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2013年11月14日木曜日
私は用意された指定席に
座らなければならない
用意してくださったのは先方
実のところ私は行きたくないのだ
いつものこととはいえ
先方の爬虫類顔を見ることに
....
誰かが扉を閉めてしまった
私は夜ごと出口を失くした夢をみる
扉を閉めたのは 私
そのうえ錠前を壊してしまった
壊れた錠前をまず直そうとする人は
人の心を思い遣る人
壊れた花瓶を
片付 ....
ひび割れた心が癒せるのなら
私は唄ってあげる
せめてその泣き顔が
笑顔になるように
誰も振り返らずに通り過ぎても
私は立ち止まってあげる
受けた傷の痛みが
少しでも和らぐように
....
いつも言葉の足りない弟は
最後の別れの時も
死に顔を見ては泣き
姉の最後の痛みを知っては泣き
もう何の組み立てもなく
嗚咽しているだけの
図体ばかりが大きな
巨大な涙袋と
なってし ....
プライドや
スキルや
イデオロギーといった
後付けアイテムで体裁を整え
何層にも膜を張って
“ ハッタリ ”という殻で
コーティングしたら
実物より
やや立派に見えた
だが
....
定年退職したから 専門知識を生かせという
世界中の研究者たちと協力して
大所高所からものを言い
人類の平和と繁栄に尽くせという
わるい誘いではないけれど
しかしなあ どうして退職してから ....
炊きたての
新米を盛った茶碗から
ひとすじの煙がたちのぼる
雨と
土と
太陽と
風と
人の労働とで
育まれたものが
上へのぼっていく
本体から
自由になったものたちは
....
NHKのアナウンサーが
各地の日の出の時刻を告げている
金沢6時29分6時29分
大阪6時30分6時30分
広島6時41分広島は6時41分
天体に住むぼくたちを愛おし ....
陽のあたる書棚 憩う一羽の本
タランチュラのような手が二つ
美しい表紙を捕まえると
隙間なく閉じられた頁に太い指が滑り
弛緩した貝 白いはらわたよ
青く刺青された文字は星 ....
何か栄養素が足りないような思考
無意識に生姜湯と書いたメモに従い はちみつ不要で机の上
もう少しで つわりの時期を終える
猫がしょぼーんと鳴いている ごめん かまってあげられない
ベ ....
いつも待っている
誰かを
何かを
右手か
左手で
いつまでも招きながら
黄色い砂埃も
べたべたしたちっちゃな手も
酷い陽射しも
すぐに味がしなくなる憐れみも
....
見ては駄目 見ては駄目と思う心と裏腹に
視線が先にあなたを見つけてる
気づいて欲しいような 欲しくないような
そっとあなたの名前を呼んでみる
愛のないツッコミする人のポケットにレシートがいっぱい
また新しい朝が来て
見慣れたカーテンの隙間から
初めて出会う光が射す
窓の外は少し寒そうに
木の葉が遊んでいて
足元を這う蟻はせっせと
冬の支度を急いでいるの
この部屋に引っ越してき ....
遠い星までの距離を
なにをもって測ろうか
言葉でそれとも
夜の波の響きで
それともきみの血流の速さで
こころの深さはなにで測るの
ざわめく風のおとでそれとも
過ぎた日の木漏れ日の ....
それは夜明け前
君がやってきた
僕は言葉も出ないまま
ただ
涙を流して見つめていた
手放したくない何かがあるように
手を握ったまま寝ている君が
とても愛しくて・・・
その瞳 ....
山と山のそのむこうの谷をも なだらかに結んでいるのは、
空の高さと広さに あかるい ふしまわし
カッコー ( の声がするたびに わたしのこころに 閉じカッコをつけてみる
カッコー ....
人間がやっていることはすべてただの苦しみなのか。
人間は、ほかの生き物に 食べられたり殺されたりすることが
あまり無いからなのか ときより悪魔について考える。
いやいや
我々だっ ....
かつて
そこにあった川は
幸せが
そっと残酷に
空へ蒸発していくように
今はもうない
砂漠の砂の中で
生き延びた
いっぴきの魚が
乾いた瞳で
夜空を見上げている
流れ星がひと ....
抱えるものが多すぎて
いつからか 歩けなくなってた
泣くことをやめようと決めたから
いつからか 泣けなくなってた
でも大好きな映画を見て
久しぶりに声を出して泣いた
映画で ....
