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 し ご と を し の ぎ

  こ こ ろ こ か げ に

 み え ぬ わ き み ち 

  と き が と け だ し
 

 
美しく病んだ六月の背中で
僕らは夢か ....
あたたかく降り積もった雪の下に埋めた
女になってしまう前の、
何でも言葉に出来ていた少女のわたしを

女になるというのは
自分が一番遠い他人のように感じる生き物に
なる事なのだ
女になっ ....
あっちゅと畑で取ってきた
モンシロチョウの卵は
タイミングが悪く
キャベツの葉が萎びるまでに
孵化しなかったので
学校で廃棄処分になりました



モンシロチョウの卵を
 ....
薄い日常の積み重ね
毎日毎日の積み重ね

ほんの数ミリでも
五〇年過ぎれば一八〇〇ミリ以上
厚みを持って人を越える

人知の及ぶ範囲。
一八〇センチの人の高みは
薄い日常の積み重ね
 ....
指が鳥になり
ふたたび指になり
ふたたび鳥になる
そのくりかえしを
見つめている


眠る家々をまたぐ蟷螂
土にこぼれ 消える灯り
風が街に着せてゆく
街ではな ....
声ってなんだろ

なぜ声がほしくなるんだろ

落ち着くつもりが

言葉がとまらなくなる


金のことばかり考えている

さっきまでのことに

執着してしまっている

お昼 ....
大切なもの すてられないもの こだわって
でも時はすべてを 風化させてゆく砂
眼に焼きつけた君の横顔 しなやかな指の運び 密やかな息遣い

階段の手摺を 君がもたれかかっていた重みを ちょっ ....
氷結の果て薔薇が粉々に砕け散るように君は振舞う
北氷洋に落ちた水夫のように僕は凍えているのだ
あるいはさまよえる鯨のように冷たい海を泳ぐのさ
冷え切った心は容易に癒されはしないさ

氷の華咲 ....
おそらくは
やわらかな春の香り
おそらくは
かぐわしい早乙女のような
おそらくは
この世に用意された
おびただしい
喜びと悲しみのあわいで
おそらくは
それは
幻の香り

さく ....
奈落の底から 天上世界にまで突き抜ける滝が
私の体の中に 降りてゆく

これまで
沈鬱がわたしを咥えたまま 離そうとしなかった 私の目の前に
ただ黙って耐えていた私に 滝が現れたわ  ....
インディペンデンスを望んだ亀は地平線に向かって歩む
燃え尽きない幻想を追って疾走する夢を見ながら
彼に自嘲は似合わない悲壮がよく似合うのだ
孤独な亀は金色の月をのぞむそして嘆息する

世界は ....
時代の裏側でひっそりと
消えてゆく命のはかなさよ
今宵の月影にくっきりと
浮かび上がる貴方の面影よ
 
過ぎ行く日々の切なさに
心を癒す術も無く
流す涙の一滴
貴方に届く訳も無し
 ....
君が
はじめて私の手を離し
自分の羽根で
よちよちと
はばたいていった日のことを
母は忘れることができない

君はとうに
逞しい翼をひろげ
上空の風に乗り
母には見ることもできない ....
イボイボした奴 中身の綿はスプーンでほじくる 否 掬う
苦味にパンチの効いた緑色の君
薄くスライスさせる 太いと苦味のパンチにマジパンチくらうから

炒めても 叩いても 機嫌悪く睨んでも 痛ま ....
揺れるツインテールまばゆい光の中で踊るそのままに
大好きなツインテール木漏れ日のように優しく

あの日の午後の坂道で出会った奇跡が嬉しいんだ
そうさ僕と君の時間が始まったんだよね

ツイン ....
 
