すべてのおすすめ
周りの山を写す湖面の鏡
虹色の橋が架かり
友の誘う声が聞こえても
ぼくは そこには行けない

木々に守られていた明るい過去
育った家 育った台所 育った学校 
父もいた 母もいた 友人も ....
地図が読めない

あなたの代わりに

窓を開けると


風に乗せた

紙ヒコーキの行方

追い駆けた日々が

ただ懐かしい


やがて訪れる

旅立ちの時を

 ....
大切な約束をしたことを
いいかげんなわたしは
いつのまにか
忘れてしまった
むきだしのアセチレンランプの猥雑さざめく夜市
腹を見せて死んだ金魚は
臭う間も与えられずに すばやく棄てられる
 ....
一軒家のブロック塀と道路の間に

はみ出したサボテンたちが

楽しそうにからりと佇む

プラスチックのプランターも割れて

土もほとんどなくなり

とっくの昔に忘れ去られているのに ....
君の住む街の地図を買って会いに行かない たとえ
風化した夢の流砂に足を捕られ
概念の骸に
躓いても
滴る汗や粘る唾液
ではなく
目尻に薄く滲む涙に
遠く虹を映し
地の底に匿された
泉を探し
彷徨う一頭の駱駝が
貴方であ ....
三年前の揺れに閉じ込められた我々は
今こちら側の歪んだ空間からあちら側を眺めている。

閉じ込められたものは善意
解き放たれたものは相手の知れない戦意と
得体の知れない悪意

鏡や水たま ....
行き先のない電車に乗って
あてのない旅に出る
ふらりと飛び降りて
名も無い街をうろついてみる
すると出会う
懐かしい感じの人に
初めて会うのに
いつか出会った気がしてならない
気の迷い ....
もう一度
巡り会えると思っていた
例えば
白い窓枠の廃校舎
花壇
の隅に埋めた
解剖のフナ
誰かが拾ってきた小鳥
教室で飼っていた金魚
アコーディオンを弾いていた先生
転校していっ ....
背中から滲み出ていった
粘性をなくしさらさらたあいなく
細胞膜を圧し拡げ
やがて満ちてくる
潮の匂いを
含む泥水

糸は震えず
笛は鳴かない
風が吹くたび
飛ぶ 砂の荒らさ
腰か ....
真夜中に珈琲がきれる
煙草なら予測できるのに
インスタントの残りをよく忘れてしまう
一袋くらいパックがあるだろうと彼方此方を探しまわる
引き出しや鞄の中を探す
語れないひとときが ....
一日の終わりに感謝が募る
愚痴の可愛さは勝手に元の圏外に戻る
感謝は勝る 何よりも勝る

意図にせよ能動の自然にせよ
一日の終わりに感謝は募る
感謝はべきではなく完璧の地球色の空

  ....
君の肩幅は私が描く世界の幅、
小さな世界の思い出、
小さな言葉で綴る午後。
前髪より軽い言葉のられつ、
女の子が好きな女の子が描く
スカートの柄。
チョークの粉が、まぶしいなんて、
全部 ....
賞味期限が切れたからくれたのか ちちとはは
ふたり
きみがうまれたあとなぜか
はじめててを
つなぎあったひのはなしをした

ゆうこくのうみに
むかってあるきだしたあのとき
べんちにすわってふたり
こどう ....
隣の村とぼくの村の間に 
鎮守の森が有って
鳥居の奥には不思議な気が漂っていた
大きな楠があって 
その前には祠があって 
神様が居るらしい 

子供のころ お願いしたのだが
たとえば ....
目と口は似た者同士
じっとして居られないいけない子たち
耳と鼻は抗うことのない姉妹
{ルビ盲=めしい}で{ルビ唖=おし}の穴凹ふたつ
手探りすれば硝子より
始末に悪い情緒の破片
記憶に纏ろ ....
小さな
一人暮らし用の冷蔵庫
霜だらけの冷凍室の内部は
どんどん狭くなる
なのに
霜取りスイッチもない
しかたない
それでは
冷蔵庫と冷凍室を空にして
霜取り
 ....
画家がキャンバスに向かい、あらゆる影を創り出す時、
私は白昼の都会で私の影を創造した。
人並みを避けながら、あらゆる方角へ歩みを進め、
変幻自在に形を変える自分の影を創造した。

