すべてのおすすめ
身体のなかにわだかまっているものたちが心を刺す
なんだかチクチクして気色悪いのだが我慢する
もういいさ年貢の納め時だと何かが言ういや違うと別な声もする
人間はこうやってせめぎ合いながら生きてゆく ....
ちょっと暑いので

ちょっとだけ窓を開ける

そよそよ風が入ってくる

肌を撫でなんとも心地良く

ひんやり身体と

心を落ち着かせてくれる

そうちょっとだけでもいいんだから ....
私は私の言葉に触れて

あなたはあなたの言葉に触れる

世界は世界の言葉を造る

それで、この現実は回っていく


     ※

ありきたりの言葉

傷ついた言葉

 ....
なんだか知らないけど子供四人と嫁さんがくるみたいだ
自分の子供ほどの歳だがまあいいか
なんとなくずるずると付き合っていた
あんまり恋愛感情も無かったしただ子供達が懐いてくれただけさ

まあい ....
あおい穂がよそぐ水の表を
        (それは音楽)
ちいさな円が浮いては消える
        (それは音楽)
見えない命がそこにある
        (それは音楽)
おたまじゃくし ....
よく晴れた朝の林道を妻と歩く。
緑の香りに包まれて、小川のせせらぎに心が浮立ち、道端に咲く花たちは愛しい。
妻と二人、今にも心から溢れ出そうな幸せを静かに抑えて、少し離れてゆっくり歩く。
小 ....
子に差しのべた腕からは
女の斬られた両腕からは
水が滴った
血でなく間断なく水が
滴り落ちた

空に差しのべた腕からは
男の斬られた両腕からは
樹が生えた
蛆でなく際限なく枝葉が
 ....
太陽が沈んだら

星が煌めくでしょう…

君の一番の夢が

消え失せても

違う光が見えるかも…



君の太陽は本当に

太陽だったの

 ....
穏やかな
朝の何処かで
キジバトが鳴いているけれど
耳で
探しかけてすぐやめる

どうでもいいじゃないか
そんなこと

美味しい
朝の何かが
芳ばしい匂いをたてているけれど
 ....
心細いから影がいる
そう思って振り向かない

影が私の
前にきてくれるときがあるから

うつむきかげんで歩いてる
あの子にも教えたい
けしてひとりじゃないんだよ

どんな人だって
 ....
僕は軽くなりたいんだこれまでより軽くね
重すぎる心と身体はもう要らないさ小鳥になって遊ぶ
僕は何者だったというのだろうかそんなのかんけーねーってか
乗り過ぎはいけないがぶっとしていてもダメだ
 ....
あざみの花が咲いた
あざやかに 色づいた
笑い草が生い茂る藪の中に 野薊
たおやかな仕草で天につきさす刃の薊
白い卯の花の薫りの路に まごうことなく薊
どこまでも続く道のところどころに 負け ....
幼稚園のそばを通ると
叫ぶような声で子供たちが歌っている

歌っているというよりは
ぼくのわたしの声が一番大きいんだぞと
叫んでいるようで
うるさくてしょうがないんだけれど
楽しくなって ....
時代に迎合したものは
腐食しやすい傾向がある
二十世紀以降は特に足が早い
あなたがガスオーブンを被り
光速ロケットに乗ったあの日から
世界は五十歳ほど老けた
だがあなたの詩は瞳のように ....
かつて 人は 
真夜中に天井裏をばたばた走る音に目覚めても
ネズミだと知れば安心して眠った

 家で餅をついていたころ
 鏡餅を刻んで 部屋に広げた
 子どものおやつを作るために…
 だ ....
僕はたぶん君の代わりに生きているんだ
体や心が多少違ったってかつて君は僕で僕は君だったんだもの
僕は君のすべては知らなかった君も僕のすべては知らないだろう
でもいいんだそういう緩い連関でみんな生 ....
「ママ、なんでみどりなのに、あおっていうの?」
信号を指さして
そう問う
まだ乳くさい我が子を
天才だ! と思った遠い日

わたしは
なんと答えたのだろう

仮に
みどり、と名づけ ....
この幼い文字には記憶がある
漢字を覚えられない少年はそれだけで言葉を文字にする事が許されず
間違いばかりを指さされては 心を深く胸に隠すしかなかった