肌をなぞってください、つーっと、

電気がはしるまで

そしたら、きっと忘れてあげるから


 
エメラルドブルーと白銀の世界を僕は見ている。
この美しい光景に僕は戸惑う。
果たしてこの世界に踏み込んで良いものか。
良いと言われれば、今すぐにでもこの身を投じよう。

感情の襞を鎮め、 ....
遺影用の写真撮られている 光では消える
だから 灯りを

照らすという意志が欲しい
だから 灯りを

ともすという力が欲しい
だから 灯りを

暗いものが見えるだけでも
心の灯り

たきつけているのは  ....
      カランと氷が泣いたなら
      グラスの水滴なぞります
      なにが足りずに欠けるのか
      なにを足せば満ちるのか
      欠けた夜空の三日月 ....
泣きたい時に 思いっきり泣けたら

どれほど 人は救われるでしょうか

だけども 人は 泣きたい時に泣けずに

ぐっとこらえてしまうのです。



死にたい時に 死ぬことができたな ....
今日という日は、
僕をおいて何処かへ
行ってしまう
別れの言葉も告げずに


今日という日は、
記憶の一欠片へと変わり
僕の前を楽しさが通りすぎ
寂しさという軌跡だけ

今日とい ....
 風に吹かれて空き缶が
 ゆるい傾斜を上って行く
 カンカラ転がり上っては 
 カラカラカラリと下りてくる
 あの風が止んでしまえば
 あとは 下りるだけ
 底の底まで落ちぶれて
 それ ....
浴槽の栓を抜く
しばらくは何事も変わらない水面
さざ波のそぶりさえない
今 渦中では
見えない引力に導かれ
出口へと
まさに水が
わあわあ殺到しているというのに

ことの始まりは
 ....
まだボケる余力がある たくさんのさよならのなかに希望さがしている コストパフォーマンスではない自分が欲しかった
でも生きるためにはある程度のコストがかかるが

父や母はその中からコストを僕にくれたんだっけ
愛情と共にねでも父はずるい
やっぱ女の子可愛いんで ....
わたしはわたしの中に
夜を溜める
そしてその夜を醸してゆく
深くなるように
やわらかくなるように

わたしはわたしの身体に
花を鳥を
風を月を沁みこませる
わたしの中の夜が
やさし ....
人生において僕は様々な役を求められて来た今もね
もちろん卒なくこなせる人間ではもちろんないその対極だろう

何かと何かをアジャストすることで随分磨り減ってしまった感性を想う
アウトサイダーにな ....
透き通る白い羽を雄大に扇ぎながら一羽の白鳥が湖面に波紋を広げる頃、
薔薇園で真っ赤な薔薇が一輪咲いた。
 
蜜蠟が滴り落ちそうな天空を見上げる。
深呼吸すると芳醇なワインの庭 ....
夏美かをるさんの自由詩おすすめリスト(7322)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
散策迷路- ただのみ ...自由詩19*13-6-5
「花曇り」- 桐ヶ谷忍自由詩29*13-6-5
モンシロチョウの観察2- 鵜飼千代 ...自由詩24+*13-6-5
おとな社会- ……とあ ...自由詩11*13-6-5
夜に_夜に- 木立 悟自由詩513-6-5
声ってなんだろ- 吉岡ペペ ...自由詩313-6-4
遠く美しいもの___憧れ- 梅昆布茶自由詩813-6-4
絶対零度- 梅昆布茶自由詩513-6-4
花まんま- そらの珊 ...自由詩22*13-6-4
抹茶アイスと滝- るるりら自由詩10*13-6-4
孤独な亀- 梅昆布茶自由詩713-6-4
生命- ヒヤシン ...自由詩4*13-6-3
えんじのベレー帽- Lucy自由詩23+*13-6-3
ゴーチャン- 朝焼彩茜 ...自由詩613-6-3
ツインテールな風に乗ったら- 梅昆布茶自由詩513-6-3
そしたら- 殿上 童自由詩23*13-6-3
美星- ヒヤシン ...自由詩4*13-6-2
遺影用の写真撮られている- 北大路京 ...自由詩613-6-2
ふける_朝焼けに- 砂木自由詩18*13-6-2
子守唄- 石田とわ自由詩15*13-6-2
貧乳ちゃんと涙と悲しみと。- 元親 ミ ...自由詩613-6-2
今日という日は、- ムウ自由詩213-6-1
カラカラ- ただのみ ...自由詩24*13-6-1
うず- そらの珊 ...自由詩22*13-6-1
まだボケる余力がある- 北大路京 ...自由詩413-6-1
たくさんのさよならのなかに希望さがしている- 北大路京 ...自由詩313-6-1
コストパフォーマンス- 梅昆布茶自由詩513-6-1
夜を溜める- 塔野夏子自由詩18*13-6-1
調整中- 梅昆布茶自由詩613-6-1
平和- ヒヤシン ...自由詩1*13-6-1

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