すべてのおすすめ
昨日から降り続いた雪は根雪となった
近くの川は冷たく骸のように流れている
どこかで枯れた木の枝が
石と石の間で水流にもまれ
とどまっている
流木の体の中までしみこんだ水気が
さらに流木を冷 ....
クルトン入れ放題のスープが薄い
空のめだま

味方じゃない
敵か?
そうでもない

いやなことも
いいことも
みている

きっと
ぜんぶ知ってるんだ
だけど
なんにもしないね


だからかな
 ....
あたしはすごく疲れてしまって
家までたどり着けるのかひそかに心配で
空気はきんきんに冷えていて
闇を泳ぐようにふらふら歩けば
月が煌々と夜空を照らしているんだった
なのに街灯の明かりの下で ....
見つめ合う 香水と煙草

出会いと出会いが通過していく、お互いの横目で
記憶を垣間見る 痕

口紅では 押し付けがましい
ネクタイでは 束縛し過ぎる

灰色の街を 太陽が落ち ....
シャンメリーが美味いね
今年飲んだものの中では
これが断然一番美味いね
そう思わないかね、君は

まったく君ときたらだよ
常識を疑わなければとか
裏の裏があるのではとか
色々と考えすぎ ....
怠惰な午後の着信。
「S駅近くの喫茶で5時」

「特別大売出し」の文字踊るチラシ裏に
思わず走り書き

道すがら
街頭で受け取った紙切れを見れば
目に飛び込んだのは
「あなたは神 ....
やわらかな雪が
しんしんと降り積もり
やがて地面の上で固まって
銀世界を作る

凍えるような乾いた都会で
10年にあるかないかの
その奇跡は
まるで初めて君に出会って
恋に落ちた日の ....
にじがみえると
さみしくなるね
そこにあるのに
そこにないから


にじがみえると
ふあんになるね
きみにもみえるか
たしかめたくなる


どこにもないのに
どこかに ....
長距離ランナーの
100%の全力って
98%出し切る力と
2%の余力を
温存するってことかな。

人を信じることって
98%本気で信じて
2%は騙されてもいいと
覚 ....
テーブルクロスが
一瞬にして失せたけれど
食卓の上に置かれた
皿やグラスは
微動だにしなかったので
私たちは
それについて話すこともせず
もちろん
見つめ合うこともせず
そのまま
 ....
朝に炊いた玄米メシ
冷たくなった握り飯を
私は食らっていた

父親だった男が死んだと
疎遠過ぎる妹からの電話

皮肉なものだ
あまりに薄い縁を
思い知らされた

玄米は
よく噛 ....
歯の抜けたとこから舌が出たまま美女にしか懐かない犬 あるものと
ないものを
お風呂に並べて反省会

ありすぎて
おぼれそう
よくみてカガミうぬぼれる

今日を流して
眠るしかない今夜も

やさしいを考える
むずかしいからすぐ眠れ ....
 冬
誰もが道行く姿に目をみはった
くすんだ家並の下町
それは何よりも奇異に映えた

女は山の手の私立病院に通う
病人ではない、看護師で
給料とボーナスを貯めて八年
恋人のひとりも作ら ....
誰も彼も
生まれてきたからには
なにはともあれ
生きねばならない

お腹が空いたら
なにかを食べよう
眠気がさしたら
どこかで眠ろう

死ぬまで生きよう
なにがあっても


 ....
春になったら握り飯をもって山に行こう
ほつほつと出狂う山菜たちの
メロディーを聴きに
ポケットの中には手帳と鉛筆をねじ込んで
いただきに立てば、ほら
風が眠りから覚めて
息吹を開始する
 ....
丸ごとの白菜は
野菜というよりは
赤子のような
生きている重量があって
大切な預かり物のように
抱きかかえれば
ここは冬の入り口

