すべてのおすすめ
左手から花が出るはずでした   視界の開けた農道の十字路で
  車同士が衝突する死亡事故が
  今年二件も起きた

屋根の上の仕事師は言う

屋根の上が安全です
棟は細くておっかないって?
歩く足の幅が有れば十分 ....
舟を漕ぐ。
昏い水面。
舳先の灯りに、身をよじるさざ波。

ぐっと櫂を引くと、私とおなじ力で、圧し帰してくる
水の確かな、手応え。

立ちこめるミルクの霧を透かしても
目指す岸辺がどこ ....
          130610



普段着のまま尻端折る
本のページの隅を折る
この次に出会ったときには
もっとイケメンになっているはずだ
 ....
 
ゴリゴリと命を削り生きてみる

飛び散るのは、魂の欠片

それが言葉だろ、詩だろ


 
笛吹きケットルが壊れて
笛吹かずケットルになってしまった
笛を吹かない笛吹きケットルは使い難くて仕様がない
ケットルを買い変えようと思った矢先のこと
突然 笛吹かずケットルが言った

   ....
しょくぶつえんで待ってるねってトモヒロくんにメールしてから、リップクリームをいじくって遊んでた、半透明の、わたしこんなことばかりしてる、ゼリー状の、誰にも真似されたくなくて、真似しちゃったりぼんのむす .... 何にも手につかない昼下がり
いたずらに伸びた髪をくくって
裸の目には世界は曖昧にしか見えない
外から支配する微熱が
指先から内側へ忍び込んで
たまらなく逃げ出したくなるから
足元で丸くなる ....
遺言聴いてないことにしてる 泡が弾けては増えていく

一口泡髭踊らし拭い青い空

目を閉じて喉を鳴らす

苦みが鎖骨のあたりの張りを和らげる

顔が華やぐ

夏が来るよ

でもまだもう少しと

きゅう ....
これ以上なにを見れば
生きていることになるのか
体じゅうに種を植えた
女が泣きながら踊っている
ケチャップ切らしちゃってと
大人の笑顔で彼女は言った

僕の目の前に置かれたのは
ケチャップがのっていない黄色い肥満体だった

まあいいさとスプウンを入れたのだが
腹から出てきたのは ....
月日に月日が掛け算されて
人と人とが割り算されて
登りなのか降りなのか分からない階段を
一段ずつ 時には一段飛びで
川底に延々と流し続けた
枯葉は月から降ってきて
腐ることなくきらきらと石 ....
休日のメガロポリスの朝
天空にぐっとくい込むように
コンクリート製の棘として
何本もの電柱が太陽の眩しさに突き刺さろうかと
悲しく立ち尽くしている
アパートの小さなテレビの天気予報は先月にな ....
閉じられた瞼は
眼球にやさしくかけられたさらし布
或いは
フリンジのついた遮光性の高い暗幕

時折
なにかに呼応して
波打つように
揺れる

ベビーカーのハンドルに止まったちょうち ....
彼の小説には
火事や焚火や花火など火がよく出てくる
彼と銭湯に行った。ここも火に関係あるね
女神にはまだ遠い番台のおばさんが笑っている
そっくりだね。そっくりすぎてウソ臭い
手配書に似るのは ....
     濡れて花 あざやかに
     なびく風 匂い立つ
     雨そそぎ しめやかに

     夏を待つ 水無月の
     その色は 深く濃く 
     ひかりの雨 纏う ....
わけがわからなくなったら
焦らないこと
騒がないこと
何度でもやり直せること

俺は車を走らせ栗東でおりた
毎度のことだが一号線が渋滞していたのでわき道へ出ると
無数の飛び出しぼうれいが ....
顕微鏡で神を覗く二匹見つかった あなたのコーヒーカップの上で湯気が揺らめく
今ある時が過ぎゆくのを平静な気分でじっと見つめてる
何もかもから離れない気持ちを大切にしたい
気づいていなかっただけ
誰もが心を抱えているのを
つ ....
ガイアに斜陽族の住み家が・・・・
        と言うと気障だが
猫背になった半生
    その古ぼけた廊下のかなた
    老化の狼火が見えはじめた
   あたかも妖精の弄火のように
 ....
鍵盤にバネが仕組まれているの
飛んで音を一気に出すの 一回一回一期一会
毎回毎回シンクロニシチィー