{引用=
糸を吐く
吐きつづける
安住する繭を紡ぐためでなく、
時は、裸形の
いつわることのない
思秋期
無月の夜に さまよい
眠りにたゆむ街に
星の つつし ....
花ぬすびとをききながら流れるのは一粒の涙
移ろうことが許せなくて怖かったあの頃
あの頃と同じ一粒
*YouTube 花ぬすびと (明日香)
http://www ....
黒々と枝を拡げる
はだかの木
ひび割れた空の奥に
狼の貌が現れる
雲を裂いて
鋭く光る眼
夕陽を噛み砕く牙
ピアノ線に触れ
切れ切れに落ちる
はだかの言葉
燃えるランプ ....
忙しい時ほど焦らないで
忙しいからこそ休む時を作って
心を亡くさないために・・・
あなたを心配してる人がいるのだから
スキップが出来た日
ひとりの道を楽しむ会の
仲間になった
逆上がりが出来た日
さかさまを楽しむ会の
仲間になった
しびびーが出来た日
くさむらを楽しむ会の
仲間になった
....
この世にあなたがあるかぎり
この身を風になびかせて
とおくの空をあおぎみる
この世にあなたがあるかぎり
思 ....
女性限定と聞いて高い声を出した
ジュリエットは泣いていた
あんなに固くかわしたはずの契りはなんだったのだろう
風と男は信用できないと泣いていたのだが
すぐに泣きやんだ
だって泣くのもけっこうつかれるんだもの
そして地中 ....
何でもなかった一日が、
特別な日になってから四年が経った。
君の笑顔は夏の向日葵よりも眩しくて、
卑屈だった僕の心を照らしてくれた。
僕の悲しみは悲しみでなくなり、
母なる大地 ....
昨日の囁きが今日の閃きに変わる時、
私らは燃え尽きる事のない一本の蝋燭のようだ。
揺らめきながら暗闇を照らし、
広がる領域の旅人となる。
思考の岩を砕き、思想の風になびかない心を持ち、 ....
夏美かをるさんの自由詩おすすめリスト
(7322)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
心からの願い
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小川麻由 ...
自由詩
4*
13-11-14
心理テスト_(詩人サークル「群青」十一月の課題「非」より)
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Lucy
自由詩
21*
13-11-13
moon_light_serenade
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龍九音
自由詩
2*
13-11-13
別れー姉弟3
-
……とあ ...
自由詩
11*
13-11-13
【_途上の人_】
-
泡沫恋歌
自由詩
21*
13-11-13
世拗ね人
-
イナエ
自由詩
11*
13-11-13
空の成分
-
そらの珊 ...
自由詩
9*
13-11-13
自由
-
吉岡ペペ ...
自由詩
6
13-11-13
朝の読書
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ただのみ ...
自由詩
21*
13-11-12
仕方ないことのてんこ盛り
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朝焼彩茜 ...
自由詩
13*
13-11-12
招き猫
-
nonya
自由詩
18*
13-11-12
片想い__〜四つの行詩より〜
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龍九音
自由詩
2*
13-11-12
愛のないツッコミする人のポケットにレシートがいっぱい
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北大路京 ...
自由詩
4
13-11-12
今日は誰かの誕生日
-
中村 く ...
自由詩
5*
13-11-12
distance
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梅昆布茶
自由詩
26*
13-11-11
君が来てくれた日に
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龍九音
自由詩
3*
13-11-11
南国の魔女か人魚か轟きか
-
るるりら
自由詩
16*
13-11-11
北国の魔法使いか半魚人の_うめき声か
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るるりら
自由詩
11*
13-11-11
砂の中の魚
-
そらの珊 ...
自由詩
14
13-11-11
声を出して泣いてみた
-
葉月桜子
自由詩
5*
13-11-11
永い糸
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月乃助
自由詩
8*
13-11-10
花ぬすびとをききながら
-
殿上 童
自由詩
17*
13-11-10
吠える
-
Lucy
自由詩
16*
13-11-10
忙しい__〜四つの行詩より〜
-
龍九音
自由詩
2*
13-11-10
お天気倶楽部
-
そらの珊 ...
自由詩
20*
13-11-10
あるかぎり
-
石田とわ
自由詩
10*
13-11-10
女性限定と聞いて高い声を出した
-
北大路京 ...
自由詩
3
13-11-10
その後のロミオとジュリエット
-
梅昆布茶
自由詩
11
13-11-9
結婚記念日〜愛する妻へ贈る詩
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ヒヤシン ...
自由詩
11*
13-11-9
明日への媚薬
-
ヒヤシン ...
自由詩
4*
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