとおもったから

でも
どれにもそれにも
わたしがいて

捨てたかっ ....
立ち上がれ 立ち上がれ
それぞれが重荷背負ったその肉身
骨格軋ませ筋肉収縮させ

この世で開放されんとする意志なければ
あの世でも人はただ眠り込むのみ
神の与え得る力すら余りに微弱

 ....
書きたくないねえ
なんだか 自分の死を待つようで

あんたが死んだ後の片付けだと
どうすりゃいいか分からんってか
死んでから見張っていられるでもなし
とやかく言うたかて

訃報を出すと ....
それは全て愛だった。
それは全て愛だった。

父が少しずつ貯めた積立金。
何かの足しになるようにと内緒にした
大きな空き瓶いっぱいの小銭。
「銀行に持っていったら、8万円になっていた ....
久しく忘れた地上の園を
人々が想い出すように
この世には
時折、虹があらわれる  
沸騰する憂鬱を、
跳ね返すことばが、
さかなになって脳裏を横切っていく。
それを掴もうと、
手を握ったり開いたりしてみても、
私は海底に沈む難破船になって
視線を落とす。

*

 ....
月の昇らぬ砂浜に
唐紅の空眺め
忘れた歌を想い出す

衣を染めた白鳥は
空ろな波に身をまかせ
還る棲家を識らぬよう

解れた髪は風に散り
軋む素足は地に呑まれ
潮にこうべを晒しゆく ....
あなたの瞳は
地球ほど小さい
渦巻く星の雲浮かべ
光に濡れる黒い華

――めぐすり ひとしずく

恩恵とは湧き上る涙
乾いた世界に満ちて溢れるもの 

柔らかく羽ばたいた
ひとつ ....
「家に帰りたい。」と譲らなかった時
もうすぐ死ぬ事が解かっていたのでしょうね。

「譲らなかった。」と言うよりも
最後の抵抗にも見えました。

「ここは俺の家だ!!」と
取り上げられるの ....
ざわざわとささくれだった霜は
冷たい空気に張り付いて浮いている
朝の街から聞こえてくるざわめきは
熱を持たずに乾いたまま遠くへ響く

冬の朝は平等に残酷で
どんな生き物にも降り注ぐ

 ....
この街は寒いのに 雨を雪に変えない
小さい傘を君にさして僕は濡れてしまう

クリスマスツリーの点灯は君との別れの時間
またねと改札を抜けていく 一度も振り返らずに

雲の上には眩しいほどの ....
できの悪い推理小説のプロット
夢の死に絶えたファンタージェン

造物主のいない創世記  
すべての夢がわずかな因果の隙間に託されるなら
いつもつまずいている僕はニッチな日雇い漂流生活者

 ....
ちからなく たちつくす
たちつくすと きになる
きになると えだわかれ
えだには はが のぞむ

はっぱは かぜをうける
いきたいのか ちぎれても
いきたくないのか くちても

ねが ....
いつのまにか森は黄に染まり
陽射しに浸され黄金いろ
黄金に小刻みに揺れ輝く
空気が違う、匂いが違う
落ち葉と迫る冬のコンチェルト
秋と冬が衝突し合い絡み合い
発光しながら溶解する

静 ....
ちいさい秋見つけた
帰り道

ちいさい秋実をつけた
輝いている

ちいさい秋差をつけた
キミとボク

ちいさい秋目をつけた
羨ましい

ちいさい秋火をつけた
悔しさに

 ....
夕暮れがやって来る頃決まって私の腕に止まる君
ねぐらへ帰る途中なのだろう
一羽であることもあるし
友達を連れてにぎやかにさえずることもある
いやもしかしたらきょうだいだったのかもしれない
あ ....
セックスのあとで
歌を 歌ってくれたひとがいたの
シャツを羽織って
煙草をくわえながら

都会の真ん中
小さな
男のひとの部屋
壁や布団に染み付いた
数年間
煙草の吸い殻
立 ....
雪のような歌がある
静かにふってきて
いつのまにか景色を一変する
真新しい一面の白紙を前に
こころ躍らせる者
昨日を忘れてしまい
ペンのように立ち尽くす者
雪のような歌がある


