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ひとり双六で『1回休み』のマスにとまる  
わたしを見て

瞳に映るわたしだけがわたし

わたしがわたしでいるために、わたしを見て




 
大陸を渡り海を越え
渦を巻き
街を空を
夜を冷気をかき混ぜる
降り落ちた闇を雪をまき上げ
小枝を折り幹をしならせ
あらん限りの嘆きを呪いを
憎しみを籠め
声を震わせ
吠える
呻る
 ....
たくさんの人と
映画を観るのもいいものだ
レンタルビデオ世代の私は
ワタクシの空間で
ムキムキのヒーローや最新技術のおとぎ話
古今東西憧れて漁るように
観てきたけれど
最近映画館で観るの ....
牙ネコは けして
にゃーあ なんて
軽々しく 鳴いたりしない。

鋭い牙 キラリ
百獣の王のように 吼えるのだ。

人間なんかに 甘えない。
ドックなんかに ビビらない。

そ ....
流行が一周するまで着続けている  夜暗の{ルビ静寂=しじま}を木がさらい
 あしたの歯車が回りだす
 小鳥のうたにくるまれたなら
 いのちは深く息を吸う
 {ルビ一夜=ひとよ}を越えて去る星に
 またねと花が笑いかけた
 ....
生活音に掻き消されるミュージック
耳を塞いだら何も聞こえない
何も聞こえなきゃ辛くもないかな
そう思ってみたりした

飛び交う視線をすり抜ける焦点
目を合わせなきゃ恥ずかしくない
恥ずか ....
懐かしいという言葉を話すと
鼻の奥がツンとくる。

春はまだ来ないが、
冷たい風が吹いている。

君と二人、風に乗って行けるものなら、
君の生まれ故郷のこけし橋の欄干に行きたい。

 ....
死ぬ時が来たとして
痛みを抱えているのか
苦しみを抱えているのか
その時の自分はどんな感覚なのだろうか


想像しても
想像しきれない
死ぬ時の体調、心象、環境、諸々 
読み切れ ....
己の罪の数だけ
要らぬ蕾をつけるがために
言葉と孤独を闇に吐きつつ
切ない光合成を繰り広げる

届かぬ時空に
半端な想いを投げ上げて
何もつかみ取れない握力を
夜毎くどくどしく恨み ....
とてつもなく静かなんだけど
やっぱり生きている今日

まるで植物になったみたいだけど
もっと俗なイキモノです

ほしいものは現金です
だって唯一信じられるでしょう
なんだってお金で買え ....
今度露胃チン
日有るロンさん
グル濃さ眠
ポリフェノール
リコピン、セサミん
イソフラ凡

一歳でも若く見られたい
一日でも長く健康で過ごしたい
ぴんぴんコロリが理想です
認知症だ ....
やかんに水を入れて火をかける
ぽつぽつとやかんが
今日あったことを
私のかわりに
喋り出す
こぽこぽと
良いことも悪いことも
とりあえず言葉にすることで
ふうっとため息
すうっと深呼 ....
どこにもない場所を教えて
だれもまだ踏み込んでいない花園に
こっそり招待してほしい
月のなくなる夜でいい
火も電気も眠るころに
しずかにねどこを抜け出して
あなたの闇に逢いに行くから

 ....
矛盾を含んだ問いかけにはどう答えたらいい
かなんて考えるより先に手が出る足が出るの
予算オーバー火の車な我が家は狭いながらも
楽しいなってな家路にはつかないのさたった
いまでかけるところなのバ ....
日本にはね
本当の荒れ地も 砂漠もないんだよ
確かに 
火山の荒れたガレ場や 海浜の砂丘は
あるけれど
それは 緑豊かな大地のツマ
それがあって
それも含めて
大地は一層美しくなる
 ....
 *与ひょう(仮)

あなたのいのちの陰影を
はきだめから拾い集めた
{ルビ文字=もんじ}の墨と二枚の舌で
なぞりたいのです

顏の砕けたおつうさん
どうか一編の愚行と
淡雪のよう ....
【閂は開かれる】

閉ざされた記憶の門のかんぬきが
思いがけない方法で開かれることを 私は知った
たとえば 少女の髪にあったリボンが
ほどかれた瞬間に急に大人び
何かを失ったかのような遠い ....
歩き始めたのは いつだったろう
曲がり角 いくつこえただろう
何気なく 左に 曲がってしまって
迷い犬よりも 途方に暮れてた

