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つまり愛だ

どんなものへも
愛があればゆるせる
ゆるせないこともまた
愛だ
憎しみさえ

イキモノに大きい小さいもあるか
祖父の言葉が重く
私には

粗末という言葉を教えたの ....
スカイブルー・スカイ
去年の私は
もういない

テロメア
擦り減って
私は少し身軽になった

あなたのメール
まばらになって
私は
一歩踏み出す準備

愛してるって
転写し ....
報われない愛を僕にください

届かない手紙を僕に書いてください

安っぽい言葉でもいいからささやいてください

僕が必要だって言ってください


思い出します君の柔らかな薄紅色のマフ ....
崖っぷちって言葉を
良く聞くけれど

何処から効くかってのが 
問題なのかも知れないね

何を以って 崖とするかも 
拘って 来るんだものね

お肌の曲がり角 
人生の折り返し ....
行き先は上海
360度、海が見渡せる場所に行けるから
船旅が好き

地球が丸いってことを
実際にこの目で見て
感じることが出来るから

地球の丸みのてっぺんで
デッキの風を感じ ....
街の
人の

屋根瓦を
頬っぺたを
ボンネットを
ランドセルを

街の
人の

やわらかいところを
かたいところを
親切なところを
依怙地なところを

つついて
 ....
      さくらの花びらにあなた宛ての
      手紙を書きました
      そろそろ、そちらにつく頃でしょう
      花びらが散りましたら
      したためた詮無き ....
やねがかげを
おとしてる

ひなただった
そのあたりが
まだあたたかい

やねからおちた
ひのかげが

いまはゆうぐれに
そまっている
どうして見えないのか!

早咲きの桜の下に
噴水の飛沫の先に

賑やかに降り積もっているのは
詩ではないのか?

どうして拾わないのか!

膨らみ続ける蕾の上で
ベンチで踊る ....
波うちぎわをみていた
よせてかえす、
よせてはかえす波のふち
足をあらい
かぼそい時を分断し
つまらぬ生きものを
生かしていた

視線をあげて
ふと見た
あかるくあおい
水平線
 ....
愛し合うことで
この世界を美しく{ルビ汚=けが}そう
互いの内なる罪の昏さに
惹かれ合った二人だから

二人がいろいろなかたちで
抱き合うそのたびごとに
幾重にも罪は深く響き合う
二人 ....


必要と頷いても
近くにあっては困るらしい

それは遠くにあって
必要なときにだけお世話になる

ありがとうございました

添えたお礼と深く折り曲げた腰を上げてしまえば
あと ....
意味もなく
きみの匂いを嗅いでいる
そこには
しあわせだとかふしあわせだとか
そういう類のものは
感じられない

春先のつめたい空気の中
アイスをほおばる
その口元
きすをするのに ....
金持ちも
貧乏人も
健康な人も
病んでいる人も
希望に燃えている人も
絶望の淵に座り込んでいる人も
お気楽な人も
深刻な人も
白い人も
黒い人も
満たされた人も
飢えた人も
か ....
数多くの死体が目の前に散らばっていた
私は 風景を見つめていた
それは 何のためだろう
誰のためだろう
わからないけれど 街は どこにも 見えない
夜の闇の中を走っていくトラックドライバ ....
“恋心なんて、とうに忘れた”

なんて
強がらないでください
恋って
いいものですよ

人を好きになる
それは
自分を好きになることに繋がっていくから

忘れないでくださ ....
浅い日だまりが
いってん はぐれて
そこだけが
闇のようになった

おいつけないままで
見つめている
春の日の
少年のような
{画像=120318231559.jpg}


人は87年間考えて、
考えて考えて、
考えて生きていくと、
いったい何に成るのだろう。

心に硬い硬い殻を纏った
岩石にでもなるのだろ ....
 春の採点

平日
ちっとも忙しくない日
じっと座っていると
時が頭上を通り越して行く
一世紀ぐらいのストライドじゃないかと
それほど風圧を受ける
目の前の原で四歳の私が
一心不乱に ....
今年もこの日がやってきた
例年と同じ農園のビニールハウス前に
イチゴ狩りに魅せられた老若男女二十数名
斜に構えたり 無言を装ったり
だが皆が高揚を隠し切れずにいるのだ

