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無職でサラリーマン川柳を吐く 未来の自分へ書いた手紙に苦しめられている たとえば海に沈んでゆくあいだ
仰向けに真っ青な空を眺めながら
ゆっくりと溶け合うように
その感情に浸っている
太陽の光を浴びた無色透明の
その澄み切った色をキャンパスに描いてみたくなる
誰 ....
おれの家にはカミサマがいる
毎朝公園を散歩する
おれがよりそって歩くので
怪しげな影は近づかない
近所で揉め事だ
カミサマを守っておれが出ていく番だ
言葉に気合を入れる
四十年近くも会社 ....
     ゆっくりと目覚めた休日の朝
     起きるとテーブルにはもう目玉焼きができていた
     おはようを交わしたまではよかったのだ
          
     目玉焼きの ....


あおい夜のシナプスが
ピアノ線のよう

音もなくしのびこむ
月の影

月は ぼくを
しらない
ぼくも 月を
しらない






風のない夜
オオミズアオ ....
いまさら、あきばではないだろう。そのくらいわかってる。まきばの朝でもない。こそばゆいメルヘンみたいで絶対ありえない。むしろ上野だな。まだまだあまちゃんだし、じぇ!が足りないし、

夏ノ雨にとけたトイレ ....
仄かに月は翳りようよう薄明が始まろう
短縮された歴史はこの一点に凝縮する
ストレンジデイ 僕は 獣になっていた
フロイトに精神分析されている夢をみる
そう僕の中の彼女を苦しめてはいけない
僕 ....
「泣かないで」の声が泣いている 今日は
久しぶりの休みだが家賃の振り込みやら
することたくさん
洗剤もなければ砂糖もない
あの店この店買いものに行かなくちゃ
髪はぼうぼう
お茶パックもそういえば
あっ免許更新に行かなく ....
罌粟は魔性を見開いた
空の喀血の真中から
影だけが祈る 青く
静かな蜥蜴のように

 ミツメルカワタシヲ

陽炎を纏った男がひとり
抱えた鞄は石ころだらけ
左手で心臓を握り潰 ....
あの蘭の背骨 老婆の屈み 顔は幾何学じみていて
あの蘭のようなエッセンスを持たない 好み転じて白か黒か
あいまいな境界線を踏む必要もない 好きか嫌いか 好きになれない
              ....
ドアをノックし過ぎた いつもながら攻めた
利き手も左手も アザだらけに 心の破壊も気の済む魔々に

 平和の白いハトのピントがぼける それでもかすかに清んだ頭上のエナジー

ハイプレッシャー ....
【恋するシーラカンス】


次ニ カラダガ アクノハ イツ?
湿った瞳で 体の中をのぞいても さあ
青天も 深海なのよ

るりいろが ひるがえるパチンコ屋の銀の壁面 巨大魚に想える
あ ....
高層ビルの一角に再現された空中庭園
そこに残ったのはサクラの樹一本
話が違う。
そこの地べたにはかつて公園があった。

今日(いま)
ベンチに腰掛ける老人はもういない。
ラジオ体操をする ....
しばらく秩父高原牧場は 訪れていないが 僕の星の故郷である

若かりし頃同好会の仲間と泊りがけで星見に行ったものだ 標高はさして高くない高原であるが

まわりが暗いこともあって かなりの星が見 ....
「社交辞令ですが」と前置きした )))))ゴキブリが這いまわる
((目がまわり
)夜がまわる
助けてよ
熱がまわり
わたしの部屋の時計が止まる

風がまわる
猫もまわる
壁は空と
屋根に止まり
花の咲き ....
皮膚が青く発光しながら離れていく
わたしたちの本当の名前をよばないでください
あの時もうすでに終わっていた命
夏休みのプールの匂い
それから
冬休みのプラットフォーム
ながいながいコードを ....
風車が鴎を殺す丘の上で
貴方は海月が可哀そうだと泣きました。
オリーブ色の海の上で
ヨットはぷかぷか浮いています。

風車が鴎を殺す丘の上で
今年も百日紅が咲きました。
延々続く赤色が
 ....