別れ道で あることさえ
気がつかず 通り過ぎてた
いくつも ....
人には全裸になっても
見えない部分があります
隠しているわけではありません

母は江戸と背中を見て死にたい
と言っていました
  その頃 
  江戸はもうありませんでしたけれど
  背 ....
君だけ流星を見て大人になってしまった あばずれ女が10万ルーブルの札束を
暖炉の炎に、投げ込んだ。

自らの純愛を置き去りに
去りゆこうとする女の狂った有様に
身を震わせる白痴の男の
頬にはひと筋の涙が伝い…

暖炉の周囲 ....
細々と清らかな
自我を削ぎ落したような声の集合

僕らはみんな生きている
生きているから歌うんだ・・

なにかもっと
違う歌を歌えばいいのに
コミュニティセンターの廊下に
西日はさし ....
傾いた地軸
偏った陸地
青い皮膜の
かなしい星

辿りついた{ルビ宇宙=そら}の墓場で
焦げ付いた岩山
焼け落ちたジャングル
壊れた玩具のような都市の欠片
積み荷を降ろし
今はすっ ....
セロリくん
臭いから苦手だっていう人
あんがい多いんじゃないかな

触感はシャリとして蕗みたい
いたって淡泊な味なのに
強烈な野菜臭で
やたらと自己主張している

漢方薬みたいなあの ....
多摩の春は立ち
梅の便り
雪の予報
氷のうさぎをせがむこども
声は眠らず
温もる床を抜け出る
もう未明なのに
待ちわびている

あなたが呼吸を恐れ
感じすぎるのだと胸を震わせる
 ....
寒くて蒼く光る冷たい夜に
ちらほらちらほら
白い雪が舞う
冷たい風なのに
浮いたり泳いだり
跳ねて回ったり楽しい気分

消えるのは一瞬だけれど
溶けてなくなる白い幻は
きっと叶うだろ ....
 数え切れない
 手に負えないくらいの
 幾千枚の白いはなびらが
 ほとんどいっせいに
 枝という枝を離れて
 舞い踊る
 まるで蝶のように
 儚げであるのだけれど
 或る意志を持って ....
ごはん多めに炊いて誰も来ない
夏美かをるさんの自由詩おすすめリスト(7356)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ひとり双六で『1回休み』のマスにとまる- 北大路京 ...自由詩915-2-16
見て- 殿上 童自由詩14*15-2-16
冬の嵐- Lucy自由詩16*15-2-15
映画と人々- 灰泥軽茶自由詩815-2-15
牙ネコ、タマちゃんに捧げる詩- 南無一自由詩215-2-15
流行が一周するまで着続けている- 北大路京 ...自由詩415-2-15
__朝- 中原馨自由詩315-2-15
not- たいら自由詩115-2-15
思い出- ……とあ ...自由詩11*15-2-15
死を想い書き巡らす詩- komasen333自由詩5*15-2-15
- nonya自由詩18*15-2-15
植物様のひと- 朧月自由詩215-2-15
あんちアンチエイジング- Lucy自由詩10*15-2-15
やかんの独り言- 灰泥軽茶自由詩915-2-14
どこにも書いてないことを教えて- 木屋 亞 ...自由詩4*15-2-14
どこにも書いていないことを教えて/即興ゴルコンダ(仮)投稿. ...- こうだた ...自由詩4*15-2-14
あなたを見ている人はいる- イナエ自由詩8*15-2-14
夕鶴奇譚- ただのみ ...自由詩26*15-2-14
閂は開かれる- るるりら自由詩17*15-2-14
- 金子茶琳自由詩715-2-14
裸になっても- イナエ自由詩8*15-2-14
君だけ流星を見て大人になってしまった- 北大路京 ...自由詩515-2-14
幸福の秤__- 服部 剛自由詩315-2-13
コーラスサークル- Lucy自由詩11*15-2-13
- Lucy自由詩7*15-2-13
【_セロリくん_】- 泡沫恋歌自由詩9*15-2-13
黎明- たちばな ...自由詩8*15-2-13
白い幻ちらりほら- 灰泥軽茶自由詩515-2-13
墓所にて- そらの珊 ...自由詩2315-2-13
ごはん多めに炊いて誰も来ない- 北大路京 ...自由詩5*15-2-13

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