すべてのおすすめ
魂を語り合いましょうと
いいながら
詩人は逝ったのでした

今朝
わたしはみつけた
ゴミステーションの柵に
いくつも並んだ雫
それは
ぶらさがって
落ちまいと揺れていた
冬の夜が ....
よく聞こえないよ

ほら もっと近づきな
音は距離の2乗に反比例して大きくなるから


よく見えないよ

ほら もっと近づきな
光は距離の2乗に反比例して明るくなるから


 ....
扉をひらけば

ほら穴ほっ

暗くて狭い

身体がすっぽり

温かい柔らかい

流れる瞑想

包まれて包まれて

日々の連続

お腹を満たして可愛いあの娘

ゆっく ....
かなしみは
凍てついたりしないから
いつまで経っても
わたしは
楽になれずに
ひどく体温をうばわれる


硬いものなら
落としてしまえば終わりにできる

手から放して
決別 ....
かんかん光る
かんかん踏切
かんかん降りる遮断機の
かんかん赤い光の点滅

その先線路を
飛んで行く
暗闇の中
急行電車が
飛んでゆく。

かんかん手を振る二歳の息子
電車を見 ....
 (雪降る時間 あのひとの指がきらりとひかる、
  わたしはくもりガラスの向こう側で)


あのひとを思うと 白い雪が降って、
わたしの肩にも髪にも舞い落ちる
そしてわたしは あのひとで ....
熱を帯びた扁桃を
通過する
酸味をふくんだえきたいは
ほどよく冷えて
生きていることが
すみずみまで広がっていく
――体温計の中の赤いめもりが行ったり来たり
ひとふさ
ひとふさに
大 ....
駐車場にやっとたどりつき車を止める
前が見えないほどの雪が降る朝
ライトをつけての通勤
白い雪の中に ぼんやりと光が見える

そういえば昔に ライトを消し忘れて
車のバッテリーをあげた事が ....
しろい紙に 向き合い
しろい箱を 造り
しろい心を 持ち歩く

あるとき それは逝った病室
あるとき それは骨壺
海沿いを走る電車を降りると
そこはまるで見知らぬ ふるさと  ....
名言を噛んだ   なあ 枕
  もう30年以上経ったかな

僕のことは何でも知っている
酔っ払って寝たときも
泣きながら寝たときも
うれしくてなかなか寝付けなかったときも
いつも同じ
変わることは何 ....
ほぼ毎日私は朝ご飯に

納豆を食べる

その為には青葱が必要だから

新鮮な青葱を買い置き

食べる前に刻む

できるだけ細かく刻む

ザクとザクとザクザクと

五感は刻ま ....
金色のジョッキの中で
無数の気泡が昇ってる
(この世の重力と、逆だねぇ…)

そう思いつつジョッキを片手に
金色の水をぐい、とひと飲みすれば
火照った頬はあたたかく――

日々の悩みも ....
時折、詩友達で集う
神楽坂のキイトスのドアを、開いた。
1年ぶりのマコト君が
カウンターで教えてくれた。  

「○○さんが沖縄から来て
 この近所で詩の展示をやってるよ」

   * ....
獏が夢を食べて吐いた 子供の前で大人のふりをした

洗濯物の前で大人のふりをした

鏡の前で大人のふりをした

悲しみの前で大人のふりをした

ママ友の前で大人のふりをした

雪の前で大人のふりをした
 ....
車なんて要らないけど/明と暗の分かれ目/
とっくの昔に終わって/撤去済みの催し物を
自分だけで/続けている/そんな世界観/外観
/外環道/車なんて要らないけど/致命的な何
かを無意識に体に透過 ....
 