明るさの尊さ 誇り
明るさの喜び 素直さ

アルファをもったいぶらず 渡す 与える
 ....
両翼を広げて谷間を覆う様に飛んで行く



渓谷に遊べば

すくい上げたのは 6月の空

まだ 冷たいね

あー
ホウノキの葉
何枚の葉が あの子を支えているのだろ

 ....
何だかいつもより風が強いね
今日は

僕の隣を通り抜ける風が
僕の口からこぼれた言の葉を巻き返し
僕に突き返す
お前の言葉などこんなものだと

僕達の望む未来が
お前の様な風なんかに ....
与えた悲しみが真っ直ぐ還ってきて沈む 言葉の端々にミスチルの歌詞 スー・チーは怒っていた
歯石に覆われ摩耗もした奥歯を3本抜く
その際の全身麻酔が老いた腎臓に負担となる為
昨日から右前肢に入れられた点滴の針が
よほど苛んだのらしかった
レントゲンやら抜歯中 ....
質素な食事は
タマンキとその弟子たちにとって
いつものことだった
タマンキには
スプーン五杯の
ゴッツァン海産のチョウザメの卵と
ブドウの搾り汁を発酵させた飲み物一樽と
小麦を丸めて焼い ....
泣いていた
意味不明のことばで
ただ
泣いていることだけが伝わっていたと思う


ことばがわからなくなったみんな
なにかを言っていた
けれど
どんな有名な詩人も
どんな活躍している ....
摂氏零度付近で繰り返す
憤りと自己批判
つい今しがた晴天だったはずも
霰の降る未熟さ
頭を垂れるつららになれたらと
空を仰いでみた

雪解けの光沢に偽りはないのだが
春の陽射しは強すぎ ....
壮佑さんの自由詩おすすめリスト(4534)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
左手から花が出るはずでした- 北大路京 ...自由詩613-6-10
安全地帯- イナエ自由詩10*13-6-10
舟を漕ぐ- 凍湖(と ...自由詩5*13-6-10
ベイベー、都市化しないで- あおば自由詩7*13-6-10
それが- 殿上 童自由詩21*13-6-9
笛吹きケットル- ただのみ ...自由詩21*13-6-9
17さいの夏の日はやっぱ無味だよねわらい- ざらざら ...自由詩10*13-6-9
からから- Mélodie自由詩813-6-9
遺言聴いてないことにしてる- 北大路京 ...自由詩513-6-9
ビールの泡と目を閉じる- 灰泥軽茶自由詩613-6-8
- はるな自由詩913-6-8
オムライスなんて大っ嫌いだっ- nonya自由詩29*13-6-8
老年- 葉leaf自由詩613-6-8
初夏- りゅうの ...自由詩10*13-6-8
おさらい- そらの珊 ...自由詩26*13-6-8
初夏の話- とつき自由詩3+13-6-8
しめやかに- 石田とわ自由詩19*13-6-8
獺祭- 石川湯里自由詩213-6-7
顕微鏡で神を覗く2匹見つかった- 北大路京 ...自由詩513-6-7
静かにコーヒーを- 黒髪自由詩6*13-6-7
密雲の燐光- 信天翁自由詩413-6-7
明るさの本音の音- 朝焼彩茜 ...自由詩6*13-6-7
ホウノキ(朴木)の花が咲く頃- ぎへいじ自由詩18*13-6-7
夏風- Neutral自由詩4*13-6-7
与えた悲しみが真っ直ぐ還ってきて沈む- 北大路京 ...自由詩413-6-6
言葉の端々にミスチルの歌詞- 北大路京 ...自由詩213-6-6
退院- salco自由詩6*13-6-6
アソコ伝____86章- 花形新次自由詩613-6-6
ことばがわからなくなった詩人のはなし- はなもと ...自由詩613-6-6
反省- 乱太郎自由詩19*13-6-6

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152