発見と ....
裏声のまま面接を終えた  干しかけた洗濯物
 風の一吹きに掬い上げられ
 みんな地べたに、落ちちゃった

 シャツにトランクス、靴下にパジャマ
 着古した心から、思い出の沁みを洗い落として
 まっさらに漂白したっ ....
そっと今も
地球に隠されている
新しい一日には

夜明けの太陽から
陽射しが煌めいて
鳥たちが
鳴き始める約束の朝
窓を開ける
君の微笑みに

旧来の知人から
感謝の手紙が届い ....
ひとつの連鎖が
もうひとつの連鎖を呼ぶ
連鎖が動く
右か左か
正か負か
負の方向に向かえば  ....
ことしも彼岸花がきっちりと合わせてきた

さすがだ

車窓にゆきすぎる田んぼの風景

田のまわりを彼岸花が赤く彩っている

防虫効果でもあるのだろうか

彩りだろうか

刈り入 ....
見えないものを見 聞いたことのない歌をうたう
聞いたことのない声を出し 人と関わりたがる

私の目は 饒舌に喋り続け
下半身の纏った嘘を 脱がせようとする

私に口はないが 手はい ....
若いってたぶん弁当をふたつ食べれることだと思う

いろんないやなことを無視できることだと思う

酔い方に遠い孤独がにじまないことだと思う

背中に秋の陽を受ける

地獄も天国もない街道 ....
真っ白なノートの最初のページに
下ろし立ての鉛筆の先を押しつける
一文字も書けなかったとしても
はじまる はじまるよ
べっこう飴をなめながら
濃いめのコーヒーを口に含む
砂糖を切らしたわけ ....
ただ 遠い出口の丸い光が見えていたから


「それでは また」

ポツリ一言 質量を伴わない声では背の側に当たったことに気づかない

ひたすら光の穴に向かって空回りの歩みをす ....
ほどよく素っ気ない風が
袖をめくり上げたシャツを
透過していく

さらさらと粉っぽい光が
釣鐘堂の屋根を滑り
落下していく

手桶と柄杓と
線香と花と
いくばくかの懐かしさをぶ ....
指きりげんまん人間未満
夏美かをるさんの自由詩おすすめリスト(7322)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
湖底幻想_その二- イナエ自由詩8*14-9-26
Ending_note- ミナト螢自由詩214-9-26
あかい花- そらの珊 ...自由詩2514-9-26
野良サボテン- 灰泥軽茶自由詩1114-9-26
君の住む街の地図を買って会いに行かない- 北大路京 ...自由詩614-9-25
あかい砂漠に- Lucy自由詩13*14-9-25
現状認識- ……とあ ...自由詩7*14-9-25
何もない街- やまうち ...自由詩2*14-9-25
帰郷- Lucy自由詩15*14-9-25
廃船- Lucy自由詩9*14-9-25
赤坂三丁目の珈琲- アラガイ ...自由詩9*14-9-25
地球色の- 朝焼彩茜 ...自由詩2314-9-25
女子校の思い出、- 左屋百色自由詩7*14-9-25
賞味期限が切れたからくれたのか- 北大路京 ...自由詩414-9-24
あきら/うまれたひ- かんな自由詩9*14-9-24
鎮守の森で- イナエ自由詩11*14-9-24
火柱- ただのみ ...自由詩13*14-9-24
霜取り- ichirou自由詩914-9-24
個人的詩作について- ヒヤシン ...自由詩13*14-9-24
裏声のまま面接を終えた- 北大路京 ...自由詩814-9-23
洗濯物と秋の風- まーつん自由詩15*14-9-23
君の微笑みは世界の何処かに- りゅうの ...自由詩26*14-9-23
かなしみ- あおい満 ...自由詩814-9-23
車窓にて- 吉岡ペペ ...自由詩714-9-23
- 為平 澪自由詩8*14-9-23
さようなら若い日よ- 吉岡ペペ ...自由詩1314-9-22
新しい一日/即興ゴルコンダ(仮)投票対象外- こうだた ...自由詩7*14-9-22
果て- 芦沢 恵自由詩20*14-9-22
彼岸- nonya自由詩21*14-9-22
指きりげんまん人間未満- 北大路京 ...自由詩914-9-22

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