 ....
夕陽は波の音を残して
海と空の混沌に溶けていく
松の梢から昼の光が消えると
ぼくの中で映像がうずきはじめる

 時を忘れて遊んでいたぼくらに
 夕餉を告げる母の声がとどくとき
 一日 ....
 純白の天使が私の窓辺に降りてきた。
 机上の真紅の薔薇を香りもすべて真っ白に染めてしまう。
 ここにいてもいいんだよ。
 迷う私を優しく光の当たる所へと誘ってくれる。

 夜空には眩し ....
 高原の爽やかな風が私を撫ぜる。
 あなたと過ごしたあの夏は過ぎ去った時の上に浮かんでいる。
 ぽーん、ぽーん。
 冬が来たのだ。

 定宿に置いてきた古皮の手帳にはあの頃の私の言葉が並 ....
「6月に脇芽を差しておいたら大きくなった」
根元は気の毒なくらい細いのに 上は梅雨時のよう
緑の実をいっぱいつけて 木枯しに揺れている
他の作物は枯れ果てて 掘り返された畑の隅に


 ....
チョコレートは最強の食べ物におもう
遭難してもチョコのおかげで生き延びられたりするそうだし
おかあさんにしかられてもチョコがあれば
少しだけひとりでいれそうだし

箱にはいった高級なチョコよ ....
ごつごつとふしくれだっていくものが
望む形に程遠く
お前を育てていくのだとしても
遠く海を越え吹き渡る風に
しなやかな枝を延べたい願いがある
あの虹は君に向かって架かっているのだろう
消えないうちにクルマを飛ばせば逢えるのかもしれないな

幸せの音がたぶん鳴っているんだろう
庭には綺麗な花が咲いてコドモが唄ってるんだろう
とき ....
火葬場の扉の前で 父を見つめてる。

広い部屋が 寒くて 凍えてる。

「ありがとうございました。」と頭を下げながら

釜に入る 棺 見送った。

燃える炎が 父を包み 

大きな ....
チャイムを無視した昼さがり。

おひさまにちかい

屋上フェンスの脇。 


ねぇきいて。 

わたしはすこし、

ふつうじゃなくて、

だからくるっていて、

こころが ....
いつも見ていたわけじゃないのに
あなたの笑う顔がいくつも
僕の頭のなかにいっぱい
映っている

明日はきっとうまくいくから
大丈夫よとあなたの声が
聞こえるわけないのに
響いている
 ....
夏美かをるさんの自由詩おすすめリスト(7322)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
知らない街- 自由詩6*15-12-10
夕焼け- 藤原絵理 ...自由詩4*15-12-10
モノ- 朧月自由詩215-12-10
病床激痛- たけし自由詩5*15-12-10
遺書?- イナエ自由詩9*15-12-10
単身赴任。- 梓ゆい自由詩315-12-10
楽園___- 服部 剛自由詩615-12-9
- あおい満 ...自由詩9*15-12-9
もがり笛- レタス自由詩415-12-9
めぐすり- ただのみ ...自由詩16*15-12-9
だだっこ。- 梓ゆい自由詩215-12-9
枯葉朽つ- 藤山 誠自由詩7*15-12-8
雲の上には眩しいほどのシリウス- 北大路京 ...自由詩1315-12-8
季節はずれの蜃気楼- 梅昆布茶自由詩1415-12-7
くものうえの_いき- 砂木自由詩11*15-12-6
森宇宙- たけし自由詩10*15-12-6
ちいさい秋踏みつけた- イオン自由詩4*15-12-6
すべての梢は止まり木である- そらの珊 ...自由詩2315-12-5
落下- tinsukou自由詩415-12-5
歌が聞えてくる- ただのみ ...自由詩20*15-12-5
夕焼けの海- イナエ自由詩13*15-12-5
救い- ヒヤシン ...自由詩7*15-12-5
進歩する日々- ヒヤシン ...自由詩8*15-12-5
12月のミニトマト- 藤原絵理 ...自由詩615-12-4
チョコレート賛歌- 朧月自由詩215-12-4
北の木- Lucy自由詩1515-12-4
あの虹は君に向かって架かっているのだろう- 北大路京 ...自由詩1215-12-4
2015年1月19日。(イルカ・なごり雪替え歌。)- 梓ゆい自由詩2*15-12-3
雲のかたち- 朔 水自由詩415-12-3
水晶のレモン- 北大路京 ...自由詩915-12-2

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