すべてのおすすめ
さよなら切り取って積み上げている 星降る夜に
ノクターンを
あなたと並んで
聴いている

深い漆黒の風
灯りは湖の漣だけの
ショパンが
似合いすぎる時間

千回目のメールの後に
やっと会えた二人
だから ....
小学生ぐらいの女の子が下校中一人で

自分に課したルールで遊んでいるのか

罰ゲームか何かなのか

後ろ向きで住宅街をゆっくり歩いている

月面遊泳のようなスローモーションで

ラ ....
本を破り捨てたことなんて初めてだった
そんな自分に驚いた
それほどまでにわたしは疲れていたのだ
それほどまでにわたしは一生懸命だったのだ

一歳四ヶ月の息子はまだ歩かない
育児本なんてクソ ....
うなぎはぐねぐね
おやじもぐねぐね

むすめはげんきだよ
わすれてるんだろ

いつのまにかいないことが
あたりまえになったけど
おやこだよ

わすれるな
わすれてくれるな
ぐね ....
    

     焦げつくほどの灼熱の道
     このまま歩いて行けるだろうか
     じりじりと焼かれ続け
     息絶えてしまうのではなかろうか
     あぁ、それでも
 ....
健全な三途の川を選んでいる 月のみえない夜空をみあげた
シャイな星が雲の隙間かくれんぼ
水面を蹴った水飛沫の粒のようにキラリと
脚に絡みつく風が冷たかった
心地良いからカーディガンを腕まくり
玄関の階段座り白 ....
死体って本当に動かないんだ
父さんの死体は 父さんと言っても動かず
とても不思議だった

死体だけども 父さんと変わらずに呼び
唇を水に浸した綿で拭いたり
保冷剤を取り替えるのを 成る程と ....
LDだの、ADHDだの、自閉症スペクトラムだの
九歳になったお前に 世間は余計な名前を被せたがる
だけど お前に授けた唯ひとつの名前、
それはマリだ
英語ではMarie
表記上 e が入る
 ....
プロペラから
風が生まれる
その中心を
つかんで
風を止められるかどうか
幼いきょうだいが
度胸だめしをしている

扇風機の首振りボタンで
風を分けあって
涼と熱を共有していた
 ....
あなたの心が雨ならば
花柄傘を差せばいい
花柄傘が無いならば
お部屋で写真の花をみる
お部屋に写真が無いならば
お部屋で鏡をみればいい
あなたのお顔が映ったら
お口の両端あげてみて
ほ ....
忘れてしまった時がゆっくりと蘇る

もう鋭い片鱗も無い 優しく語り合ってゆく

巡り会うそして 慰めあって生きようとする者たち

そう僕たちは回遊魚なんだ 自由を酸素として 常に泳ぎ続け ....
夜がしのびこんできた、体内に、夢の続きがみたくてごみ箱をあさった、夢のなかで、あんたの首筋から鎖骨にかけてのへこみに野花を飾って、希望とかなんとかについて語るわたしたちの唇に寂しい思いをさせないように .... ケーキを喰え 俺が作ってやる 祖父のお葬式で、母が私に涙を見せまいと向こうを振り返った時

本当に零れ落ちそうでした、それは

私は、あの時、大人になったと思います

自分の中の子供は全員死にました

祖母のお葬式 ....
星からおちた小さな人が 走る
走れることが ただ 嬉しくて
他の子たちが小さな人を 追いかける
笑いながら走っているから 追いかけたくて

星だったころだって 走っていた
回れ ....
どんっ ど ど どん ぱっ ぱら ぱらぱらっ
どんっ ぱらぱら


時計の針は 七時半

「そろそろ、はじまるころだものね」

どぉん どど どっ ばばばっ ど ....
なんだかね 熱いわ、すごく。

なんだかね ふわっと、するの。

体のこのへんが ふわっと、するの。


じりじりなるような アスファルト かげろうも泣くような アスファルト
 ....
 ほら、たべものがよかったのかなわたし、おいしくできてるからわたし、ほら、軟骨はつやつやとしてみずみずしく、膝はつやつやとして夜に半月映るし、ほら、かわいい服とかかわいい靴とか、化粧品たち、小物たち、 .... 35000フィートの
高さで
時速580マイルの
速さで
華氏ー45度の
冷たさで
まっすぐ伸びていく
今日の航跡を

