すべてのおすすめ
髪についた雪を払って
傘も持たずに街を歩けば
見慣れた景色は別世界
眩しいほどの銀世界


ふかぶかと残したはずの足跡も
振り返ればもう微か
念のため確かめてみたけど
両足ともにちゃ ....
光の子供たちが浮遊する緑野に
きっとこころの種もあるのでしょう

跳ねてはしゃいだり転げたり
悪さをして群れている子供たちに混じって
金色の繊毛におおわれてふわりと浮かんでいたり

葉に ....
薄暗き桃色の港は
始まりやらぬ無知なる港
今日に微笑む幼女のように
朝に涼しい風を聴く
天より柔らかく声が溢れ
テラスにて
紅茶の葉擦れに触覚する
なによりも繊細に
なによりもおとなし ....
noteにたまらない
心は身体と一緒だから

無数の収束点に
落ちていくだけの
小鳥達

羽はもう身体と一緒だから
混濁した向日葵の裂いた黄色い舌
無数の小さな
子供達

 ....
こじらせて人生が終わった 夕暮れの空を見上げると
今日はお月さまがいない
と思ったら
真上やや後方から呼ばれた
「ココニイルヨ―」
ふりあおぐと三日月
こないだ見たときは
真っ黒な空の真ん中で
薄笑いの口みたい ....
明日は待ちに待った卒業式だ
そして
俺はこの日を待っていた
明日で中学は終わり
みんなバラバラと散らばっていく

背水の陣
退路は断った

まゆみに
俺は今日告白する

「大事 ....
あれも喰おう これも 
と皿に盛り上げた品々
同じ料金ならば
というケチな根性
ではないのだけれど

食い始めて
ちらっと目に入る隣のテーブル
皿にはサイコロステーキが載っていた
 ....
素足で地球を踏む 年賀状をもらったら
ほめことばにくるんだ
苦言が書かれていた

つまり
頑張りすぎる貴女
見ててしんどい
そういうことね

それで
新年の抱負ができた

別に頑張ってないから
 ....
瓶の中にとり残された
ピクルスひとつ

蓋が開くのを ただ
待っているだけの日々

見通しが良すぎて
すっぱい孤独

 
 《ピクルス:2013年11月10日》
真っ白いノートに
青いインクでスラッと書きたい
なぐさめかもしれない
ラブレターかもしれない
高らかな決意かもしれない
それとも
別れのコトバ?

ノートの表紙は
いろんな色で彩って ....
東京駅構内

3歳ぐらいの男の子が
しまじろうのぬいぐるみを落とす

ハイヒールを履いた女性が
しまじろうをつま先でカスるように蹴飛ばす

20cm程前方に滑るしまじろう

し ....
時間はレンガとなり積み上げられてゆく
今夜はロボットたちと宴会しよう
私の手はロボットより冷たいから

本棚から現代詩を抜き取り
そこにレンガを入れる
ロボットたちにみせてあげる

ロ ....
腰が大きく曲がった
近所のおばあちゃんが通るたび
あの中には何が入っているの? 
と、母に質問して
そんなこと聞いてはいけません
と、言われた

大人はいつだって
ほしい答えをくれやし ....
花柚子を貰った
実家のお向かいの家で
段ボール箱3箱も採れた内
実家でいただき、
そこから、
わたしも鍋いっぱい分けて貰った



柚子は好き
柚子胡椒も好き

柚 ....
石っころよ
名を持つ花たちよ
シャンデリアから60Wへそしていま
(メタファーたちの淋しさ)

カメラと書かずに写真機と書いて
あるいは歓迎される、そのこと/ものの意味
誰が選べたのか立 ....
明けない夜に閉じ込められている 樫の実ひろって、晒して食べた。

樫の実ドングリ、渋くて苦い
樫の実ドングリ、渋くて苦い
森の獣しか食べられない。

けれども、食べたい
食べなきゃ飢える

晒して晒して白くして
 ....
 
