すべてのおすすめ
壊れ 乞われて 雨水 休む
歩道に映る目 とんじぇだなあ

傘さし濡れずに 草 飛ぶ蛙
追ってたたずむ とんじぇだなあ

黒雲 ちぎる手 強い風 往く
片手 ぶらぶら とんじぇだなあ
 ....
大人びていく幸福に
ついていけないもどかしさを
毛布のやわさでまやかしながら
わたしは夏を食いつぶしている

開け放した窓からは
額を撫ぜる弱風と
時点に留まる笑い声

途切れること ....
しろく しかくい たてものの中から かわいた無数の命の声がするのを
しずめるかのような噴水

しろさ きわだつ 広島平和記念資料館を想いながら
床についてみた夢は
しろい塩で できた ....
県民歴3年

まだ「知心剣」を使いこなせない

大分川沿いを毎日 散歩していた 普通の大きな川
私にとっては新天地の特別な川

川沿いの舞鶴高校生がカヌーの練習をしていた土曜の午前
先 ....
策士策に溺れて藁を掴んでいる 君の前で溺れるから人工呼吸してください ヒューヒューヒュー
ドーンと叫んで両手を高くあげ
おもいっきり地面を蹴ると
おじさんの体は
そのまま夜空へあがってゆく
おじさんの花火だった

おじさんは夜しか現れない
ビョーキかもし ....
日曜日
公園端にひまわりが伸びていた
二輪はふてぶてしい黄色
子ども達のはしゃぎ声を
したり顔で見下ろしている
あと四、五本のはまだ早緑
背丈は一人前なのにねー

大きな葉っぱを着て
 ....
 
しゃりしゃり しゃりしゃり かき氷

アベックぺたぺた かき氷

夏やねぇ あつっ!



 



 
その鳥には名前が無い 永く忘れていたのかも知れない

その馬には乗り手がいない あまりに荒々しいから

その石には角が無い ずっと転がってきたから

僕は銀河の鳥の名前を知りたかった
 ....
腕がある
脚がある
カラダがあって
心臓はこの辺だろうか
洗濯物を干しながら
幸福感に包まれる

よれてしまった襟だとか
落ちきれてない染みだとか
ゴムの伸びたパンツだとか
新品で ....
古池にサメを放つ ムスクの香りに頼りすぎている男でした 釣りなどはじめてみた
君の影響かしら
と思ってみるけれど
釣り好きの君の傍らにいて二年間
そういえば竿のひとつも持たなかった
たまたま起きた早朝の四時に
君がいつものように釣りに出 ....
しょーこ姉さんとショッピングモールへ行く
彼女の誕生日プレゼントを買いにそいでもってお昼にパスタでも食べようかって

姉さんといっても年下だが今年はダイエットするんだそうな
ジョギング ウオー ....
薄くあかるいほうにながれていった。手にぶよぶよした抜け殻だけのこった。
離岸失敗のゴムボート。季節は確実にいちねんのなかで正確な四回転を刻んでいく。なにを実証できたわけでもないけど。
 ....
足をつけ
渡ってみたら
浅いせせらぎだった
キラキラ
光を浮かべてた


攀じ登ってみたら
低い壁だった
何一つ遮ることなどできないような


飛び越えてみたら
小さな亀裂に ....
おにいちゃんの夢を
巻きとった滑車が落ちて
あたりは一面トルエンの泉になりました

うつくしい場所です

眠っていると
肩にとまったツイバエに憑りついて
3秒前のことはぜんぶ忘た

 ....
切れ切れのあらすじ
離れ離れのせりふ
緑と青と白とその隙間にある
無数の明るい色と寒い色

大脳皮質の砂浜で拾い集めたら
海馬のカレイドスコープに仕込んで
いとおしむように回す

 ....
ひとが見ていないところで優しい 部屋片付けろオバケが出た ――おや
結婚飛行に乗り遅れたのかい
風に煽られ一人きりで
なんとかしがみついたものの
車のフロントガラスじゃ洒落にもならないよ
こんな剣呑な崖を登り切ってみたところで
そこには余計強 ....
病院の待合いの長椅子で
おじいさんがあくび
おばあさんがあくび
その隣のおにいさんもあくび
くたびれた私もあくび
うっかりもらっちゃったけど
あくびの正体は知りません
からくりがあっても ....
海原は果てを知らない だって地球を何周したって終わりが無いんだもの

地球は平面でその果てに大瀑布があるって そっちのほうがよっぽどスペクタクルで面白いが

空は蒼くその果ては悠久に続いている ....
にじりよる夜
酔っ払いが揺れる
優先席だけぽっかり空いた
日本人の優しさがあって

にじりよる夜
わたしの寂しさにつけこんで
漬け込んで臭いものには蓋をしよう
広がりそう ....
人魚になりそこなった君へ

あれから3度目の夏がやって来たけど
僕らは未だ海に還ることができずにいる

君のお気に入りの水着も
タンスの奥に仕舞い込まれたまま
一度も日の目を見ることもな ....
ゾンビに敬語使っているのか みかん箱に入っていたい気分なんだ今夜は とほうもない





とほうもない時が流れ
あの時の笑い
あの時の悲しみ
全てが流れ
としてまた
とほうもない時を迎える

世界の始まりを人々は渇望する
 ....
      

           いかれた月を舐めたい 
           ひりひりする 
           ひかりで
           けがれた 
            ....
壮佑さんの自由詩おすすめリスト(4533)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
とんじぇ雨- 砂木自由詩10*13-8-5
空のある雲の意味- 茜井こと ...自由詩5*13-8-5
- るるりら自由詩26*13-8-5
大分川- 朝焼彩茜 ...自由詩6*13-8-5
策士策に溺れて藁を掴んでいる- 北大路京 ...自由詩313-8-5
君の前で溺れるから人工呼吸してください- 北大路京 ...自由詩613-8-5
おじさんの花火- yo-yo自由詩9*13-8-5
でっかい- salco自由詩11*13-8-4
かき氷- 殿上 童自由詩10*13-8-4
銀河の鳥- 梅昆布茶自由詩1013-8-4
【ベランダに吹く風】詩人サークル「群青」七月のお題「風」から- そらの珊 ...自由詩18*13-8-4
古池にサメを放つ- 北大路京 ...自由詩513-8-4
ムスクの香りに頼りすぎている男でした- 北大路京 ...自由詩313-8-4
しあわせを釣る- かんな自由詩7*13-8-4
ショッピングモールへ行く- 梅昆布茶自由詩513-8-4
スピン- ねことら自由詩413-8-4
思い切って- Lucy自由詩18*13-8-3
シネマ- 平井容子自由詩513-8-3
夏休み- nonya自由詩21*13-8-3
ひとが見ていないところで優しい- 北大路京 ...自由詩613-8-3
部屋片付けろオバケが出た- 北大路京 ...自由詩313-8-3
羽蟻- ただのみ ...自由詩13*13-8-2
うつるんです。- そらの珊 ...自由詩16*13-8-2
茫洋- 梅昆布茶自由詩1113-8-2
にじりよる- かの自由詩9*13-8-2
人魚になりそこなった君へ- 未有花自由詩21*13-8-2
ゾンビに敬語使っているのか- 北大路京 ...自由詩313-8-2
みかん箱に入っていたい気分なんだ今夜は- 北大路京 ...自由詩413-8-2
とほうもない- 田園自由詩5*13-8-2
泥のように透明なぬくもりさえも月は舐めたいという- マーブル自由詩513-8-2

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