従順なあなたのわたしは疲れ果て

我がままなわたしのわたしが怒り出す

そんなわたしは、信じてあげていい



 
おおっ
第一次反抗期

ショッピングモールのフードコートで
隣の坊やが
反抗してるしてる

どうやらコップをいたずらして
ママに叱られているらしい

「ダメでしょう!」

   ....
紙の前には座りたくない
鍵盤の前にいたい

昼ひなか私は没頭する
緊迫する
高揚する


せわしなく
抑揚の激しい旋律を
いつか
さりげなく
やさしく
奏でることができたら
 ....
江ノ電鎌倉高校前駅と
腰越駅とのその間で
窓という窓が突然
ぱっと明るい海となり
ゆるいカーブの水平線に
乗客はみな取り囲まれてしまうのだった


すばやく走る波の線
空の始まるとこ ....
時はいつも人を吹きすぎてゆく
ちいさな想いや願いを散り散りにして

もうあの時のうたは
二度とはうたえない
いちまいの絵のように
すでに過去のギャラリーに
展示されているのだから

 ....
  「無理です。」

こんな言葉を最近よく聞く
そういうとき僕はいつも同じことを言う

「本当? やってみないと分からないんじゃない?」
「失敗してもいいじゃない。」

皆、真面目に一 ....
読めない漢字の人と付き合っている 今夜もsex on the beach を注文できずカルアミルク飲む がんばってね

うれしくさせたり
悲しくさせたりする言葉だ
そう知っておこう

晴れているのに寒い日

自分の影は
いつも黙ってついてくる
後ろから
離れずに

離れないで
 ....
冒頭 突然のファンファーレ

ガシャーン

砕け散った人生の姿見
その欠片の一つ一つ
舌を出した黒猫が覗き込む
にやにや笑いの黒猫が
こちらを向いてこう言った

こいつぁ凄い

 ....
あさはか
その響きがいい

ばか
よりはいいかんじ

そんな風に置き換えてみる

あのこがしんだ
その朝に
生来の無精が祟り
とうとうハンカチにアイロンをかけるのをやめました

アイロンをかけないハンカチはシワだらけです

アイロンをかけないハンカチは愛想がいいです

アイロンをかけないハンカ ....
偽の景を踏み こだまする
冬の波
なかば壊れ 凍る波
蒼のなかの緋の拍手


一から来る黒
黒から降る羽
黒い水面に
落ちる黒滴


ゆらゆらと底に立つ柱
灯 ....
夏美かをるさんの自由詩おすすめリスト(7322)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- そらの珊 ...自由詩1714-1-23
摂理は僕らのそばにいる- ichirou自由詩3*14-1-23
ほら穴ほっ- 灰泥軽茶自由詩614-1-23
砕氷船- 千波 一 ...自由詩414-1-22
踏切- ……とあ ...自由詩21*14-1-22
手のひらの花、そしてあのひとの雪- 石瀬琳々自由詩9*14-1-22
かんきつ- そらの珊 ...自由詩20*14-1-22
雪と車- 砂木自由詩11*14-1-21
しろい四角- るるりら自由詩26*14-1-21
名言を噛んだ- 北大路京 ...自由詩614-1-21
なあ_枕_いいだろう?- ichirou自由詩7*14-1-21
納豆と青葱- 灰泥軽茶自由詩1214-1-21
金色の水ージャズ喫茶・ちぐさにてー- 服部 剛自由詩414-1-20
ギャラリーフラスコにてー詩友との再会ー__- 服部 剛自由詩414-1-20
獏が夢を食べて吐いた- 北大路京 ...自由詩514-1-20
まく- 小原あき自由詩17*14-1-20
狂気の値段- 左屋百色自由詩6*14-1-20
そんなわたし- 殿上 童自由詩12*14-1-20
がんばれ_坊や_がんばれ_ママ- ichirou自由詩7*14-1-19
レッスン- Lucy自由詩13*14-1-19
冬潮- 八布自由詩1014-1-19
風のギャラリー- 梅昆布茶自由詩1814-1-19
失敗してもいいじゃない- ichirou自由詩8*14-1-18
読めない漢字の人と付き合っている- 北大路京 ...自由詩414-1-18
今夜もsex_on_the_beach_を注文できずカルアミ ...- 北大路京 ...自由詩114-1-17
ことだま- 朧月自由詩214-1-17
悪夢- ……とあ ...自由詩6*14-1-17
あさはかなこ- 朧月自由詩514-1-17
ハンカチにアイロンをかけるのをやめました- ichirou自由詩6*14-1-17
夜と街- 木立 悟自由詩214-1-17

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