開け放なたれた部屋の小窓

文字 ....
オレンジを切る
六等分に切る

大きいのと小さいのができてしまって
やっぱりさ
みんなおんなじってむずかしいね

大きいのをあなたに
そうおもってよくみると
オレンジのかたちが
ま ....
 口には出さなくとも
 目つきで解る
 軽蔑の刃

 四角い花壇の隅を汚す
 ゴミを捨てたのは誰
 落とし主は現れず

 誰も手を汚したくない
 でも傷つけずにはいられない
 だか ....
{引用=

詩を詠むように
風を読むものたちがいる


読経の声
いや、それは蜂の羽音にも似た
風だった


見上げれば、しばらく忘れていた空が
いそぐ雲を 連れ立ち ♯

 ....
小3の時お袋が内職の金で
買ってくれた少年向きの一冊の本
読み始めたら辞められなくなった本

高校性になってからそれが
コーネル・ウールリッチの
《黒衣の花嫁》だと知る

お袋は僕のい ....
昨日買った文庫本
電車内で 読んでたら
意外なくらい するすると進む目。
逸るのではなく ただするすると。
奇妙な感じ。

そうだ!
デジャヴだ!
前にも読んだ。
ひとから借りて。
 ....
 きょう、小学生のとき
 はじめて好きになった同級生と出会った
 
 いつものように
 タイムカードを押した後でも
 とりあえず売り場の前を
 いったりきたりしている、そんなとき
 彼女 ....
 トキエは泣いている。薄暗い納戸の奥の、
紅い鏡掛を開いた鏡台の前に座り、泣きなが
ら化粧をしている。「おかあちゃん」幼い私
はトキエに纏わり付いて、その名を呼び続け
ている。戸外から蜜柑 ....
赤信号が、青になる{ルビ瞬間=とき} 
気づいたら右足はアクセルを、踏み 
車は、動き出していた 

まっさらな明日へ至る 
まっすぐな道を走る時 
ハンドルを持つ 
私の脳は、{ルビ空 ....
え?って思っても 
ちょっと自分のエゴをずらして、さ 
ちょっと相手に合わせてみりゃあ 
案外、うまくいくもんだ 
入り日の乱れる
西の山

空と地との
あいだがら

とかし合って
遠い線

刻一刻と
変わる色

日と星まわる
自然の理


身をまかせること
捨てる自我
 ....
 「こころいき」


奇跡の勾配を ころがる
空は水色、
水は空色。

鳥が鳴き
あたりという あたりに
しきりは 無い
緑の匂いがする
こけて膝小僧を すりむ ....
かつて僕は七つの海を知っていた
もちろんエーゲ海や神々でさえ

風は僕の味方僕は自由に世界中の港に停泊したものだ
もちろん君たちのジパングも遠い昔訪れたさ

僕にはエンジンというものはない ....
夏美かをるさんの自由詩おすすめリスト(7322)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
微熱の季節に- 梅昆布茶自由詩1013-5-28
窓をちょっとだけ開ける- 灰泥軽茶自由詩713-5-27
詩人の誓い- yamadahifumi自由詩313-5-27
嫁取り- 梅昆布茶自由詩713-5-27
それは音楽- そらの珊 ...自由詩1013-5-27
夢見る人々に- ヒヤシン ...自由詩1*13-5-27
再世記- salco自由詩6*13-5-26
太陽と星- 多紀自由詩16*13-5-26
小満_(しょうまん)- nonya自由詩14*13-5-26
- 朧月自由詩313-5-26
風に乗る- 梅昆布茶自由詩1213-5-26
のあざみ- るるりら自由詩13*13-5-25
叫ぶ子供たち- 灰泥軽茶自由詩1013-5-25
プラスのイメージ- ただのみ ...自由詩18*13-5-25
ハツカネズミ- イナエ自由詩6*13-5-25
僕をいかしてきたものたちへ- 梅昆布茶自由詩413-5-25
【仮にみどりと名づけてみる】群青五月のお題、緑から- そらの珊 ...自由詩20*13-5-25
ノート- ぎへいじ自由詩18*13-5-25
オレンジ- 朧月自由詩713-5-24
屑の輝き- まーつん自由詩14*13-5-24
フォルテの風- 月乃助自由詩9*13-5-24
マザコン- HAL自由詩8*13-5-24
青い表紙の本- 凍湖自由詩7*13-5-24
後厄純情労働歌- 平瀬たか ...自由詩12*13-5-23
記憶- 壮佑自由詩25*13-5-23
空_- 服部 剛自由詩613-5-23
はーもにー_- 服部 剛自由詩213-5-23
夕暮れ- シホ.N自由詩3*13-5-23
【緑】こころ域_- るるりら自由詩14*13-5-23
沈没船の独り言- 梅昆布茶自由詩1013-5-23

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