一つの詩が書かれる為に

ただ、そのためだけにこの世界はあった

病んだ男ーーーパスカルが

よろめいて食卓にもたれかかりながら

この宇宙を思考する時、その時だけ

 ....
しゃがみこみ 君は土に触れる
口にできなかった思いが
冷えて固まっている

ほこりを舞いあげながら
潮まじりの風が頬をたたく
道であったはずの地面が続いている

枯れたつる草をはぎとり ....
逃げた婚期が加速している 引き出しの奥に置かれた、消しゴムは
単なるゴムの塊です

空地の{ルビ叢=くさ}に埋もれた、車は
壊れた鉄の死骸です

消しゴムは白紙の文字を消しゆく{ルビ瞬間=とき}
車は道路を走る瞬 ....
おおゆきが降った夜
雲の切れ間で
三日月につかまって
空中ブランコしてたのは
木の葉の舞う頃
行方不明になった黒ネコ

最初は新聞の折り込みチラシ
猫のアップの写真の下に
「飼い猫を ....
 
言葉を編み

視線を編む

少しは暖かくなってくれたかな



 
丘をのぼる石だたみの坂道でうずくまっている
ベレーをのせたあたしの夢 ただの酔っぱらい
指にこびりついているのは絵の具じゃない
細かい灰色の砂ぼこり 指の間から零れおちた砂の残骸

こんなと ....
{引用=
*四行連詩作法(木島始氏による)
1.先行四行詩の第三行目の語か句をとり、その同義語(同義句)か、あるいは反義語(反義句)を自作四行詩の第三行目に入れること。
2.先行四行詩の第四行目 ....
 新たな年の目覚めと共に、大いなる父、
 日輪は、貧しき山麓の村を照らす。
 明けましておめでとう、という言の葉が
 人々の白い息に紛れて、辺り一面散り散りに輝いている。

 過ぎていっ ....
17歳のころ 遠い夏の日

世界はきらきらと輝いていて
呼吸をするたびに甘く苦しかった

私の辞書は日々更新され
新しい出会いを貪るように消費した
咀嚼も消化も追いつかなかった

時 ....
呆けた猫が毛づくろい忘れている
壮佑さんの自由詩おすすめリスト(4550)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
はつ雪さんぽ- 八布自由詩914-1-10
こころの種- 梅昆布茶自由詩22*14-1-10
桃色の港- 白雨自由詩214-1-10
Note- 佐藤伊織自由詩414-1-10
こじらせて人生が終わった- 北大路京 ...自由詩414-1-10
お月さま- Lucy自由詩24*14-1-9
つんのめりラプソディ- ichirou自由詩4*14-1-9
バイキング料理- イナエ自由詩8*14-1-9
素足で地球を踏む- 北大路京 ...自由詩814-1-9
新年の悩み- 森川美咲自由詩14*14-1-8
ピクルス- ただのみ ...自由詩31*14-1-8
ともだち- 藤原絵理 ...自由詩314-1-8
しまじろうは大丈夫かい?- ichirou自由詩20+*14-1-8
ロボットが詩をかく時そこにテーマはあるのか- 左屋百色自由詩8*14-1-8
たからもの- そらの珊 ...自由詩2314-1-8
マーマレード- 鵜飼千代 ...自由詩28*14-1-8
視える範囲で- もっぷ自由詩514-1-8
明けない夜に閉じ込められている- 北大路京 ...自由詩514-1-7
ドングリ- ……とあ ...自由詩10*14-1-7
私達は- yamadahifumi自由詩614-1-7
花を育てるひとへ- 村田 活 ...自由詩914-1-7
逃げた婚期が加速している- 北大路京 ...自由詩714-1-6
輝くひと- 服部 剛自由詩614-1-6
黒ネコのタンゴ- Lucy自由詩15*14-1-6
編む- 殿上 童自由詩23*14-1-6
ロンサール- 藤原絵理 ...自由詩414-1-6
四行連詩_独吟_<界>の巻- 塔野夏子自由詩5*14-1-5
梅に想う〜新春に- ヒヤシン ...自由詩8*14-1-5
夏の日- 中村葵自由詩914-1-5
呆けた猫が毛づくろい忘れている- 北大路京 ...自由詩814-1-5

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