ひたすらに赤
ぐわわっと
縦にぶちまけた
線をひくように
ただ飛沫が四方に遠くはねるように
強く強く
身体の中にある赤
アスファルトに
ぶちまけるわけにはいかないから
もう一度 ....
高原に風がそよぎ、象徴の塔の輪郭を撫ぜる時、
私の感覚はあるひらめきと邂逅する。
詩作の種は私の心に蒔かれ、芽を出すのを静かに待つ。
風がその種を遠くに運んでしまわないように見守りながら。
 ....
生まれてから
綺麗って
一度も言われたことは
ないし
むしろブスって
言われたりするけど
それはみんな
あたしに嫉妬しているか
本当に美しいものを
見たことがないだけなの
あるいは ....
一度も私のものだったことがない君を
果てしなく喪いつづけている
その喪失が胸に生む波紋の美しさに
{ルビ彩=あや}なす言葉でうたわずにはいられない
撹拌されて
まじりあう
フラスコの中の
時間が
わらわらと踊っている

次第に
重さを帯びた幸せは
底で沈殿する

浮かびあがる
透明な
うわずみ
物書きならワルキューレとか聴くべきなんだろうな
マザーフッァカー
夏の明け方の街に音楽なんてないんだよ
ただようのは生ゴミとゲロとしょんべんの臭い
街路樹の花になんか救いを求めてもだめさ
俺 ....
富のなかに財布が埋没した真昼、君は百円玉と十円玉をにぎりしめてコカコーラを買う、きっと雨が降るよ、自動販売機の売り切れの赤いランプに蝶々が、もうすぐ雨が降る、一粒目の雨が頬に落ちた、スーパーマーケット ....       暑い暑いと胸元はだけ
      えりあし抜いて横座り
      片手で団扇あおぎつつ
      茗荷の香る素麺すする
      今さら色気もなかろうに
    ....
1.

○月✕日
今日は朝が来なかった
うちで一番早起きの祖父が
起きて来なかったからだ
その日は一日中
「おはようございます」を
誰も口にしなかった



2. ....
腹を割って本音を口にしない
壮佑さんの自由詩おすすめリスト(4524)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
無職でサラリーマン川柳を吐く- 北大路京 ...自由詩713-8-1
未来の自分へ書いた手紙に苦しめられている- 北大路京 ...自由詩713-8-1
此岸より- ねこすけ自由詩213-8-1
おれは番犬だ- 殿岡秀秋自由詩813-8-1
目玉焼きの皿がからになったらキスをする- 石田とわ自由詩14*13-8-1
月影/あおい印象- 佐東自由詩7*13-8-1
Let's- 阿ト理恵自由詩8*13-7-31
薄明- 梅昆布茶自由詩613-7-31
_「泣かないで」の声が泣いている- 北大路京 ...自由詩613-7-31
今日すること- 灰泥軽茶自由詩513-7-30
終わらない夏- ただのみ ...自由詩13*13-7-30
爛漫蘭- 朝焼彩茜 ...自由詩7*13-7-30
ただれ者とルビー- 朝焼彩茜 ...自由詩3*13-7-30
恋するシーラカンス- るるりら自由詩20*13-7-30
跡地- ……とあ ...自由詩9*13-7-30
星の牧場_パート2- 梅昆布茶自由詩413-7-30
「社交辞令ですが」と前置きした- 北大路京 ...自由詩313-7-30
)_))が- アラガイ ...自由詩8*13-7-30
それだけでそこは海だった- モリマサ ...自由詩813-7-30
風車が鴎を殺す丘の上で- 亜樹自由詩313-7-30
レッドインパクト- 秋也自由詩4*13-7-29
高原の風- ヒヤシン ...自由詩7*13-7-29
美容整形- 花形新次自由詩513-7-29
- 塔野夏子自由詩9*13-7-29
うわずみ- そらの珊 ...自由詩16*13-7-29
a_poet- 青園ルカ自由詩213-7-29
ゆらゆらスーパーマーケット- ざらざら ...自由詩1013-7-29
夕涼みには向かない女- 石田とわ自由詩13*13-7-29
early_morning- 佐東自由詩6*13-7-29
腹を割って本音を口にしない- 北大路京 ...自由詩613-7-29

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