昨日の
何処かから転がり出て
一昨日の
坂道に置き去 ....
ゆらめいている
薔薇沿線のかたわらで
白い女の子たちの
折り目正しい
プリーツの

祈りの姿勢はいつも
夏うまれの呼吸をついばんで
ひまわりの瞳の高さまで
つん と
背のびする
 ....
こどもが
しょくばにやってきた

こんにちはといって
やってきた

このくつのひといますかと
しょくばのひとにきいた

おこさんきてるよと
しょくばのひとがいった

 ....
      
    光と影が交差した
    あの日、
    蝉が死んだ               
    
    探し求めた、あの日から
    どこへ行ったのか
  ....
君と棲んだアパートを壊す重機の名前がわからない 愛は心臓ではありません
ひと刺しくらいで死にません
悶え苦しみ血を流し
こと切れるまで幾日も
血が乾くまでに幾月も
断末魔のその姿
もとに戻るには幾年も


愛は蛙じゃありません
 ....
蜂蜜色した時間を歩く
裸足で歩いた夏の日は
今は慣れないヒールの下で
遠く揺らぐ陽炎と同じ
30℃をなんとも思わなくなって
私は私をなんとも思わなくなった
泣いて震えて地団 ....
僕はロボット 1953年生まれだ ガラクタを適当につなぎ合わせてできている
だが僕の父は天才科学者ではなかったので かなり杜撰な構造だがなんとか生きているさ

僕が生まれたのは三丁目の夕 ....
風が吹けば
裏返り 寝返る
白と黒 
どちらも表で
どちらも裏で

裏の中に表が潜み
はっきりさせないことが
生きる術
だというけれど
白 黒 × ○
二者択一を迫られる
意思 ....
【ロゼット風】


 両手両足は よく動く パペットマペットをつけたみたいに
 たんぽぽの根は 大地に動く
 たんぽぽの種は 空に動く
 いまは 雨で どこにもたどりつけないよう ....
壮佑さんの自由詩おすすめリスト(4550)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
さよなら切り取って積み上げている- 北大路京 ...自由詩313-7-23
星ノソネット- 乱太郎自由詩1913-7-22
うしろ歩き- 灰泥軽茶自由詩1013-7-22
育児本- 小原あき自由詩12*13-7-22
うなぎおやじ- 朧月自由詩313-7-22
夏おんな- 石田とわ自由詩17*13-7-22
健全な三途の川を選んでいる- 北大路京 ...自由詩613-7-21
翅虫- マーブル自由詩313-7-21
わたす- 砂木自由詩18*13-7-21
マリはマリなのだから- 夏美かを ...自由詩40*13-7-21
【凪】詩人サークル「群青」七月のお題「風」から- そらの珊 ...自由詩2013-7-21
なみだの日には- もっぷ自由詩613-7-21
赤い靴- 梅昆布茶自由詩713-7-21
空白になったら曲がれ- ざらざら ...自由詩1013-7-21
ケーキを喰え_俺が作ってやる- 北大路京 ...自由詩213-7-20
なみだそれから- ohtaki自由詩313-7-20
星からおちた小さな人- るるりら自由詩17*13-7-20
はなび_ふる- カンナ自由詩5*13-7-20
げこうじかん_と_なつのみち- カンナ自由詩2*13-7-20
ショッピングモール- 片野晃司自由詩19*13-7-20
飛行機雲- nonya自由詩19*13-7-20
ゆらぎ/夏- 佐東自由詩10*13-7-20
- 小川 葉自由詩1213-7-20
白昼夢- 石田とわ自由詩13*13-7-20
君と棲んだアパートを壊す重機の名前がわからない- 北大路京 ...自由詩1013-7-19
ひとつの愛の死- ただのみ ...自由詩21*13-7-19
夏、暮れる- Mélodie自由詩613-7-19
昭和ロボット伝- 梅昆布茶自由詩1013-7-19
オセロ- イナエ自由詩12*13-7-19
【風】夏風オムニバス- るるりら自由詩14*13-7-19

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