ひと皮むくごとに葉は
正しく小さくなる
まるで
 ....
明日の俺の背中を追う 涙がかけた虹が消えない 色褪せた
黴臭い絵葉書に
かつての
恋人へ向けて

近況と
思い出と
感謝と
文句を

編んで
正して
埃を払い
敷き詰めて

勇気の
すべてを
流し込み
届けても ....
中指がスマートフォンの画面こすっても音なんかでない
たぶんそれが重星だったらチキチキって音がする
近づきすぎたらキチキチキチってのに取って変わるから
ラーメンがのびる前にそこの箸取ってよお願い
 ....
人の祈りは
地を這う
蛇のように
朝霧のように


遥かな虚空に
宿る光を
畏れ


悠遠の彼方に
根ざす闇を
慕い


人の祈りは
天を指す
樹々のように ....
横殴りのことば
ひ び 割れた
       音 階

吹きっさらしのあなたの庭で
  浮浪者のよう
わたしは 火を焚いて 鍋をかけ
  煮ても焼いても喰えやしない
     虹色の肝 ....
夢オチさえ夢であり蝶々とびはじめる 道の真ん中に
消しゴムが落ちていた
試しに道をこすってみたら
道がそっくり消えてしまった
ついでに空もこすってみたら
空もやっぱり消えてしまった
おかげで雲は行き場をなくして
おろおろし ....
すり抜けて通すのは 藍色の液体
なぜに アンタはいつもそうなの?


ソンナこと アノ人に聞いておくれ


いやいや 責めているのではないの
ヒトリ歩きは・・・
できないのよね?
 ....
人生に設定した目的に向け 
一直線に生きていける人はあるまい
散歩先に目的地を設定しても
一直線に歩いて行くことはない

前方の橋
大型犬を連れた女性がこちらに来る
わたしは 当然の ....
つのる想い
 枯れ葉落ちて

積もる舗道
 落ち葉踏みて

音は乾き
 騒ぐ心

音に紛れ
 心隠す

つのる想い
 今日も明日も

幾度掃けど
 積もる落ち葉

 ....
きしむ胸を金平糖で満たす
夏美かをるさんの自由詩おすすめリスト(7322)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
流木- 山人自由詩6*14-12-6
クルトン入れ放題のスープが薄い- 北大路京 ...自由詩414-12-6
月は泣いている- 朧月自由詩314-12-5
冬が来た- Lucy自由詩16*14-12-5
香水と煙草- 為平 澪自由詩8*14-12-5
シャンメリーおじさん- ブルース ...自由詩4*14-12-5
- keigo自由詩2*14-12-5
門出に- keigo自由詩2*14-12-5
にじ- 青井自由詩414-12-5
100%- chiharu自由詩10*14-12-5
魔法使いになりたかった- そらの珊 ...自由詩1514-12-5
そのとき- ドクダミ ...自由詩4*14-12-5
歯の抜けたとこから舌が出たまま美女にしか懐かない犬- 北大路京 ...自由詩514-12-5
ふたつのこと- 朧月自由詩114-12-5
スプーン- salco自由詩1514-12-4
いのち- 青井自由詩214-12-4
詩人四態- 山人自由詩5+*14-12-4
白菜白書- そらの珊 ...自由詩20*14-12-4
明日の俺の背中を追う- 北大路京 ...自由詩414-12-4
涙がかけた虹が消えない- 北大路京 ...自由詩514-12-4
透明な声- ボロレシ ...自由詩3*14-12-3
重星のこすれる音/即興ゴルコンダ(仮)投稿- こうだた ...自由詩4*14-12-3
祈り- 青井自由詩114-12-3
愛はくちびるから零れ腐る水- ただのみ ...自由詩16*14-12-3
夢オチさえ夢であり蝶々とびはじめる- 北大路京 ...自由詩214-12-3
消しゴム- 青井自由詩314-12-2
鉄筆- 芦沢 恵自由詩17*14-12-2
橋・渡らない- イナエ自由詩10*14-12-2
秋の終わり- 花咲風太 ...自由詩614-12-2
きしむ胸を金平糖で満たす- 北大路京 ...自由詩514-12-2

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