農園の主人は愛想笑 ....
山を歩いていると
深い緑に浸り
濃密な孤独感と解放感を
吸い込み吐き出す

誰もいない山道に
誰かの視線があるかと思うと
綺麗な赤いまえかけをした
苔だらけのお地蔵さんが
ところどこ ....
森林公園のなかに
それはそれは
長いすべりだいがあった

ゆるい
傾斜のそれは
すべると
ローラーが
カラカラと音をたてて
人をすべらせていく

ゆっくりと
ゆっくりと

 ....
震災から1年の3・11に復興を願い 
仙台で行われた朗読会の前 

主宰者の南ダイケンさんは 
「これ、心ばかりですが・・・」と言い
直筆で「謝礼」と書いた
白い封筒を、僕に手渡した。 
 ....
冷蔵庫の中に
悲しい思い出をしまう
それを新鮮なまま
また手に取って 眺めるために
指先で掬って 口に運ぶために

人の経験の総ては
無意識の内に求めたものだと
語る言葉があった
恐 ....
{画像=120317205808.jpg}

野に集えよ
きんぽうげ

小さき
いつつの
花弁ゆらし
 ....
 
 
バルセロナで象を拾う
春が来ると
いつも何かを諦める
諦めたくない何かのために
火薬庫の前で
遅いランチをとった
水道を行く黒船を見て
覚えたてのように笑う
 
 
かしこい子はすばらしいと
うたうおとなたちの心理を
わたしはすりつぶして粉に
したところにたまごを入れ
ホットケーキを作りました。
とても、あまそうな山です
つぶしてみたってなにも、
仕 ....
雑種の黒い犬を飼っていた
足と耳のさきっぽが白い犬
散歩もご飯の世話もブラッシングもわたしがしてた

学校から帰ると
尻尾をふってぴょんぴょん飛びついてきて
ハッハ言いながらどこまでもつい ....
静けさが残り
(何故か見上げれば
見下ろしている)
さまよいながら求めるもの

宇宙を識るのとおなじくらい 「
人間を知るのはむずかしい 」

(意味に手をあわせ
ただ) ....
登校中の女の子と男の子が
道路を横切ろうとしている
飛び出しに供えて ブレーキに足をかける
春の陽射しの中 防寒着の子達は
車道の前に立ち止まり
急に 女の子がしゃがみこんだ

その手に ....
壮佑さんの自由詩おすすめリスト(4542)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
その理由- 朧月自由詩812-3-20
スカイブルー・スカイ- umineko自由詩20*12-3-20
想春賦- 梅昆布茶自由詩1112-3-20
崖の境界線- 藤鈴呼自由詩2+*12-3-20
ジャ〜ん- RT自由詩312-3-20
光の点描- nonya自由詩19*12-3-20
てがみ- 石田とわ自由詩8*12-3-20
屋根- 小川 葉自由詩112-3-20
詩っ!- nonya自由詩22*12-3-19
望遠- つむ自由詩6*12-3-19
ユートピア- 塔野夏子自由詩4*12-3-19
望むひと- 恋月 ぴ ...自由詩2812-3-19
春の、匂い- かんな自由詩9+*12-3-19
星のこども- そらの珊 ...自由詩8*12-3-19
ぼやけた体で歩いていく- 番田 自由詩4+12-3-19
恋心を取り戻せ- ジュリエ ...自由詩712-3-19
少年- はるな自由詩412-3-19
岩石のような人- beebee自由詩27*12-3-18
ニジンスキー日和- salco自由詩9*12-3-18
イチゴ狩り- ただのみ ...自由詩9*12-3-18
苔地蔵- 灰泥軽茶自由詩5*12-3-18
長いすべりだい- そらの珊 ...自由詩11*12-3-18
言葉のゆげ_- 服部 剛自由詩512-3-17
冷蔵庫- まーつん自由詩5*12-3-17
きんぽうげ- そらの珊 ...自由詩10*12-3-17
age24- たもつ自由詩612-3-17
ホットケーキ- 佐伯黒子自由詩6+12-3-17
ちろ- ふるる自由詩10*12-3-17
理(ことわり)- アラガイ ...自由詩10*12-3-17
春の熱- 砂木自由詩17*12-3-17

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